2019年3月31日日曜日

シンデレラ願望とソープ嬢 - FREE(S) 「さよならシンデレラ」

 みなとみらいで上岡&新日の面白い"復活"を聴いた後、電車1本で元住吉に移動して観劇、舞台が風俗店だけにお色気演出に期待。

 駅から会場への途中にも満開の桜並木がありました。

3月31日(日) STUDIO FREE-(S)-TYLE
 FREE(S) 「さよならシンデレラ」
ソープランド「シンデレラ」を舞台に新人ソープ嬢の加入が起こす波紋とそれを機に泡嬢それぞれが生き方を考え直してゆくお話、エロ度は期待より低め、楽日だったせいか終演後挨拶での主演女優のポロポロ止めどない涙が印象的。

 元住吉で降りるの初めてかも、ってことでラーメン屋を経由してから帰途へ。

上岡&新日の個性的(だけど一理ある)マーラー2番

 阪神単独首位!たぶん今シーズン最初で最後なので言える時に言っときます。

 Going!の新キャスターに山崎紘菜が!女優として主役も来始めてるのに、今更お天気キャスターをやる意味があるの?(←本人ラグビーフリークらしく、W杯のキャスター狙いらしい。)

 早起きして東京に出て午前練習、久我山の桜は満開一歩手前、ツツジも咲き始めてます。

 午後はみなとみらいで上岡&新日の"復活"、奇天烈な解釈に期待!

3月31日(日) みなとみらいホール
 上岡敏之&新日フィル マーラー Sym2番
2階LFから見ると3階に人無し、Hr7,Tp6,Tb4、ふわっと入る冒頭、最初の低弦の地響きから次までの長い間、など最初から上岡節全開、1番の時と同様グリッサンドが明確、独特なパートの強調もチラホラ、テンポも基本は遅めながらギョッとする程遅かったり、笑っちゃう程速くなったりと色々、第1楽章再現部冒頭が異様な遅さ、弱音部かなり抑えめ、第1楽章後の間は約1分、かなりテンポが速かった第2楽章後Pブロックに合唱、舞台最後方にソリストが入って約2分、終楽章はパウゼ長め、荒野の呼び声はかなりロングトーン、舞台裏はかなり音小さめ、終楽章前半のパーカッションのクレッシェンドは約20秒、Tbソロがかなり弱音なのに見事、Hrトップも安定、Tpはハイトーンは決まってたけど吹きっぷりは今一つ、弦もやや厚み不足、バンダはHr,Tp各4でクライマックスのみ合流、終楽章クライマックスが普通のテンポと驚速テンポが交錯して異形、ラスト1音が鳴り響いた後、上岡は10秒程の黙祷、この曲でこれだけ長い静寂は初めてかも。

 改めて楽譜を確認すると、例えば終楽章クライマックスで上岡は"Sterben werd'ich"が馬鹿みたいに速く"Aufersteh'n"までに減速して普通のテンポになったんですが、確かに"Aufersteh'n"の所には「前の半分の速さで」と書き込みがあり、逆算すると"Sterben werd'ich"の速さは指示通り、それ以外の笑っちゃった部分も大半が楽譜に書かれていて、自分の不明と先入観に恥じ入るばかり。

 中高生の頃、レコードで手軽に聴けるマーラー1番がワルターとバーンスタインだけで、自然な流れを感じるワルターの演奏に比べてテンポ変化などやや恣意的に感じたバーンスタインの演奏が、実はより楽譜に忠実だったことを後になって知ったことを思い出しました。上岡畏るべし。

 このコンビのマーラー、記憶する範囲では1番6番5番と聴いて今回が2番、そして次回は7番とのこと、是非とも全曲やって欲しいです。

 この後、元住吉に移動して観劇、それはまた、次の記事で。

2019年3月30日土曜日

新設オケのショスタコーヴィチ5番+30本超ブラスの壮大アンコール - 泉翔士&オーケストラ・ラポール

 花冷えの土曜、午前テニス、午後は音大合同オケで(会場を間違えて)後半のみ聴き、夜はショスタコ週間の最終日、初めて聴くオケによる5番です。

 医療系大学オケ出身者2015年度入学者による新設オケの旗揚げ公演とのこと。開演前にロビーコンサート、休憩時も舞台上でSax4重奏と盛り沢山。

3月30日(土) 文京シビックホール
 泉翔士&オーケストラ・ラポール ガーシュイン パリのアメリカ人、ドビュッシー 海、ショスタコーヴィチ Sym5番
 最初のガーシュインはHr,Tp,Tb全て6本!ちょっとごちゃごちゃしたサウンド、続くドビュッシーはコンマスからコンミスに、管はほぼ入れ替わってもHr5,Tp5,Tb6、第3楽章は弦にTpを重ねる版、迫力はぼちぼち。2階席左前方(自分の左隣)にバンダ席、アンコールが祝典?と思っていると休憩時にTp,Tb,Hrに加えてSaxまで!一体何?
 後半ショスタコはHr7,Tp6,Tb6、美人コンミスへ、Hrトップはキビシそう、Tpトップ2名はまずまずの吹きっぷりながら最後のハイCはイマイチ、泉氏の遅めテンポの棒の下、何とか皆で頑張ってフィナーレ、そしてアンコール、に向けてまた菅がほぼ入れ替え、しかもまたブラスがゾロゾロと2階席に集まりつつあるのにもうスタート、何とローマの松をアッピアだけじゃなくてジャニコロから!それなら先に始めてもOK!鳥の声は録音、バンダはSax3、Hr6,Tp4,Tb4(推定)、SaxはTpやTbに重ねてた感じ、ともあれ、ラストは舞台上のHr,Tp,Tb各6本と併せブラス総勢30本超で壮大、最高の選曲です。

コバケン&音大フェスティバルオケの幻想

 阪神開幕勝利!やっと矢野監督が実現したんだから、今季は100盗塁以上お願いします。

 曇り、連日の花冷えで10度に届かず。東京に出て午前テニス、捻挫が少し治ってきた左足首をまた捻る(涙)、文京区営コート周りの桜は満開。

 午後は頂き物のチケットでコバケン指揮する首都圏9つの音大による合同オケ、15時開演で時間に余裕あり、早めに川崎入りし新規店を訪問、川崎駅東側の桜はまだ4-5分咲き。

 今日のボケ老人: 会場は芸劇なのにミューザに行き、前半を逃す。
こうなると最早病気レベル(涙)。

 ミューザのエスカレーターを上がってやっと間違いに気付き、ダッシュで芸劇へ、30分では着かないんですね(涙)、川崎-池袋間。

 芸劇に着いたのは15:15頃、2曲目「1812年」のチェロが鳴り始めたあたりでした。仕方なくロビーで待機しつつモニターで鑑賞、ただ映像と音が合ってません!そうする方が難しいと思うのですが…。

3月30日(土) 芸術劇場
 小林研一郎&音楽大学フェスティバルオーケストラ ベルリオーズ 幻想Sym
って訳で1812年の拍手時に入場、バンダはTp12!,Tb8!、場所はたぶん2階席中央通路。後半ベルリオーズはHr5,Tp6!(うちコルネット3),Tb4,Tuba2、美人コンミス率いる弦はさすがにキレよくいい響き、小柄なティンパニ女子が私的MVP、第3楽章草笛は2階席通路左端、前半の弦バスの合いの手ピッツィカートをバルトークっぽくやったのが印象的、第3楽章後に音合わせ、Hrはゲシュトップ部分をほぼミュート、第4楽章のTpが朗々、終楽章の迫力もそれなり。アンコールは例によってラスト30秒、その時の2ndVnの弾きっぷりが最高!

 この後はショスタコ週間最終日、アマオケによる5番、それはまた、次の記事で。

2019年3月26日火曜日

インバル&都響のショスタコーヴィチ5番ふたたび

 曇りのち晴れ、最高16度弱は昨日とほぼ同じながら朝晩冷え込まないせいか随分暖かく感じます。近所の遊歩道の桜も咲き始めました。

 夜はショスタコ週間2日目、インバル&都響で5番です。このコンビのショスタコは11番5番4番10番8番7番と聴いてきたので、で聴く5番は2度目になります。

3月26日(火) 東京文化会館
 エリアフ・インバル&都響 ブラームス 悲劇的序曲、ブロッホ ヘブライ狂詩曲、ショスタコーヴィチ Sym5番
 最初のブラームスは弦がなかなかの切れ味、続くブロッホのソリストはガブリエル・リプキン、最後の盛り上がりでのブラスが迫力、アンコールが無くてホッ。
後半ショスタコはHr5,Tp4,Tb3、譜面台を使わず、唸り声が5階席に余裕で届くインバルは、第1楽章やや速め、第2主題はかなり速め、中盤Tbがいい吹きっぷり、Hrトップはしっかり休んだのに再現部のソロが今一つ、第1-2楽章、第3-4楽章を続けて演奏、第2楽章はテンポを細かく動かし表情たっぷり、Vnソロの終わり際、Vlaの合いの手をffでやってビックリ。第3楽章も各所で溜める表現、Obソロが美音、後半主題回帰の部分がかなり弱音で個性的、低弦が重量感、終楽章は遅く始まってじわじわとしか加速しないスタイル、緩徐部前半で弦を思いっ切り弾かせ、コーダのテンポはやや速め程度、Tpはそこまでやや吹きっぷりに不満ながら、ハイCだけはバッチリ。

 前回の5番の感想を読み返してみると終楽章のテンポ以外はほぼ同じ、第2楽章のビックリ合いの手のことも書いてあって、ボケ老人の記憶力の無さに今更ながらに驚かされます。

 その足で夜行バスに乗りスポット帰省へ。

2019年3月25日月曜日

ウルバンスキ&東響のショスタコーヴィチ4番

 朝軽く冷え込んで連日のマイナス気温、晴れた日中は15度を超えるも日陰はまだ寒い感じ。

 今週はショスタコウィーク、まず今夜はウルバンスキ&東響で4番!

 このコンビのショスタコはかなり前に10番を聴いており、何となく堅実な演奏だった記憶があります。

3月25日(月) サントリーホール
 クシシュトフ・ウルバンスキ&東響 モーツァルト VnC5番、ショスタコーヴィチ Sym4番
 前半モーツァルトのソリストは細身のヴェロニカ・エーベルレ、美音でアンコールにしみじみ系(プロコ?)。後半お目当てショスタコはHr8,Tp4,Tb3,Tuba2、ウルバンスキは細かく指示を出しつつも見通しよく流れのある表現、細かい部分が合わずとも勢いが失われること無し、Fgソロが存在感、ブラスは全パートまずまずの鳴りで全体でもなかなかの迫力、第2楽章最後のチャカポコ部分が妙に弱音だったのが印象的。

2019年3月24日日曜日

懐かしさに涙ちょちょ切れ課題曲 - 中島正考&アンサンブル・市川

 快晴、昨日の低温の余波か今朝は冷え込んでマイナス2.6度、早起きして国立に行き午前は後輩の団体戦の応援、一橋大の構内では桜が盛大に咲いてます。

 15度近くまで上がった午後は、都心をまたぎ市川へ行き吹奏楽、前プロの「ディスコ・キッド」や「高度な技術への指標」が楽しみです。

3月24日(日) 市川市文化会館
 中島正考&アンサンブル・市川 ディスコ・キッド、高度な技術への指標、展覧会の絵など
大体はHr7,Tp7,Tb6,ユーホ5,チューバ4、男女2名ずつのチューバを除いて圧倒的女性上位、全パートしっかりした実力、前半はカラフルな衣装でまず課題曲集、「ディスコ・キッド」と「高度な技術への指標」は懐かしさに涙目。続いて映画音楽のメドレーやP.スパーク「ドラゴンの年」など。後半は黒の衣装に転じて「展覧会の絵」、ビドロのソロはユーホ、シュミイレはピッコロ使用、カタコンブのTbまずまずの吹きっぷり、キエフの大門の迫力はぼちぼち。アンコールは2曲、バッハのしみじみ系およびリードの元気溌剌系。

2019年3月23日土曜日

2度目のマーラー6番は初サントリー - 田部井剛&みなとみらい21交響楽団

 昨日の最低気温が即本日の最高気温か、零時に10度近くあった気温が朝を過ぎてもどんどん降下、お昼は5度前後と昨日より20度減!

 曇り時々雨、早朝東京に出てテニス、コート周りの桜も咲き始めてる中、何と小雨にみぞれが交じってビックリ!短パン半袖だとちと寒い。

 テニス後、ナガノ&ハンブルクフィルマーラー5番の先行発売に敗れ、午後はみなとみらい、じゃなくてサントリーへ、マーラー週間最終日、アマオケで6番です!

 聴いたのは2012年の旗揚げの9番以来、マーラーを軸に大曲路線で楽しませてくれるオケ、6番は2013年にも1度やってるので、今回が2度目となります。

3月23日(土) サントリーホール
 田部井剛&みなとみらい21交響楽団 ヤナーチェク シンフォニエッタ、マーラー Sym6番
 前半ヤナーチェクの本隊はHr4,Tp3,Tb4、バンダはPブロック前列にTp9,バスTp2,ワーグナーチューバ?4、迫力はぼちぼち。後半マーラーはHr8,Tp6,Tb4、楽譜は新版なれど演奏順は第3楽章だったアンダンテ(賛成!)ではVnがいい鳴り、終楽章のハンマーは2回、前回の様な派手な演出は無い代わり、1回目と2回目で違う人が叩く趣向!そこそこ熱い田部井氏の棒の下、最初のハンマーの後のTpが迫力、Hrは全体的に安定、終楽章後半のシンバルの花は5対、アンコールは無し。

2019年3月22日金曜日

ドゥダメル&ロスフィルのマーラー9番

 3日連続春の陽気、昨日を更に上回って夏日に迫る勢い!今年初めてウグイスの鳴き声も。

 学会最終日、昼休みに寄ってみた北千住BOOKOFF後に入ったTSUTAYA、古本販売をやめるらしく在庫古本ALL80%引き!11冊買って6百数十円でニンマリ。

 このところ症状が軽かった花粉症、今日は鼻水多め、かつかなり頭痛がします。

 とは言え今夜はマーラー週間第2弾、ドゥダメル&LAPのマーラー9番!このコンビの6番は2015年の私的ベストコンサートだったので、否が応でも(←いやが上にも?)期待は高まるばかり!

 北千住からサントリーへ向かう際、地下鉄で冷房が入っていてビックリ!「寒いと感じる方は弱冷房車へ」っておい、まだ3月だよ!

3月22日(金) サントリーホール
 グスターヴォ・ドゥダメル&ロサンゼルス・フィルハーモニック マーラー Sym9番
オケはがっつり対向配置、Hr5,Tp3,Tb3、TpとTbが左右逆、譜面台を使わないドゥダメルは標準かやや遅めのテンポ、アク薄めながら時に意外なパートを強調、野太い低弦をベースに2ndVnやVlaがいい鳴り、Tp,Tbはあまり派手に吹かない中、激ウマトップ率いるHrは要所で豪快、第1楽章は激しさより平和的な雰囲気が支配的、第3楽章は最後だけかなりのスピード、終楽章前半は弦にアタックを付けて訴求力たっぷり、前半の頂点後、雰囲気が変わる部分が遅く、かつ表情豊かだったのが印象的、後半の頂点もそれなり、丁寧に弱音をコントロールして清々しくもしみじみと音が消えた後、ドゥダメルの黙祷は概算65秒!と個人的には史上4番目?の長さ、アンコールは無し。

 日記を見直してみると9番終了時の黙祷の長さランキングは、
1位:112秒(米津俊広&高田馬場管)、
2位: 66秒(ジャッド&アジアユース)、
3位: 60秒(アバド&BPO、90年代の大阪公演)
だったので、今回のドゥダメルは3番目でした。概算なので1位以外はほぼ同じでしょうけれど。

2019年3月21日木曜日

プレトニョフ&東フィルのTp豪快ハチャトゥリャン

 春分の日、朝の最低11.5度(ちょっと前の最高気温!)、最高22度は共に今季最高値、東京では開花宣言。

 学会2日目、朝出る時雨、聞いてねーよ、と思いつつ傘持たずにそのままout、本降りにならずひと安心。

 午後自分の発表を終え、何で祝日に仕事せなあかんの?とこっそり会場を脱走し、渋谷へ。

 今週はマーラー週間なれど、その合間にプレトニョフ&東フィルでハチャトゥリャン、メインはTp15本のバンダを要する珍曲3番"交響詩曲"、過去アマとプロで1度ずつ聴いたことがあります。

 オーチャードへ向かう途中、東急本店前では本日ハチャトゥリャン3番でバンダを務める(と思われる)Tp軍団が臨時コンサートをやってます。

3月21日(木・祝) オーチャードホール
 ミハイル・プレトニョフ&東フィル チャイコフスキー スラブ行進曲、VnC、ハチャトゥリャン スパルタクスよりアダージョ、Sym3番
 最初のスラブはHr4,Tp4,Tb3、特に煽らず、至って普通、続くVnCのソリストはまだ若そうなユーチン・ツェン、アンコールにギター曲"アラハンブラ宮殿の思い出"を超絶技巧で。後半まずアダージョはHr4,Tp2,Tb3、クライマックスたった1人でオケを圧倒するTpトップの吹きっぷりがロシアンブラス度80%で本日の白眉、続く詩曲の本隊はHr4,Tp3,Tb3、最後列にバンダTp15本がズラリ(うちピッコロ1本も無し)、そのバンダは勿論、本隊Tp,Tb両トップが頑張り、Clソロが存在感、電子オルガンもよく鳴って、全体なかなかの迫力、アンコールもハチャトゥリャンで"仮面舞踏会"。


 明日は上半期最大期待公演、ドゥダメル&LAPのマーラー9番です!

2019年3月20日水曜日

ユロフスキ&ベルリン放響のマーラー1番花の章付き

 予報通り20度に迫る今季最高のポカポカ陽気、本日から3日間は都心で学会、それと並行して夜は海外オケのマーラー、まず今夜はユロフスキ&ベルリン放響でマーラー1番花の章付き、上野の桜は咲き始めたか。

 ユロフスキを聴くのは一昨年のLPOとの悲愴に続いて2度目、マーラーも地味なんでしょうか。

 前座のPf協がソリスト都合で曲目変更になったとのことですが、個人的に興味が無いため無問題。

3月20日(水) 東京文化会館
 ウラディーミル・ユロフスキ&ベルリン放響 モーツァルト フィガロの結婚、PC21番、マーラー Sym1番
 オケはがっつり対向配置、最初のフィガロは今一つキレ無く大丈夫か?という感じ、続くPCのソリストはレイフ・オヴェ・アンスネス、アンコールにショパンのしみじみ系。後半マーラーはHr7,Tp4,Tb3の基本本数、ユロフスキは遅めテンポで丁寧な音作り、Hrが全員精妙な弱音、茶色の楽器を持つ女性Obトップが独特の存在感、振幅大きな花の章と第2楽章を続けて演奏、第3楽章弦バスソロは意図的に朴訥、前半は線細く感じた弦もソリッドな音色、ブラス抑えめだったこともあってffでも埋もれずクリヤー、ポルタメントも効果的、楽譜通りHrが起立したクライマックスもかなり遅めで、ラストのみテンポアップ。アンコールはG線上のアリア、マーラー編。

 個人的注目終楽章早業ファンファーレ部分は2人とも一人でこなしてました。

 さすがにマーラーとなると予想よりケレン味はありました。あと4階Lからは見えなかったんですが、クライマックスは補助Tbがいたらしい。

 帰り道、学会準備の仕上げをするべく職場へ向かう際、お月さんが2重に暈をかぶり、しかも内側の虹は色が2-3色見てとれる、という珍しい光景に遭遇。

2019年3月17日日曜日

喪失の耐えられない痛み - 藤目怜子 「神様のいない世界へ」

 杉並で上手なアマオケを楽しんだ後、池袋に移動して観劇、例によって頂きもの。

3月17日(日) ギャラリーK
 神様のいない世界へ 藤目怜子
愛する人の喪失を起点として少し変わった人間関係を時系列を移動しつつ描く約75分、事前にパンフで予習しないと人間関係はおろか性別すら分かりにくく(キャストは全員女性なので)、また場面場面で起こった出来事は分かっても、その背後にある意味が自分には不明、とは言え若い役者さんたちの息吹を間近で感じました。

 会場で案内して下さった方がcuteでした。

鮮やか弦とカッコいいブラスのコダーイとシベリウス5番 - 三河正典&ユーゲント・フィルハーモニカー

 晴れのち曇り、朝マイナス1度弱とやや低め、最低気温の平年値が最早プラスゆえ、マイナスになる日もぐっと減ってます。

 元より練習予定無く、午前は職場で学会準備、頑張ったご褒美に昼東京に出てアマオケでシベリウス。

 今日のボケ老人:
アマオケを聴きにトリフォニーへ、と思ったら勘違い!実際の会場は杉並公会堂、都心挟んで反対側(涙)。

 だってこのオケ、5年前のマーラー9番から昨年のシェエラザードまで毎年(たぶん)聴いてますが、これまではトリフォニーだったのに…。


 ってことで前半を聴き逃しましたが、お目当てシベ5が後半で一安心、というか、会場に着いたのが開演後30分以上後なのに、コダーイに間に合って嬉しい驚き!

3月17日(日) 杉並公会堂
 三河正典&ユーゲント・フィルハーモニカー コダーイ "孔雀"による変奏曲、シベリウス Sym5番
最初にニールセン3番は拍手から参加、続くコダーイはHr4,Tp3,Tb3、Tpトップを筆頭にブラスがかっこいい吹きっぷり、冒頭ティンパニのロールが精妙、全体でも迫力満点、後半シベリウスはHr5,Tp4,Tb3、ブラスの迫力はまずまず、アンコールはパーカッションが出てきたのでカレリア!と思いきやホルベア!で弦が鮮やか、勿論もう1曲、これがビックリ"モルダウ"、Tpのしゃくり上げなど迫力満点。

 この後、池袋に移動して観劇。

2019年3月16日土曜日

ノーパン朗読 - 浅草艶絵巻

 曇り時々晴れ、気温もほぼ平年、学会準備状況思わしくなく、練習をサボって職場へ、構内の早咲きの桜が咲き始め、白いモクレンはしっかり咲いててます。

 計算が首尾よく進んだため、ご褒美に東京に出てお色気舞台に参戦、基本的に15-20分程度の寸劇+踊りという構成の4ステージ。

3月16日(土) 浅草リトルシアター
 浅草艶絵巻
最初の「春の宴」はレジェンドっぽいトウの立った踊りのみ、続く「風立ちぬ」はあの名作をノーパンで朗読!(その趣向が分かるのは前列の人のみ?)&踊り、続く「女学生ベッド」は朗読(バタイユ!)オナニーで踊り無し、最後の「ホテル日本閣殺人事件」実話を基にした劇&踊り、個人的には「女学生ベッド」がベスト。

 堀辰雄「風立ちぬ」があんなに静かなお話だとは知りませんでした。

2019年3月10日日曜日

重厚サウンドのブルックナー8番 - 和田一樹&豊島区管弦楽団

 連日のポカポカ陽気、午前練習の後、HMV池袋でインストアイベントを経由して芸劇で聴いたのはよく聴くアマオケによるブルックナー8番。

 招待ハガキで当日座席指定券と引き換え、苦手な1階席前方になってしまいました(涙)。

3月10日(日) 芸術劇場
 和田一樹&豊島区管弦楽団 バッハ 幻想曲とフーガ、マニャール 葬送の歌、ブルックナー Sym8番
 弦はVlaと2ndVnを入れ替えた対向配置、1階前方席のためブラスは見えず、代わりにチェロ第2列に美女発見、最初のバッハはエルガー編で最後は壮大な音場、続くマニャールは済みません、人事不省に。3階はガラガラだったので後半は誰もいない3階最後列へ、ブルックナーはHr9(うちワーグナーチューバ持ち替え4),Tp4,Tb3、オケはどのパートも安定、上手なコンマス率いる弦もなかなかの響き、第3楽章意識を失いかけたのですが、頂点でのTpの吹きっぷりで覚醒、終楽章はやや速めのテンポで分厚いサウンド、要所でティンパニがキレ良い打ち込み、アンコールは無し。

 打楽器奏者の知人によると「ここのティンパニはプロ(某楽団)より上手い(センスがいい)」とのこと、このオケの次回はマーラー7番、楽しみです。

大阪発アクロバット集団? - NEO BREAK

 晴れのち曇り、ながら最高17度弱と昨日を上回る暖かさ、早起きして東京に出て午前みっちり練習、午後はアマオケ、の前に時間があったのでHMV池袋のインストアイベントへ。

 観覧したのは「NEO BREAK」なる顔もスタイルもかなり微妙なルックスの6名、その辺が大阪発っぽいかも、場所柄余り発揮できなかったみたいですが、アクロバットが得意とのこと。

2019年3月9日土曜日

桜咲き始める頃のマーラー10番全曲 - 齊藤栄一&オーケストラ・イストリア

 最高16度台とポカポカ陽気の休日の午後、池袋でインストイベントに寄った後、三鷹でアマオケでマーラー10番クック版。

 開演前、三鷹駅近くで地下の怪しい(けれど美味しい)鶏そば店を訪問、その店の近くの大きな桜の木がもう2、3分咲き!

 演奏するは水響を筆頭として一橋大オケのOBOGがいくつか擁する外郭団体のひとつ、今年は現役とも連動し"国立(くにたち)マーラー音楽祭"と称して正月の恒例9番を皮切りに、今回の10番、秋冬に8番、2番と4団体によるシリーズ企画らしい。

3月9日(土) 武蔵野市民文化会館
 齊藤栄一&オーケストラ・イストリア マーラー Sym10番 クック版全曲
 弦はVlaと2ndVnを入れ替えただけの対向配置、Hr5,Tp5,Tb4、演奏は全体にまずまずの安定度、Hrトップがなかなかの美音、女性Tpトップは難所を何とかクリア、終楽章序盤のバスドラが激しい打ち込み、そして終楽章はいつ聴いても泣けます。

 最後の1音が消えた後、指揮者がまだ黙祷してるのに拍手を始める人約1名、周りの冷たい視線(たぶん)にも負けず、指揮者が諦めるまでずっと拍手し続ける鋼のメンタルな方でした(笑)。

 恥ずかしながら、先日CSでガムゾウ編10番をフィーチャーした番組での金子建志の蘊蓄を聞くまで、10番がサロメの動機とトリスタンの"愛の死"動機に満ち満ちているとは知りませんでした。トリスタンなんか、終楽章冒頭の泣かせるFlソロ(個人的にはマーラーの書いた最も美しい旋律)だけでも、3-4回は入ってます!改めて「君のために生き! 君のために死ぬ!」という書き込みが心に沁みます。

持ち歌2曲? - 代々木女子音楽院23

 快晴、マイナス2.7度と冷え込む早朝、東京に出て朝テニス、最高16度台(日較差19度超)でポカポカとなった午後はアマオケでマーラー10番クック版!

 の前に時間があったのでタワレコ池袋のインストアイベントへ、聴いたのは「代々木女子音楽院23」なるそれなりのルックスの4人組、(カラオケ有りの)持ち歌が2曲?なのか、2曲の後は同じ曲をもう1回、本番より私服のリハがGOOD。

2019年3月6日水曜日

2019Masaオープン3月大会 2日目

 「お願い!ランキング」の大好きな企画「私って美人ですよね?」に何とR'sはーちゃんが登場!しかも余裕の美人判定!実はR'sってレベル高かったんだ…。そう言や乃木坂勢もあしゅとみおな(齋藤飛鳥&堀未央奈)でした、返す返すもTOKIO山口不祥事による番組消滅が痛い…。

 曇り、最低6度弱、最高14度強とまずまずの陽気、左足はかるくびっこを引く程度、花粉症の症状ぼちぼち。

 朝職場に寄ってからMasaOP3月大会2日目へ、何と2回戦もDef勝ちした後の3回戦、高校生に0-6,0-6と団子を食べさせられる(涙)、本日のお小遣いは6600円。

 今日貰ったアドバイス:
・ラリー中のショットのクォリティが低い。
・サーブ&ボレーが嫌だったのでもっと増やす様に。

2019年3月5日火曜日

2019Masaオープン3月大会 1日目

 最高15度超のポカポカ陽気にMasaオープン3月大会に参戦、往きの京成線、隣の男性の開いた新聞紙の見出しに「大阪決勝進出!」の文字、?と思ってよく見れば、1月25日の新聞!何故?

 本戦1回戦、相手の第8シードが現れず(涙)、午後には職場復帰。

2019年3月3日日曜日

ひな祭りにマーラーのハシゴ、その2 - 金山隆夫&カラー・フィル、豪快Hrの2番

 雨に降られたひな祭りはアマオケでマーラーのハシゴ、午後にサントリーでワグネルの5番を聴いた後、夜に杉並で聴いたのは2番。

 演ずるは4年前にマーラー9番を聴いて以降、何度か聴いているオケ、マーラーは確か1番も聴いてます。

3月3日(日) 杉並公会堂
 金山隆夫&カラー・フィルハーモニック マーラー Sym2番
オケはがっつり対向配置、Hr6,Tp6,Tb4、電子オルガン使用(すれど殆ど聴こえず)、第1楽章後にゆっくり音合わせしつつPブロックに合唱と独唱が入場、しても3分弱しか稼げず(笑)、合唱は前半座って歌い、"Mit flugern"の前で立つスタイル、5,6番Tpはバンダに加勢、荒野の呼び声のHrハイトーンをTpが補助するのを久々に聴いたかも、全体にHrが豪快で、特に終楽章中盤、バンダが一時合流し10本になってベルアップした個所はプロアマ通じて最強クラスの鳴り、Hrトップもなかなか、Tpトップは優美な音色、第1ティンパニ打ち込み激しめ、バンダHrの終盤合流早く、合唱後の最初の入りを10本で吹いたのには驚き、その後Tpも合流してHr10,Tp8,Tb4になった終幕、Hr以外のブラスはぼちぼち程度の鳴りで最後の音場もそれなり、アンコールは無し。

 深夜、茨城に帰りついても雨上がっておらず、結局終日の雨模様。

ひな祭りにマーラーのハシゴ、その1 - 飯守泰次郎&ワグネル・ソサエティ・オケの5番

 予報と違いいつまでたっても雨上がらず、結局終日の雨模様、朝方と夜に6度台になれど日中は5度前後と逆三角形の気温推移。

 当然テニスは出来ず午前は東京マラソンをTV観戦しつつ休養、午後は東京に出てアマオケのマーラーをハシゴ、まずはサントリーでワグネルの5番。

 実は同じ時間帯にショスタコ専門爆演オケ、ダスビの6番もあって、迷いに迷ったんですが、飯守泰次郎が以前読響と重厚長大系の1番をやった演奏が強く印象に残っており、その再来を期してワグネルを選択、ここ15年でダスビに参戦しなかったのはウルバンスキ&NDRと重なった年に続いて2度目、ちょっと口惜しい。

3月3日(日) サントリーホール
 飯守泰次郎&ワグネル・ソサエティ・オーケストラ ワーグナー トリスタンとイゾルデ、R.シュトラウス "サロメ"より7つのヴェールの踊り、マーラー Sym5番
 弦は2ndVnとVlaを入れ替えただけの対向配置、最初のワーグナーはHr5,Tp3,Tb3、整ったサウンドながら熱量は低め、弦バス前列4名が全員女性!続くR.シュトラウスはTbが4本に、ただこれも熱狂度低め、後半マーラーはHr7-8,Tp5,Tb3、期待に反し飯守にしては濃さも粘りもなく安全運転の感、Tpトップは頼りなく、Hrトップはなかなか、Obトップが存在感、いい響きの弦の中でも2ndVnが出色の鳴りで本日のMVP、最後までブラスの鳴りはぼちぼち程度でフィニッシュ、アンコールは無し。

 やっぱダスビにすればよかったか…、とほぞを噛みつつ荻窪へ、次は2番!