2016年9月20日火曜日

インバル&都響のショスタコーヴィチ8番

 台風接近で終日の雨、の中東京へ出て夜はコンサート、赤坂からサントリーまで歩く間にずぶ濡れ、になっても聴く価値があるインバル&都響のショスタコ8番!

 このコンビによるショスタコはこれまで11番5番4番10番と聴いてますが、硬質で密度の高いサウンドだった印象あり、8番はどうでしょう?

9月20日(火) サントリーホール
 エリアフ・インバル&都響 ショスタコーヴィチ Sym8番
前プロは学会準備で間に合わず、とは言え苦手科目なので悔い無し、ソリストは巨人でした。お目当てショスタコはHr4,Tp3,Tb3(?忘れました、最小編成)、インバルは硬質な響きでキビキビ進行、第1-2楽章を続けて演奏、第3楽章も凄みあり、第1楽章頂点と比べると終楽章の頂点は凄みが薄かったかも、ともあれ、期待通りの筋肉質の響きを満喫。

 国内プロオケで聴いた同曲ではトップの1つでした。

 これから学会のため関西へGO!

2016年6月29日水曜日

ヤングヤマカズ&CBSOのシベリウス2番

 曇り時々雨、最高24度台で夏日に届かず、夜は都心に出てコンサート、京浜東北線がストップ!して焦るも、みなとみらい線に振替し何とか開演までにみなとみらい着。

 聴いたのはヤングヤマカズ&CBSOによるシベリウス2番、山田和樹はCBSOの客演指揮者らしいけど、折角来日するなら音楽監督(or首席指揮者)の演奏を聴きたい、と思ったらCBSOは現在首席がいないとのこと、じゃしょうが無いか…。

6月29日(水) みなとみらいホール
 山田和樹&バーミンガム市響 ウェーバー オベロン序曲、チャイコフスキー VnC、シベリウス Sym2番
最初はウェーバー、Hrが5本もいてトップはソロパートを吹き、合奏時はアシが主に吹くスタイル、続くチャイコのソリストはまだ若い山根一仁、アンコールにバッハのしみじみ系を。後半お目当てシベリウス、ヤングヤマカズは弱音をより小さく、煽る部分はそこそこ煽るスタイル、とは言え熱くたぎる程ではないレベル、第2楽章冒頭のティンパニがドロドロってロールじゃなくてダダダダと1音1音はっきり叩いて独特、最後のブラスのコラールの迫力はぼちぼち、アンコールはエフゲニーオネーギンでラスト1音が派手。

 帰りも京浜東北がまだ乱れていて、桜木町からアキバまで1時間、隣席の男性がバッグレディ?でした。

2016年4月12日火曜日

エッセンス凝縮の処女短編、と地雷を巡る本格魂 - 石持浅海「顔のない敵」

 昨夜スタート「ラヴソング」、先日観たばかりの新山詩織さんが重要な役に起用されていてビックリ!

 快晴、のせいか少し冷え込んで朝-0.4度と3月下旬以来半月振りのマイナス気温、構内ではシモクレンの紫の花が盛大に咲いてます。

 壁打ちしてると先週あたりから耳にするようになったカッコウの声、今朝は家でも聞こえました。

 本日はちょっと前に読んだ本から、実家近くのブックオフの100円棚で石持作品を数冊GETしたのを機に、まとめて読むことに、まずはこの短編集。

顔のない敵 石持浅海
 地雷をテーマとして登場人物が少しずつリンクする短編が6編+ボーナストラックとして処女短編、特にエレベーターが最小のクローズドサークルとなる処女作「暗い箱の中で」が筆者自ら指摘する通り特殊状況下の犯罪、ディスカッション、独特な動機などこれぞ石持浅海!ってエッセンスが凝縮。地雷シリーズもどの作も色々な本格テイストが込められて楽しい中、個人的には「九マイル」的な「トラバサミ」がお気に入り、あとミステリー部分とは無関係ながらスマート地雷"ドリアン"が妙に印象に残りました。

2016年4月10日日曜日

5月並の陽気に松と感動9本Tpアンコール - 金山隆夫&オーケストラ・ディマンシュ

 最高23度台と昨日を上回る陽気、午前中は埼玉の僻地に赴き後輩の応援、不甲斐無い試合にがっくり。

 そこを昼過ぎに抜けて午後はアマオケ、この日は飯守&新響によるマーラー2番、新田&アイノラ響による画期的なシベリウス5番の原典版&現行版ダブル演奏、と聴きたい公演が2つも!

 しかし、招待抽選にもれたため「有料のマーラーより無料のレスピーギ」ってことで上記両方を諦めて別公演に参戦、錦糸町へ。

 道中乗った山手線、新型車両らしく内装や設備が従来とかなり変わっており、意匠や色合いが違うだけで何となく落ち着かず、習慣って恐ろしい、と思うことしばし。

 でトリフォニーで聴いたアマオケは日伊国交150周年事業とのことでイタリアプロ、メインの「ローマの松」がお目当てですが、後半が"松"のみと短めのプロゆえアンコールにも期待です。

4月10日(日) すみだトリフォニー
 金山隆夫&オーケストラ・ディマンシュ チャイコフスキー イタリア奇想曲、メンデルスゾーン Sym4番、レスピーギ ローマの松
 このオケはいつも弦が対向配置で左端に弦バス、その対向の右端に(Hr以外の)ブラスを配するレニングラードフィル式配置、最初のチャイコはHr5,Tp4(うちコルネット2),Tb3、全体に激しさはぼちぼち、冒頭ファンファーレが回帰する部分でのシンバルが控えめで驚き(譜面上はff)、苦手メンデルスゾーンを挟んで後半お目当てレスピーギ、曲の前後に金山氏の解説や口上あり、本隊はHr7,Tp4,Tb3、カタコンブの舞台裏Tpはバンダメンバーが担当、アッピアのバンダはオルガン左脇バルコニーにTp4とバスTp(っぽい楽器、珍しい!)が2本、1回目のファンファーレだけ舞台裏で奏し遠近感演出、鳥の声は録音を使用、本隊ブラスの迫力はそれなりながら、バンダがいい吹きっぷりでなかなかの迫力。アンコールではTp9本!Tuba2と増強して映画「ベン・ハー」から3曲(戦車競走、愛のテーマ?とメインテーマ(序曲))、戦車競走でハイトーン連発した上、序曲ラストでもハイトーンをバッチリ決めたTpに大感動。

 3回以上観た数少ない映画の一つが「ベン・ハー」、その音楽を生で聴けて大満足、聴きたい公演を2つスルーして来た甲斐有りました。

2016年4月9日土曜日

風で桜散る陽気の歌姫 - 瀧川ありささんの歌声

 阪神遂に首位!

 20度超のポカポカ陽気、寝坊しつつも東京に出て練習、コートへ向かう途中の桜並木の下は花弁の絨毯、そして近くの梅林公園は一面の黄色いタンポポ。

 コート上にも桜の花びらが舞う中、昼過ぎまでみっちり練習。

 帰り道にHMV川崎のイベントに寄り道、聴いたのはシンガーソングライター瀧川ありささん、キーボードをバックにギターの弾き語りで3-4曲、バラードっぽい曲が多く、TV番組のエンディングテーマなどじっくり聴いてもらえる機会があれば売れそう。

 本人も可愛かったですが、会場スタッフの女性の可愛さにビックリ!

 更に帰り道、アキバの駅構内で綺麗なお姉さんが無料でRAIZIN(Green Wing)なるエナジードリンクを配っていたので即トライ、味は只のジンジャー味の炭酸、カフェインは一杯入っていそうだけどアミノ酸やビタミン類はかなり含有量少なそう、しかも人口甘味料入り(涙)、ととても栄養補給にはなりそうに無い印象。

2016年4月6日水曜日

第7作は愛の物語 - キャロル・オコンネル「陪審員に死を」

 昨夜のボケ老人:
夜7時半からのスロベニア放響のFMライブを手動録音するべく7時に帰宅、5分でそのことを忘れ、思い出したのは8時過ぎ(涙)。

 久々にきっちり晴れて20度超のポカポカ陽気、桜も昨日辺りから満開、昼休みは研究室の花見ランチ、ほぼ全員花粉症のため、窓越しに桜の見える屋内にて。

 今夜は久々にC.リーグの地上波中継があるのでワクワク。

 本日は先日読了したマロリー・シリーズの第7作、手持ちの中では最新作になります。

陪審員に死を キャロル・オコンネル
 ある事件以降復職せず副業にいそしむ相棒ライカーに業を煮やしたマロリー、タイトルの示す連続殺人の関係者がライカーの近くにいることを利して彼の復帰を迫る流れ、この頃になると後年「愛おしい骨」で見せる「重要なことを小出しにする」手法が濃くなり読んでいてちょっとイライラ、謎解きとしてはまたも微妙ながら、本作の主人公はライカー、そして全ては感動のラスト1行に収束します。

 元よりヒロイック(ヒロイニック?)・ファンタジー的傾向はあれど、ここ数作は更にミステリー色よりキャラクター色が強くなってる印象。

2016年4月3日日曜日

2016 東京オープン

 東京OPの待ち時間を利してアマオケでベルキスとアルプスSymを聴いた後、JR→地下鉄→ゆりかもめと乗り継ぎ、有明テニスの森駅で下車、ユリカモメに乗るのは久し振り、豊洲まで延びてからは初めて。

 有明駅では降りたことがあったけれど有明テニスの森駅は初めて、で降りてみてビックリ!全然テニスの森ちゃうやん!

 一瞬コートがどこか分からなくなりつつも、予定通り午後5時少し前着、試合は次々ラウンド、しかも今やってる試合が目の前でファイナルイン、だったら日没になるから明日でしょ、えっ!ナイターもあるの!

 夜まで掛かると思っておらず、7時20分からのFMの留守録セットしてないし、7時からのフィギュア女子フリーも録画セットはしたけれど(体操の全日本もセットしてあるため)HDの空きが微妙、早く帰りたい!けどこの調子なら試合開始は早くても夜7時(涙)。

 ただ空きコートが出て6時前に試合開始、ただ薄暮&ナイターだと近眼ゆえかボールがよく見えず、特に遠近感喪失、おまけにボケ老人、メガネを家に置忘れ。

 しかも半月前合宿で痛め、先週の練習で再発させた右ふくらはぎ、まだそこそこ痛いのに昨日の練習、振り回し練には耐えたんですが、その後シングルスをやらされ、負けられん、と走ってまた少しぶり返し、という状態。

 という訳でサーブ&ボレーにリターンダッシュ多めと短期決戦、予選2回戦、左利きの学生相手に、そもそも戦術以前のレベルで0-6,0-6串団子、相手は1度も本気でボールを打つことなく3-40分で終了。

 今日貰ったアドバイス:
・サーブ&ボレーは悪くないので1stの確率を高めること。
・バックのスライスでアプローチするパターンをもっと増やすこと。

 午後6時半頃に着の身着のままコートを後にし、8時過ぎには茨城復帰、FMは当然無理として、女子フリーは何とか欠けずに観戦、アメリカ勢、ゴールドとワグナーの点数は若干ご祝儀入った感。

記念の第100回に豪快ハイDのアルプスSym - 橘直貴&東京楽友協会交響楽団

 昨日のフィギュアの世界選手権、水溜まりのあるリンクを初めて見ました。あとフェルナンデスの演技は圧巻。

 本日午後は上半期随一って程楽しみにしていたアマオケ、なのに試合と重なって聴けそうに無し(涙)、ただ朝から雨、中止になればアマオケ行けるのに、と期待しつつも予報は「すぐ上がる」、東京へ向かう道中、地元駅ではツツジに似たシャクナゲが満開。

 しかし有明に着いた11時の時点でもまだしとしと、少なくとも小1時間は開始しそうに無く、自分は元より13時ラウンド、9時ラウンドを12時から始めても自分の番は4時以降、ならば、と諦めていたアマオケへGO!

 開演まで余裕あり、都バスとJRを乗り継いで有明から錦糸町へ、聴いたのはマーラーを筆頭に大曲をやってくれるオケ(前回は5番と10番)、そして第100回定期に選んだのはR.シュトラウスの大曲、また前座がウォルトンにレスピーギ、全プロ大好物、ってコンサートは4、5年に1度かも。

 しかもウォルトンの戴冠式行進曲は小曲では自分の好きな曲No1!これを聴くためにだけでも行きたい位、でもパンフをよく見ると、自分の好きな有名な方("王冠")じゃなくて、よりマイナーな方、ま、それでも好きなことには変わり無し。

4月3日(日) すみだトリフォニー
 橘直貴&東京楽友協会交響楽団 ウォルトン 戴冠式行進曲"宝珠と王杖"、レスピーギ シバの女王ベルキス、R.シュトラウス アルプスSym
 最初のウォルトンはHr4,Tp3,Tb3、オルガンもスタンバイ、ハープも2台(あったっけ?)、要所でのTpトップの吹きっぷりもなかなかに、全体にスケール大きな音場、続くレスピーギはローテしつつTpが4本に増え、バンダはオルガン右脇バルコニーにTp3本、舞台裏のTpソロは本隊の4番Tpが移動して担当、全体にブラスの鳴りもなかなか、特にクライマックス直前の豪快Hrとラス前1音の長ーい伸ばしが最高。
 後半R.シュトラウスは開幕時はHr4,Tp5,Tb4,Tuba2(だったかな?)、その後舞台裏で豪快に吹いたバンダ(Hr10,Tp2,Tb2、推定)からHr5本が途中合流(うち4名ワーグナーチューバ持ち替え)、ウィンドマシーンとサンダーマシーンは左右に1対ずつ(左のサンダーマシーンの操作はチェレスタ奏者!)、Tpは3曲全て違う奏者がトップを担当する層の厚さ!この曲でもアシと分担しつつハイトーンはまずまず、氷河から危険な瞬間に移る前のTbのアクセントが鮮烈、頂上ではティンパニの打ち込みキレよく全体でも迫力たっぷり、そして白眉は頂上のラスト、TpのハイDの突き抜け感はプロアマ含め同曲での最高クラス!下山時もブラス好調、日没後それまで余り存在感無かったオルガンが回想の開始時にやたら大音量だったのが印象的、橘氏の口上の後、アンコールは期待通り大好物ウォルトン"王冠"、では無くて、リャードフの短い舞曲、第1回定期の演奏曲だとか。

 休憩時にwebをチェックすると、試合は13時過ぎに開始した模様、ならば自分は夕方5時ラウンド、ぴったり間に合いそう、ってことで再び有明へ。

2016年3月28日月曜日

第6作でまたも過去の因縁 - キャロル・オコンネル「吊るされた女」

 今頃になって知った衝撃のニュース: クライフ、肺癌で死去!
(危険なスコア)2-0で勝っていたのに…、68歳は早過ぎます、クライフ監督でオランダW杯初優勝!が夢でした…。

 晴れ時々曇り、阪神勝ち越し、最高16度台とややポカポカ。ここ茨城でも桜が咲き始めました。

 学会も終わり一段落したので、明日休みを取ってこれから夜行バスでスポット帰省。

 この帰省で手にしたのはマロリー・シリーズ第7作、で本日はその前に読んだ第6作から、前作と違って2分冊じゃなくてホッ。

吊るされた女 キャロル・オコンネル
 マロリーとも相棒ライカーとも縁の深かった娼婦が猟奇的に吊るされた事件、マロリーは15年も前の類似事件との関連を喝破し並行して捜査を進めます。マロリーのストリートチルドレン時代の謎が少し明かされる点は興味深いですが、犯人探しとしては微妙、とは言えちょっとしたレッドへリング(見事に引っ掛かった!)もあり。

 これで第3作から4作連続して現在の犯罪の根っこが昔の事件にある構成、意図的なワンパターンなのか?

2016年3月27日日曜日

キタエンコ&東響のショスタコーヴィチ5番

 阪神ドラ1のお蔭で片目明く!

 晴れ時々曇り、気温は昨日より少し上がって平年並み、例によって早起きして東京に出て午前みっちり練習、コートに向かう道中、オレンジのひなげしの花がもう咲いてます。

 半月前合宿で痛めた右ふくらはぎを振り回し練で再度痛め、午後はびっこを引きつつ川崎へ。

 ミューザで聴いたのはキタエンコ&東響のショスタコ5番、このコンビのショスタコは7番を聴いてますが、爆演系かと思いきや、端整な演奏でした、5番もそうでしょうか。

 あとこのコンビだと数年前に聴いたラフマニノフ2番が国内オケによる同曲では最も印象に残る佳演だったので、その意味でも楽しみ。

3月27日(日) ミューザ川崎
 ドミトリー・キタエンコ&東響 チャイコフスキー "エフゲニー・オネーギン"ポロネーズ、Vn協、ショスタコーヴィチ Sym5番
 コンミス大谷康子さんは今日がラストとのこと、最初のチャイコはHr5,Tp3,Tb3、通常豪壮華麗にやるこの曲を大人しく演奏、中間部など驚く程静か、続くVn協、ソリスト成田達輝は若者でかなりテクニックがある印象、アンコールが無くてホッ。
 後半ショスタコはHr5,Tp4,Tb3、さっきVnCでHrトップ吹いていたハミルが不在(涙)、第1楽章第1主題は特に劇的にやらず1音づつ丁寧に、第2主題は速めのテンポ、基本ケレン味殆ど無い解釈ながら、中盤の頂点、弦とHrのユニゾンではテンポダウン、その際少し休んでいた割にその後のHrトップのソロは今一つ、第2楽章も諧謔味薄め、第3楽章は精緻なサウンドで祈るが如き、泣かせるOb筆頭に木管ソロも達者、そこそこ激しい頂点の後、チェロが呻く様に歌ってから高弦に主題が移った箇所でVnのアクセントが強烈、終楽章は遅く入ってすぐにアッチェレするスタイル、全体にブラスの鳴りはそこそこ、コーダはロシア指揮者にしては速くてビックリ、TpハイCバッチリ、最後の数小節のみテンポダウンしてプチケレン味。

 基本このコンビは精緻な演奏をしますね。知人によるとN響を振った5番('90年代、先日FMでやっていた)でもコーダは速かったとのこと。