2023年3月31日金曜日

自分探し、ならぬ自分殺し犯人捜し - 秋吉理香子 「放課後に死者は戻る」

 晴れ時々曇り、最高20度台と1週間ぶりに20度超でポカポカ陽気。昨日同様非勤務日ながら年度内に終えたい雑用があり午後職場へ。

 研究所へ向かう道中の歩道は桜吹雪でピンクの絨毯、構内ではシモクレンの紫の花、そして帰り道通った公園ではもうツツジの花が!

 本日は先週末に読んだ本から、秋吉作品まとめ読み第2弾にして第2作、文庫版カバー絵が前作「暗黒女子」とセットになっているのがお洒落。

放課後に死者は戻る 秋吉理香子
 崖から突き落とされた陰キャの少年が気が付くと意識がイケメン男子の身体に入っており、犯人捜しを始める青春ミステリー、成程と感じる伏線のみならず無理を感じる点もありましたが、前作より面白い仕掛けがあって楽しめました。

2023年3月30日木曜日

公開収録は"リバオケ"プロ - 横山奏&読響&荒井里桜

 晴れ時々曇り、最高19度弱とやや高め。非勤務日なれど雑用をしに職場に出てコーヒーを1杯。の後は東京に出て読響の公開収録へ。

 1月に飯守&シティフィルのシベリウスを聴きに行った際、ソリストVn荒井里桜が「美人で音がデカかった」と昔のブラス仲間に伝えたところ「有名だ、そして嫁が彼女のファンだ」とのこと。3月の読響の公開収録で彼女がチャイコンを弾くとの情報を得て、「当たれば彼が喜ぶだろう」と観覧抽選に申し込み見事当選!

 しかし!開演が午後6時と早く、健全な社会人(らしい)件の友人は参戦NG、でもテニス仲間にも荒井里桜のファンがいたので声を掛けると二つ返事で仕事早抜けして合流。

 オペラシティの3階正面でプロオケを聴けるのは久し振り。初めて聴く指揮の横山氏はやや独特の経歴の持ち主。

3月30日(木) オペラシティ
 横山奏&読響 ロッシーニ ウィリアムテル、チャイコフスキー VnC、ビゼー アルルの女、カルメン、エルガー 威風堂々第1番
演目はドラマ「リバーサル・オーケストラ」に因んだもの、最初のロッシーニはHr4,Tp4,Tb3、まずまずのキレと迫力、続いて男子アナと赤いドレスの荒井里桜が登場してトーク、の後のチャイコンは相変わらず凛々しい音、そしてアンコールにこれもドラマがらみでエルガー"愛の挨拶"。後半まずアルルの女はHr5,Tp4,Tb3とブラス多めでサウンドも重厚、続くカルメンではHr4,Tp3にやや縮小、エルガーでHr5,Tp4に戻り、パイプオルガンも加わり壮大な大団円、アンコールはニムロッド、じゃなくてラデツキー行進曲。  

2023年3月29日水曜日

女子高生の毒入りチョコレート - 秋吉理香子 「暗黒女子」

 晴れ時々曇り、最高17度台とここ数日より暖かめ、昼休みは4月から大学に移る同僚と最後の週一テニス、桜舞い散るコートが風情たっぷり。

 本日は先週読んだ本から、「自殺予定日」で初めて接した秋吉作品、初期作の方がずっと本領発揮、との評判ゆえ100円棚を眺めていると初期3作が揃っていたので即購入、まずは映像化もされている第1作。

暗黒女子 秋吉理香子
 女子高の文芸部長の"死"の謎を各部員が小説形式で考察する「毒チョコ」的展開、小説ゆえの虚実が入り交じるため多重解決の妙味は薄め、オチも想定内でぼちぼち。ただ映像化には向いてます。

2023年3月28日火曜日

ベトナム戦争物の古典 - プラトーン <'86 米>

 雨のち曇り、最高13度台とかなり低め、桜がかなり散ったかも。

 本日は先週末に観たGyao駆け込み視聴の13本目、最後の2本は有名だけど未見だった作品をチョイス。まずはこれ。

プラトーン <1986 米>  インテリ新兵の目を通してベトナム戦争の悲惨さを描く「ソルジャーブルー」「ディアハンター」の系譜に連なる戦争映画、O.ストーン監督の実体験に基づく内容とのこと、動的なカメラワークが印象的。ジョニー・デップが出ていて驚き。

2023年3月27日月曜日

今度こそ完結?のシリーズ第4作 - 東川篤哉 「魔法使いと最後の事件」

 曇り時々晴れ、最高15度台とほぼ平年ながら何となく寒々とした感じ。

 東大で研究会があり半年振りの背広、会場内が寒く指先がシビれたので、本郷通り沿いの新店を訪問した昼休みの後、午後のセッションはこっそり暖房をON。

 本日は先週読んだ本から。著者の数あるシリーズものの一つ、前作「さらば愛しき魔法使い」でマリィが姿を消してシリーズ完結!かと思いきやまさかのシリーズ第4作、今度こそ本当に最終作か。

魔法使いと最後の事件 東川篤哉
 これまでと同様倒叙物の短編4つ、トリックにキレを感じるものは無し(敢えて言えば「魔法使いと五本の傘」)、幕切れはどちらかと言うと前作の方がラストに相応しかった気がします。

2023年3月26日日曜日

アクション重視の映画版 - 彼岸島 デラックス <'16>

 連日の雨でテニスはまた中止(涙)、気温は最高13度台と昨日同様低め、コンサートや観劇予定無く、今年に入って初めて東京に出ない休日。

 ってことで暇になりまとめてGyao駆け込み視聴で映画鑑賞数本、まず12本目は10-11本目に続いて深夜ドラマの続編的映画、当然ドラマ版の内容はほぼ覚えてません。

彼岸島 デラックス <2016 日>
 冒頭ナレーションによるドラマ版(第1シーズン?)の要約があってからのスタート、連ドラ版よりアクションとCGに重点がある印象、ただ途中まではドラマで観た内容だった気も(第2シーズン?)、覚えてないけど。で、おい!ここで終わりかよ、って終わり方(笑)。

桜井美南は「なぞの転校生」からこの頃までよく見かけたのに今は何をしてるのでしょうか。

2023年3月25日土曜日

全裸の巨人 - 吉祥寺ダンスリライト vol.3

 雨の土曜日、錦糸町で上岡&新日のブルックナー8番を聴いた後、吉祥寺に移動してコンテ鑑賞、自分のB列が最前列でした。

3月25日(土) 吉祥寺シアター
 吉祥寺ダンスリライト vol.3
約30分×3演目、2演目後に休憩あり。
田村興一郎 「ENDLESS」
 公募ダンサーによる演目、4つのバケツに女3、男1のダンス、その中心に全裸の巨躯男、そこへ女2のダンスも加わる。
tantan 「Q&A」
 女2、例によって会話をバックに着替えながら踊り狂う。
大森瑤子 「おざなりちゃん」
 女6、前半3名怪しい被り物、最初のキレキレのソロが振付担当か。

上岡&新日、お別れのブルックナー8番

 朝からガチ降りで午前中のテニスは中止(涙)、2度寝してから雨の残る昼過ぎ東京に出て午後コンサート、夜コンテ。気温は昨日より10度下がって日中はほぼ9度台。

 午後まず聴いたのは上岡敏之の新日フィルサヨナラ公演、演目はアンケートで決定の由、マーラー7番に投票したのですがブルックナー8番に負けてしまいました。

3月25日(土) すみだトリフォニー
 上岡敏之&新日フィル ブルックナー Sym8番
Hr8(2列目に外人女性、ワーグナーチューバ持ち替え4名),Tp3,Tb4、弦はVn筆頭に気合が入っている印象、ワーグナーチューバトップがいい吹きっぷり、Hrトップは安定、Hrは全体でもなかなかの鳴り、Tpは終楽章ラストはもっと吹いて欲しかったところ。上岡は弱音を強調する音作り、遅めテンポながら約88分と予想の90分超えにはならず。起伏の大きかった第3楽章は要所で長めのパウゼ。終楽章は緩急の切り替えが明確。

 とても喧嘩別れ(?)したとは思えない程オケも熱がこもっていた感じ。このコンビ、マーラーは怪演、ブルックナーは少しだけ個性的、R.シュトラウスは普通、という印象があるので、やはりマーラーを全曲聴きたかったところです。

 この後は吉祥寺に移動してコンテ鑑賞、それはまた次の記事で。

2023年3月24日金曜日

キックボードOLと大人しめの緊縛 - 開座アトリエ公演 「湯守」

 曇りのち雨、気温高く最高22度弱、非勤務日を利して朝から東京へ。

 最寄り駅へ向かう際、目前には何故かキックボードで通勤する制服OLが、しかもそのスピードはこちら自転車とほぼ同じ。ま、近所の不動産屋の駐車場は社屋から500mも離れてるので気持ちはよく分かります。

 電車の中は冷房始めのダクトを通ったかび臭、および除菌に失敗した服が湿気を帯びて発する生乾き臭が混然一体と渦巻いておりオエッ。

 新宿の地下劇場で目の保養をしてから森下へ、時々訪れる舞踏公演です。

3月24日(金) 森下アトリエ
 開座アトリエ公演 「湯守」
女性2、男1の舞踏に加えて緊縛師、そして音楽は弦バスの約1時間20分、エロ度は今一つ。

2023年3月23日木曜日

リアル不二子は今 - 人狼ゲーム インフェルノ <'18>

 本日終了「しょうもない僕らの恋愛論」、中田青渚が絶妙な按配で可愛くてつい完投。「ここは今から倫理です。」「私のシてくれないフェロモン彼氏」の時は全くそう思わなかったのに。

 曇りのち雨、最高20度弱と気温は高め、Gyao駆け込み視聴11本目は前回に続き千葉テレで観ていたドラマの続編としての映画、今回は「人狼ゲーム ロストエデン」の続編です。

人狼ゲーム インフェルノ <2018 日>
 ドラマのダイレクトな続編で、これまでのあらすじも無し、特にヒネリも無く淡々と人狼ゲームが進む1時間35分、と短いのがいいところ。映画ゆえか描写もドラマよりやや過激になっています。

 本作の頃は色々と出ていたのに今は干されてしまった?小倉優香をまたどこかで見たいものです。

2023年3月22日水曜日

映画版は文系vs.理系 - 劇場版「リケ恋」 <'18>

 朝WBC決勝を観始めたら目を離せなくなり、そのまま仕事はサボり決定(笑)。

 前回優勝時(適度に救援に失敗し延長戦にしてイチローにもうワンチャンス)といい今回(微妙に打たれてトラウトに回るようにする)といい、ダルビッシュの演出力はある意味凄い。

 決勝後昼過ぎ職場へ行き、有休休暇届け提出。最高21.6度と昨日を上回る春の陽気に構内の桜は一気に満開へ。

 本日はGyao駆け込み視聴10本目、ちょっと前に千葉テレで観ていた連ドラの映画版、ドラマの内容はすっかり忘れているけど大丈夫か?

劇場版「リケ恋~理系が恋に落ちたので証明してみた。~」 <2018 日>
 理系人間の恋愛を描くラブコメ、ドラマ版を序盤の10分でまとめていて親切な作り、ただ理系ネタはドラマで出尽くしており、新たに文系との対決を盛り込むも余り効果的とは思えず、とは言え1時間半弱と短いのがいい。

2023年3月21日火曜日

WBC準決勝の日に2番オケのマーラー6番 - 佐々木克仁&マーラーウェズンフィルハーモニック東京

 春分の日は晴れのち曇り、最高20度弱と春の陽気、早起きして東京へ、コロナ後初めてノーマスクで茨城から東京まで到達。さすがに都会の電車は各車両に2、3人はノーマスクの人はいますが、田舎のTX車中ノーマスクは自分のみ、ちょっと肩身が狭い。

 午前は芝浦でテニス、プレー中約1名は常にWBCメキシコ戦をスマホでチェック、他の全員は「結果言うなよ!」。

 午後は所沢でアマオケ、マーラー2番をやるために結成したオケとの由で今回が第2回演奏会、第1回は1番を演奏したとのこと、で今回は念願の2番、ではなくて何故か6番(笑)、合唱の必要な2番はコロナの影響で難しいのか、今月2度目のアマオケ6番です。

3月21日(火・祝) 所沢ミューズ
 佐々木克仁&マーラーウェズンフィルハーモニック東京 マーラー Sym6番
Hr8,Tp6,Tb4、弦がなかなかの響き、管はやや不安定、Tp,Hr両トップも不安定、Tbはまずまずの吹きっぷり、アンダンテは第3楽章(賛成!)でカウベルは最大時で6名!ハンマーは2度だった終楽章、終盤のシンバルの花は4組。

 帰宅後は留守録してあったWBC準決勝観戦、想像以上に激アツ、ウチの湯浅もシビレる場面で大変でした。

2023年3月20日月曜日

反転するサイコパス - 道尾秀介 「スケルトン・キー」

 晴れ、朝3度と軽く冷え込み、日中は最高19度弱と春の陽気。

 月末終了のGyaoのラインナップを見ていて単発ドラマに「探偵少女アリサの事件簿」<2017>なる作品を発見、早速視聴すると原作からキャラを借りただけのトンデモ脚本、舞台も溝ノ口じゃなくて絶海の孤島だし、しかも受けたら連ドラに、という魂胆ありありのラスト。単に(当時人気だった)本田望結に色んな演技をさせたかっただけかも。

 本日は週末に読んだ本から、著者の作品で1人称表記は珍しいかも。

スケルトン・キー 道尾秀介
 サイコパスを主人公とした1人称表記のサスペンス、一気に読めましたがヒネリはぼちぼち。

<< 以下ネタバレにつき未読の方は飛ばして下さい! >>
 章題の反転はネタ晴らしまで気付かず(涙)。双子ネタが判明した時点で、最後は片方が生き残り、さてどっちでしょう?とリドルストーリーになると確信、したけれど違った…(笑)。

2023年3月19日日曜日

老舗オケのダブル3番 - 寺岡清高&都民交響楽団のオネゲル&サン=サーンス

 晴れ、朝軽く冷え込んで0.2度、もう余りマイナス気温にならなくなってきました。早起きして東京に出て午前テニス。

 最高15度弱と暖かくなった午後は川崎へに行き、老舗アマオケでオネゲルとサン=サーンスのダブル3番。

3月19日(日) ミューザ川崎
 寺岡清高&都民響 オネゲル Sym3番、サン=サーンス 死の舞踏、Sym3番
最初の死の舞踏はHr4,Tp2,Tb3、Hrトップが上手。続くオネゲルは3管になりTpも3本に、まずまずの音響。後半オルガンもHr4,Tp3,Tb3、弦が分厚く、オルガンがデカい音(特に第1楽章後半)、終楽章Tpのハイトーン1クール目はしっかり(2クール目は下げた?)、ラスト1音はカネケン並に長め、アンコールはオルガンを活用してカヴァレリア・ルスティカーナ間奏曲。

 ネットで楽譜を確認してみたら終楽章Tpの見せ場のディエスイレ音型のハイトーン、1クール目で既に3連符からオクターブ下げて、2クール目も下げたままで記されてます。では過去自分が聴いたことのあるオクターブ上のまま吹き切る、って演奏は違う版なんでしょうか。

2023年3月18日土曜日

Dance in ASIA - 「Dance Lab 2023」

 初台で高関&シティフィルのショスタコ7番を聴いた後、三鷹に移動し、初訪問ラーメン店を経由してコンテ鑑賞。

 アジアのアーティストと交流しながらニブロールが主催してきた企画「Dance in ASIA」を開始10年を境に「Dance Lab」と改名したとのこと。今回は台湾、オーストラリアとの共同製作がメインとのこと。

3月18日(日) SCOOL
Nibroll presents 「Dance Lab 2023」
ソロ、デュオ、群舞?など10分程度の作品から30分近いものまで色々4団体、最初の「The line」なる男性ソロが1番印象的。

高関&シティフィルの熱演ショスタコーヴィチ7番

 えっ!「すイエんサー」も終わるの?「Rの法則」亡き今Eテレはコレしか観てないのに…。

 朝からほぼ終日の雨、気温はほぼずっと6-8度台と低め、午前のテニスは中止、ゆっくり東京に出て午後からコンサート→コンテと昨日と同パターン。

3月18日(土) オペラシティ
 高関健&シティフィル カバレフスキー チェロ協、ショスタコーヴィチ Sym7番
弦は対向配置、前半の若々しいソリスト佐藤晴真はアンコールにしみじみ系、後半お目当てショスタコはHr5+4が左奥、右側のTp,Tbは2階R2列からは見えず(涙)。第1楽章ボレロ楽想、第1クールの弦が驚くほどのppp、終盤で木管が何度かベルアップ(要楽譜チェック)、音型が変わってからのアッチェレかなり激しめ、頂点の迫力もまずまず。Hrは全体で鳴りよく、終楽章クライマックスはTp最後にやや息切れ気味ながらまずまず豪快な音場。

 今回も場内アナウンスの感じからはノーマスク可、とは言えマスクしてない人は10人に1人もおらずビビッて着用、してましたが後半は隣の人が外したので便乗、これでノーマスク鑑賞2度目。

 この後は三鷹に移動してコンテ鑑賞、それはまた次の記事で。

2023年3月17日金曜日

エイリアンのミラーボールって? - 岩渕貞太 身体地図 「ALIEN MIRROR BALLISM」

 錦糸町で大植&新日のブルックナー9番を聴いた後、吉祥寺に移動して観たのはコンテンポラリーダンス。

3月17日(金) 吉祥寺シアター
 岩渕貞太 身体地図 新作ダンス 「ALIEN MIRROR BALLISM」
約1時間15分、男1+1、女4によるダンスは今一つインパクトに欠ける印象でしたが、2人のパーカッション奏者の生音が素敵。

大植&新日、意外と普通なブルックナー9番

 夜行バスは町田着、曇り時々小雨、早朝でも11度あれど日中最高14度強と余り上がらず。

 駅前の電源を取れるマックで昼まで時間を潰し、駅近くのラーメン店を初訪問後、錦糸町へ。

 平日マチネで聴いたのは大植&新日のブルックナー9番、大植だけに怪演に期待。

3月17日(金) すみだトリフォニー
 大植英次&新日フィル 小曽根真 Pf協「SUMIDA」、ワーグナー "ローエングリン"エルザの大聖堂への行進、ブルックナー Sym9番
前半の小曾根真の自作曲は大編成オケにPf、ドラムス、ベースが加わる約30分、そしてアンコールにもたぶん自作曲。後半まずワーグナーはHr4,Tp3,Tb3、やや遅めのテンポでたっぷり歌いつつの盛り上がり、迫力はぼちぼち。続くブルックナーはワーグナーチューバ持ち替えHr奏者4名が加わり、大植はテンポ遅め(約1時間強)ながら思った程では無し、判り辛い指揮で各所乱れありつつもそれなりのサウンド、第2楽章冒頭や第3楽章第2主題など弦が頑張ってる感あり、一方ブラスの吹きっぷりはぼちぼち、終楽章の不協和音の頂点はそれ程激しくなかった代わりパウゼは長め。ラスト1音が消えた後は10秒腕を上げたまま、さらに10秒使って腕を下げてゆき、ってところでまだ緊張を解いてないのに耐え切れず拍手を始める人がいて終了。

 期待に反し変な部分は少なく普通に立派な演奏でした。この後は吉祥寺に移動してコンテ鑑賞へ、それはまた次の記事で。

2023年3月16日木曜日

意外と重厚タッチ - 祈りの幕が下りる時 <'17>

 夜行バスは金沢着、晴れ、最高20度台とかなり高め、小松行きの北陸線での車内アナウンス「車内ではマスク、失礼いたしました、咳エチケットを」と言い直しており(笑)、マスクしなくていいみたい、と外しました。でも俺以外してるけど。

 夕方から雨、小雨の中墓参り、墓場の山手の河津桜は満開です。

 帰りの夜行バス車中で観たのがこれ、Gyao駆け込み視聴の9作目。

祈りの幕が下りる時 <2017 日>
 自身の出自とも絡む不審死に加賀およびレギュラーメンバーが挑みます。原作は凡作の印象があったのに脚色の妙か「砂の器」的な重厚なドラマになってます。烏丸せつこは胸の印象しか無かった(失礼)せいか本人と気付かず、桜田ひより→飯豊まりえ→松嶋菜々子のリレーが豪華、エンドロールはドラマ版「新参者」視聴者向けか。

2023年3月15日水曜日

大野&都響、コロナからの"復活"マーラー2番

 晴れ、最高17.6度弱と春の陽気が復活、非勤務日なれど雑用ありて職場へ、ついでに昼休みは同僚と週一テニス。構内のモクレンは大きな花びらを落とし始め、早咲きの桜は8分咲き。

 午後東京に出て旧友と落ち合い、ラーメン屋を経由して上野へ、コロナ後プロオケでは初めての"復活"です。

3月15日(水) 東京文化会館
 大野和士&都響 マーラー Sym2番
Hr7,Tp6(6番は終楽章に合流),Tb4、大野はアク少なめの表現で程々のメリハリ、第1楽章はより迫力が欲しいところ、楽譜指定の休憩無く始まった第2楽章はチェロ筆頭に情感豊か、この後に合唱と独唱が後方ひな壇に入場、第3楽章のメリハリはそれなり、終楽章になってやっとエンジンが掛かり、前半の迫力はなかなか、バンダのHr4本は前半と終盤の2度合流、Tp3本?はラストに合流し立って吹奏、"zu Gott"でスローダウンしたラストはまずまずの迫力、ただ電子オルガンはほぼ聞こえず。

 「ブラボーなどの掛け声はマスクをして」との場内アナウンス、ってことは無言ならマスクはいいのか!ってことで3年ぶりのノーマスク鑑賞、周りは全員してましたけど(笑)。

 この後はバスタ新宿に行き、夜行バスでスポット帰省。

2023年3月14日火曜日

ミステリー度ダウンのシリーズ第2作 - 東川篤哉 「かがやき荘西荻探偵局2」

 昨夜からの雨は午前中に上がり、午後には晴れ間も、最高気温は13度台と1週間ぶりに15度割れ。

 本日も週末に読んだ本から、著者お得意のユーモアミステリー、いくつかあるシリーズのうちアラサー女性3人組が活躍するシリーズの第2作、「ハッピーアワーは終わらない かがやき荘西荻探偵局」の文庫化による改題です。

かがやき荘西荻探偵局2 東川篤哉
 今回も家賃代わりに挑む謎は長めの短編で4つ、第1作はミステリー的に唸る作品(「洗濯機は深夜に回る」)がありましたが、本作は特に無し(涙)、ちと残念。ユーモア度は増しているのかも。

2023年3月13日月曜日

オリオン座で伊坂マジック - 伊坂幸太郎 「ホワイトラビット」

 曇りのち雨、午前中は昨日までの陽気が残り18度に達するも昼過ぎ雨が降り出してからは降下する一方、夜には久々に強い雨。

 本日は週末に読んだ本から、その前に読んだ「火星に住むつもりかい?」が微妙に物足りなかったため2週連続して伊坂作品を手にした次第。

ホワイトラビット 伊坂幸太郎
 ある立てこもり事件の顛末を軽妙に描くクライムサスペンス、お馴染みキャラ泥棒の黒澤も出てきます。元ネタ「レ・ミゼラブル」に因んでか著者が文中に出しゃばる趣向にややイライラしますが、久々に伊坂マジック炸裂の快作、もう少し演出を工夫すればもっとサプライズが味わえたのに、とも感じますが著者の力点はそこには置かれていない模様。

2023年3月12日日曜日

節目の20回にゲストコンマスのブルックナー4番 - 金山隆夫&カラーフィルハーモニック・オーケストラ

 池袋でマーラー6番を聴いた後は荻窪へ、未訪ラーメン店を経由した後はブルックナー4番、よく聴いているオケですがいつの間にかもう20回、節目にジュリアード出のゲストコンマスを迎えるとのこと。

3月12日(日) 杉並公会堂
 金山隆夫&カラーフィルハーモニック・オーケストラ ブルックナー Sym4番
Hr5,Tp3,Tb3、最初からブラスが重厚な吹きっぷり、ゲストコンマス率いる弦も重心低いサウンド、ティンパニの打ち込みも鋭く、終楽章ラストまで鳴りのいいサウンドを満喫。

6番かぶりの午後、充実サウンドのマーラー6番 - 和田一樹&アマデウス・ソサイエティー管弦楽団

 晴れのち曇り、最高18度台とここ数日程ではないにせよ春の陽気、乳酸菌を変えたお蔭か花粉症の症状は軽め。

 早起きして東京に出て午前テニス、午後からはアマオケのハシゴ、と昨日と同じ行動パターン(笑)、しかも今日はマーラー6番にブルックナー4番と重量級のダブルヘッダー。

 午後はあろうことか同じ時間帯にアマオケのマーラー6番がかぶっており(涙)、無料招待サービスがあった方を迷わずチョイス、ワグネルのOBOG中心のオケ、このオケではずっと昔に5番を、10年程前に2番を聴いてます。

3月12日(日) 芸術劇場
 和田一樹&アマデウス・ソサイエティー管弦楽団 ブリテン 4つの海の間奏曲、モーツァルト VnC4番、マーラー Sym6番
最初のブリテンはHr4,Tp3,Tb3、Tp1名ピッコロ使用、弦はプチ対向配置で弦バスが10本!ただ全体にキレと迫力は今一つ。続くモーツァルトのソリストは長身の崎谷直人、アンコールにバッハ?のしみじみ系。後半マーラーはHr9,Tp7,Tb4、冒頭から重厚な低弦、両端楽章の行進曲風の楽想はテンポ速め、長短2本を使い分けるトップを筆頭にTpがベルアップしていい吹きっぷり、Tbも豪快、Hrも要所で迫力、和田氏はアンダンテの第2楽章はオケとの呼吸が合わず叙情性は薄め、冒頭のティンパニが豪快だった第3楽章スケルツォはテンポの変化激しく怪演、アタッカで入った終楽章はこれでもかというほどの音の波、パーカッション激しく、ブラス吹きまくり、ハンマーは立方の箱を木槌で叩く2回、シンバルの花は2輪、音が消えた後の黙祷は5秒未満、充実のサウンドでした。本日のMIPは小柄な2ndTb。

 この後は荻窪に移動してブルックナー4番へ、それはまた次の記事で。

2023年3月11日土曜日

創立5周年、合同オケのショスタコーヴィチ7番 - 山上紘生&クラースヌイ・フィルハーモニー管弦楽団×目白フィルハーモニー管弦楽団

 都立大でラフマニノフ2番を視覚&聴覚で楽しんだした後、蒲田へ移動、新規ラーメン店を訪問してから聴いたのは共に創立5周年を迎えた2つのオケの合同演奏会、メインは昨夜に続いてショスタコーヴィチ7番!
3月11日(土) アプリコ
 山上紘生&クラースヌイ・フィルハーモニー管弦楽団×目白フィルハーモニー管弦楽団 キース・エマーソン タルカス、ショスタコーヴィチ Sym7番
前半のELPは吉松隆編、Hr6,Tp4,Tb3、Hr後列の女性がMIP、15分位Tpがハイトーンを吹きまくっていて後半持つのか心配。後半ショスタコは本隊+バンダは舞台上、左手脇にHrが2列で5+4、左最後列にTpが1列に3+3、右手最後列にTbが2列で3+3、弦はプチ対向配置、バスクラソロがいい音色、前半吹きまくっていたTp2名は本隊の2nd3rd、体力温存するべく抑えるところは抑えつつも要所はまずまずの吹きっぷり。第2楽章後に再度音合わせ、終楽章最後のTbはなかなか豪快で昨夜よりやや上だったかも。アンコールは無し。

美貌のコンミス率いる俊英オケのラフマニノフ2番 - 村上史昂&スコペルタフィルハーモニー交響楽団

 快晴、最高20度弱と4日連続春の陽気、乳酸菌変更2日目、昨日よりやや症状強めながら一昨日までよりかなりマシ。

 朝東京に出て午前テニス、午後はアマオケのハシゴ。まず聴いたのは初めてのオケ、藝大生中心の団体とのこと。

3月11日(土) めぐろパーシモン
 村上史昂&スコペルタフィルハーモニー交響楽団 チャイコフスキー 幻想序曲「ロミオとジュリエット」、ラフマニノフ Sym2番
最初のチャイコはHr5,Tp2,Tb3、美貌のコンミス率いる音域順に並ぶ弦がさすがの響き、そのせいかオケ全体でも分厚い響き。後半ラフマニノフはHr5,Tp3,Tb3、相変わらず弦が厚くいい響き、管も全パート安定、ブラスもまずまずの鳴りで壮大なクライマックス。アンコールに有名なポルカを風船などの演出付きで、ここでもサウンドはゴージャス。

 この後は蒲田に移動して連日のショスタコ7番へ、それはまた次の記事で。

2023年3月10日金曜日

卒業記念のショスタコーヴィチ7番 - 榊真由&リアン・フィルハーモニック・オーケストラ

 春の陽気に新宿で観劇した後、みなとみらいへ。

 聴いたのは例年この時期に各大学の卒業生で組織されるオケ(3年前はマーラー6番を聴いてます)、今年のメインはショスタコーヴィチ7番です。

3月10日(金) みなとみらいホール
 榊真由&リアン・フィルハーモニック・オーケストラ サン=サーンス "サムソンとデリラ"バッカナール、ガーシュイン パリのアメリカ人、ショスタコーヴィチ Sym7番
最初のサン=サーンスはHr5,Tp4,Tb3、迫力はそこそこ。続くガーシュインも入れ替わりつつ本数同じ、ややごちゃついてリズムにキレ無し。前半のMIPは2ndVn第1列の女神。後半ショスタコは本隊Hr4,Tp5,Tb4、バンダHr4,Tp3,Tb3、Hrは4本ずつ左右に分け、Tp,Tbはそれぞれ左右にズラリ並べる形、全体に迫力はぼちぼち、アンコールはキャンディード、Hr8,Tp8,Tb7で演奏される同曲は壮観。前半の女神が1stVn後方プルトに下がったため、後半のMIPは美人ピッコロ奏者。  

バグパイプの調べにのせた狂気 - 劇団俳小 「マギーの博物館」

 乳酸菌ドーピングに今年から採用のビオフェルミンでは花粉症が治まらず、慌てて去年まで使用していた製品をネット注文し昨日到着、早速接種すると症状はかなり緩和、やはり1錠当たりの菌数が重要か。

 晴れ時々曇り、未明になっても気温は15度あり、日中の最高は23度と3日連続して春の陽気。非勤務日を活用し東京に出て観劇とコンサートのハシゴ。

 まず新宿で観たのはいつもややマイナーな海外作品を採り上げる劇団、今回はカナダ作品とのこと。

3月10日(金) サンモールスタジオ
 劇団俳小 マギーの博物館
ある娘を通して炭鉱労働者の生活を描く休憩15分を挟み計2時間15分、舞台装置が立派でバグパイプが効果的。全体にトーンが暗めで演出なのか脚本なのか劇的な出来事は全てナレーションで済んでしまうため盛り上がりに欠ける印象。

 この後は横浜まで遠征して学生オケのショスタコーヴィチ7番、それはまた次の記事で。

2023年3月9日木曜日

写真と雄大な景観、でも続編ちゃうやん - もっと猟奇的な彼女 <'16>

 晴れ、朝の最低4度弱と高め、午後は今年初めて20度超だった昨日を更に上回り最高22.9度!と5月中旬の陽気、出勤後この春2度目のくしゃみの発作約20発。ビオフェルミン1日10錠に増やしても効果無しか…。

 e-TAXによる確定申告終了、今年の追徴金は5700円、去年はクレジットカード払いにしたけど、今年は手数料無しのコンビニ払いにトライ。

 本日はGyao駆け込み視聴の8本目、大好きな「猟奇的な彼女」の15年振りの続編、そんなのあったんだ!と観始めたところ、画のテイストの違いにデータをチェック、おいおい、監督ちゃうやん。って言うか韓国映画ですらないやん(中華寄りの中韓合作)。

もっと猟奇的な彼女 <2016 中韓>
 前作の彼女とは冒頭で離別、幼い頃の初恋の人と再会して新たな恋が始まるラブコメディ、前半は平凡でしたが後半になりやっとドラマがスタート、そこで登場する藤井美菜が可愛く撮れてます。写真が効果的、そして雄大な自然が印象的。共通キャストの主人公はさすがに老けたけど、(数々の韓ドラで見る)お母さん役が変わらないのが凄い。

2023年3月7日火曜日

近未来の魔女狩り - 伊坂幸太郎 「火星に住むつもりかい?」

 晴れ、朝は1度強と平年並みながら日中は最高18.7度と春の陽気、昼休みは同僚と週一テニス、いつもと違うコートで隣が林だからか、今年最初のウグイスの声。

 本日は先週末読んだ本から、著者お得意のディストピアものです。

火星に住むつもりかい? 伊坂幸太郎
 魔女狩りの如く"平和警察"によって拷問&処刑が行われる近未来の仙台を舞台としたサスペンス、著者作にしては伏線回収の鮮やかさなど軽め、ただラストの盛り上げ方はなかなか。文庫版の巻末解説(ぼくりり)も秀逸。

2023年3月5日日曜日

鼻水つるつるダンスつうつう - UDC22 「つうつう」

 ミューザでアマオケのシェエラザードを楽しんだ後は神楽坂へ、8大学33名のメンバーが集うダンスイベントです。

3月5日(日) 神楽坂セッションハウス
 UDC22 -つうつう-
それぞれの大学によるパフォーマンス(たぶん)に加えて合同のパフォーマンスもあり休憩を挟んで約1時間半、花粉症による鼻水を気にしつつ色々なダンスを楽しみました。

朗々Tpのシェエラザード - 森口真司&FAF管弦楽団

 曇り時々晴れ、のち小雨、最低3度台と高く最高12度弱はほぼ平年、花粉症でくしゃみの発作、止まらなくなったのは数年ぶり。やはりビオフェルミン5錠では菌数が足りないのか…。

 早起きして東京に出て午前は2か所でテニス、最初のコートが久我山と千歳烏山の中間、次のコートが千歳烏山と成城学園の中間で、結局久我山から成城迄約1.5km×4でトータル6㎞歩きました。

 テニスの後は本日もコンサートとダンスのハシゴ、まずは成城から南武線経由で川崎に行きアマオケのシェエラザードへ。

3月5日(日) ミューザ川崎
 森口真司&FAF管弦楽団 チャイコフスキー ロミオとジュリエット、モーツァルト Sym31番、R=コルサコフ シェエラザード
最初のチャイコはHr4,Tp2,Tb3、Tpがいい吹きっぷり、アングレがデカい音、続く苦手モーツァルトは睡眠タイム、目をつぶると弦がいい響き。後半シェエラザードはHr5,Tp3,Tb3(女性2名)、森口氏の重厚な棒の下、女性Tpトップが朗々たる吹きっぷりでぶっちぎりのMVP、Tbソロは何故か3連符をスラー、アンコールは無し。

 この後は神楽坂に行き学生ダンスイベントへ、それはまた次の記事で。

2023年3月4日土曜日

黒と赤 - レンカ&加藤崇之

 みなとみらいで小泉&神奈フィルの噴水と松を聴いた後は阿佐ヶ谷に移動、ラーメン屋や古本屋など街をぶらついた後ライブハウスへ、舞踏とギターのセッションです。

3月4日(土) Yellow Vision
 Duo Session レンカ (dance) & 加藤崇之 (guitar)
電子音を操るギター奏者のアヴァンギャルドなサウンドとのインプロセッション約30分×2、前半は黒ブラショーパン、後半は赤ワンピ、後者が若干エロス度あり、ただニップレス?

小泉&神奈フィルのローマの松、噴水

 晴れ、朝は1度台と余り冷え込まない早朝、東京に出て午前テニス、午後はコンサートと舞踏のハシゴ。

 午後横浜に出て聴いたのは小泉&神奈フィルによる噴水&松、前プロがやや謎、3部作にしてくれればいいのに…。

3月4日(土) みなとみらいホール
 小泉和弘&神奈フィル シューマン Sym1番、レスピーギ ローマの噴水、ローマの松
前半シューマンはHr4(トップ含め女性3名),Tp2,Tb3(トップはアルトTb)、Tp,Tbトップの並びは身長差30㎝超、初めて聴く曲かと思えば聴き覚えのあるフレーズ多数。後半まず噴水はHr5(女性4名!),Tp3(3rd女性),Tb3(2nd女性)、トレヴィの迫力今一つ、続く松では本隊の本数同じながらTpトップが巨躯奏者に交替、降りた奏者はバンダか、と思いきや既にオルガン左にTp2、右にTp2,Tb2がスタンバイ、ならばカタコンブのソロか、そのソロは舞台裏にしては明瞭に聞こえてかつ上手、ただTb,Hrの迫力は今一つ、ジャニコロの鳥は音源か、アッピアは読響メンバーも入るバンダがなかなかの迫力、とはいえクライマックス全体の迫力はぼちぼち、ただラスト1音は長めで朗々。

 隣席おじさんがずっと指で"指揮"しておりそれが視界の隅に入り集中出来ないことこの上無く、(かと言って目を閉じると寝ちゃうので)後半はメガネにティッシュを掛け視界を狭めて事無きを得ました。

 この後は阿佐ヶ谷に移動して舞踏鑑賞、それはまた次の記事で。

2023年3月3日金曜日

シリーズ第4作は初の長編? - 長岡弘樹  「風間教場」

 晴れ、朝マイナス2.4度と冷え込み、日中は最高12度強とほぼ平年。

 本日は先週末に読んだ本から、「教場」「教場2」「教場0」に続くシリーズ第4作は初の長編、短編の名手のイメージのある著者が長編でどんな輝きを見せるのか注目。

風間教場 長岡弘樹
 長編ならではの趣向を期待したんですが一つの期の入学から卒業までを複数の謎をちりばめて描く内容は単に初期2作と同じ、しかも謎のレベルはかなり薄味に。新しいのは初めて風間の視点になっていることのみ。全編を通じた謎はあるにせよそれは連作短編でも同じこと、シリーズに馴染んだ人ゆえの感慨を除けば著者の作品としては水準以下の感。

2023年3月2日木曜日

元妻マギーは懐かしの - リンカーン弁護士 <'11>

 「忍者に結婚は難しい」に瀧本美織がゲスト出演、「Sister」ネタに爆笑、他局なのに。

 朝晩に雨、昼は晴れて連日の最高19度と春の陽気、の昼休みに同僚との週イチテニス。

 本日もGyao駆け込み視聴の映画から、これで7本目、M.コナリーのリンカーン弁護士もの第1作の映画化、原作読んだのは7-8年前でもう内容覚えてません。

リンカーン弁護士 <2011 米>
 車を事務所にする弁護士ハラー、美味しい事件かと思ったら予想外の方向に転がり、自分の身にも危険が、ブレるカメラが独特で、マリサ・トメイが懐かしい。ただ脱がないのならベッドシーンは不要、翌朝のシーンで十分かと。原作とどの程度違うかは忘れてますが、起承転結もしっかり。あとハラーがボッシュの家みたいな所に住んでる。

2023年3月1日水曜日

意外と忠実なリメイク - キャリー <'13>

 晴れ、昨日の高温を受けて朝の最低2度台と高く日中の最高19度と高値更新、遠方よりお客さんありその対応で終日。

 本日はGyao駆け込み視聴6作目、先週と同様リメイク物、オリジナルのデ・パルマ版「キャリー」<'76>はホラー/ショッカーとして以上にいじめをテーマとした青春映画として名作と感じており、ダンスシーンなどいつも泣きそうになります。

 それを超えるのが難しい上、主演がクロエ・グレース・モレッツなので観る前から脱ぎ無し確定、よってテンション低めでの視聴。

キャリー <2013 米>
 スローモーションを含めびっくりする位忠実なリメイク(アレは無いけど)、デ・パルマへのオマージュでやってるんならOKですが、強いられたのなら監督可哀想。クロエ・グレース・モレッツは頑張ってましたがシシー・スペイセクじゃ相手が悪い。ジュリアン・ムーアはパイパー・ローリーと同じくらい怖い。スー役はエイミー・アービングとタイプが違うので独自テイスト、ワルの2人はナンシー・アレン&トラボルタと比べると弱く、何よりトミー役がW.カットと比べるとカッコよくないのが難点。とは言え終盤の車のシーンなど上回っている場面もあり。