2006年11月30日木曜日

ヤンソンス&コンセルトヘボウのメロディックなハルサイ

 一日晴れたと思ったらもう雨、昨年の11月は雨が少なく、平年の半分以下の降水量でしたが、今年は平年の倍近いんじゃないでしょうか。

 日中は仕事でビッグサイト、中に入るのは初めて、思ったより広くて迷いました。午後外に出たときには雨はすっかり上がって陽が射してました。

 先日のみなとみらいホールで、マゼール&NYPのゴールド会員券をタダ同然で譲ってくれたリッチな後輩に遭遇、本日のコンセルトヘボウも用事で行けないとのことで、またもタダで譲ってもらうことに。いい後輩を持ってシアワセです。

11月30日(木) サントリーホール
 マリス・ヤンソンス指揮ロイヤル・コンセルトヘボウ管 ドヴォルザーク Sym9番、ストラヴィンスキー 春の祭典
前半の「新世界」は微妙に守備範囲外なのでよく判りませんが、ヤンソンスはテンポは揺らすわ、時に強弱を極端につけるわ、普通と違うパートは強調するわで、かなり個性的な解釈だった気がしますが、オケはそれを十分心得ている感じ、嬉々として表情豊かな響きを紡ぎ出していました。
 後半のハルサイ、激しく暴力的なイメージがあるこの曲を、ヤンソンスはリズムの鋭さよりもメロディを歌わせることを重視した様な解釈で、響きの厚さの割には柔らかな表現でした。特に木管群が伸び伸び歌っているのが効果的。テンポも遅いパートではやや速め、速いパートではやや遅め、たださすがに最後だけは減速と急加速を駆使してケレン味たっぷりに盛り上げていました。要所でベルアップする(しない人もいましたが)Hrが迫力でした。
 アンコールは舞曲を2つ、よく耳にする曲と聴いたことの無い曲。どちらもドヴォルザークのスラヴ舞曲かと思ってましたが、よく聴く曲の方はブラームスのハンガリー舞曲とのこと、弦セクションがガンガンきてました。

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