ローテの谷間で相手がルイス、それで先行されて勝てるなんて望外の喜び、何とか3タテは免れました。
曇りがちで気温も25度に届かず、早起きして昼過ぎまでは東京で練習、都内ではもう枯れている彼岸花も。夜はコンサート、開演前の夕刻サントリーホール前広場のオープン席にいると寒さすら感じてくしゃみ連発でした。
聴いたのは西本女史&ロイヤルフィル、同オケを聴くのは初めて(か2度目、20年程前アシュケナージでハーリ・ヤーノシュを聴いたかも)で、ロイヤルフィルでマーラーが聴けるなら、と入手作戦開始、無事最安席(7千円とやや高めの設定)を直前GET、しかもRDブロックです!
RAじゃなくてRDに最安席があるのも驚きですが、ヤフオクでは音のバランスの悪いPブロックよりかなり安く入手出来たのも驚き、やはり客層が少し違うかも、ならば先日と同様の傾向があるかと、Pブロック前3列を双眼鏡でチェック、約60人中、男性客はたったの10人でした(笑)。
9月21日(月・祝) サントリーホール
西本智実指揮ロイヤル・フィル ワーグナー トリスタンとイゾルデより前奏曲と愛の死、マーラー Sym5番
トリスタンは開始から緊張感たっぷり、弦はそこそこ程度のボリュームながらいい響き、6本のHrがよく鳴って頂点での迫力(特に愛の死)はかなりのもの。Tp5本、Hr7本と更に増えたマーラー、相変わらずHrは豪快に吹きまくっており、その迫力は過去同曲最高かも。TpソロとHrソロはさすがブラスの国、また弦ではチェロがよく鳴ってました。西本は中庸のテンポでマーラーっぽいアクは無く、旋律を歌わせる傾向(特に緩徐部)でテンポの揺れもその延長上、そして強奏部では思いっきりよく吹かせ、叩かせます。よって最初の2楽章でエンジン全開状態、一方第3楽章中盤、ピッツィカートで始まる部分でのひなびた表情(各ソロの妙技)と第4楽章回帰部のしみじみとした歌いっぷりも印象的。やや勢い任せの感もあり複雑な部分では乱れたりもしましたが、これだけ豪快なサウンドを聴ければ満足。また終楽章の途中で棒を飛ばすハプニング、ただそのせいで手の表情がより細かくなって良かったかも。勿論ラストは大噴火です。
先日の東響との2番に比べると、遥かにやりたいことが出来たんじゃないでしょうか。一流のオケに思いっきり吹かせれば、やっぱ凄い音響になるものだと改めて感服。
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