2013年4月27日土曜日

Wハンマーのマーラー6番 - 児玉章裕&みなとみらい21交響楽団

 朝は軽く冷え込んで6度、風が強かったけれどよく晴れた日中は20度ぴったり、暖かいと思ったけれどこれでも少し平年割れ、この土日は近場でテニス合宿、早起きして千葉の合宿所へ。

 宿泊施設の定員オーバーで泊まれないとのことで、両日とも日帰り参加、ならば夜は諦めていたコンサート、と昼過ぎまで練習し、早めにみなとみらいへ。

 時間に余裕があるので電車賃をケチり、総武線から西船で地下鉄に乗り換え、更に渋谷で東急に、というルートに(JRのみの場合より200円ほど安い!)、少し前あんなに話題になっていたのに東急が地下に潜ったことをうっかり忘れ、後半は銀座線を、しかも後方車両を選択、渋谷に着いて旧東急線ホームの銀のかまぼこ型屋根を見て愚かさに気付いた時には既に遅く、地上3階から地下深くへの乗換えを余儀なくされました(涙)。

 それでも桜木町に着いてからまだ時間に余裕、朝から缶コーヒーしか口にしていなかった自分へのご褒美に気になっていたラーメン屋、と言うか中華料理屋へ、店内は手書きで「楊貴妃も腰抜かすチンチン麺」「チンギスハーンもいきり立つチョメチョメ麺」「ノーベル賞参加?のイカフライ」等々笑えるメニューだらけ、楊貴妃をチョイス(笑)、なかなかでした。

 すっかりニンニク臭くなってから聴いたのは、旗揚げ以降マーラーばかりやってくれているオケ、9番1番ハンブルク稿ときて今日は6番、しかも2010年校訂版とのこと。

 あと前座で演奏されるローエングリン"エルザの大聖堂への入場"は昔よく吹奏楽で聴きましたがオケでは初めて、バイロイトのFM中継で歌劇のそれにあたる部分を初めて聴いた時、吹奏楽アレンジ版と曲想からしてかなり違うのに驚いたことを思い出します。

4月27日(土) みなとみらいホール
 児玉章裕指揮みなとみらい21交響楽団 ワーグナー "ローエングリン"より第1幕前奏、エルザ、第3幕前奏、マーラー Sym6番
 前半はワーグナー、第1幕前奏はかなり速いテンポ、この曲を美しく聞かせるのが難しいことを初認識、続くエルザと第3幕前奏ではブラスまずまずの盛り上がり。続くマーラー、新しい楽譜ゆえ(大好きな)アンダンテが2番目となる(嫌いな)曲順、舞台左手には超巨大ハンマー、黒塗りされた樽大のデカさ(!)で側面には赤で「100t」とのペイント(たぶん)、しかもその対称位置、舞台右手には何やら巨大な金属が、巨大カウベルかと思ったら何とこれも巨大ハンマー、左に木槌・右に金槌、という趣向のようで、1度目の打撃では双方一緒に、2度目の打撃では木槌のみ使用し、共に木の台を叩いてました。児玉氏の棒は基本速め(特に緩徐部が)、Hrをよく強調したのと、第1楽章コーダ急転前のみ凄ーく粘ったのが印象的、第1楽章後と第3楽章後、2度もインターバルを取り音合わせ、しかも後者では先日のインバルみたく一旦退場、Hr8,Tp6,Tb4(楽譜通り?)のブラス陣では特にTbが最後まで迫力ある吹きっぷりでした。

 先日カンブルラン&読響の6番で第2楽章最初のHrソロが記憶する音符と違い「トチったのかな?」と思ってたんですが、今回美音のHrトップも全く同じメロディ、どうやら新版の楽譜では旋律自体変わってしまった模様、装飾音の多い前の旋律を支持します、ま、単なる刷り込みでしょうけれど。

 帰り道の京浜東北線、正面に並んで立った妙齢の2人、美人で背の高い方がもう1人のキュロットのポケットにずーっと手を入れていて、妙にエロかったです(笑)。

 因みに明日もアマオケのマーラー、2番です! と言いたいところですが、チケット未入手ゆえ迷い中。

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