晴れ、最低7度台、最高19度台とやや高め、早起きして東京に出て午前テニス。
午後はサントリーで京都市響の引っ越し公演へ、30年程前京都に住んでいた頃京響は何度か聴きましたが「京都で、というより関西で1番上手いんは(京都市立)芸大のオケ」と揶揄されるくらい発展途上感のあるオケでした。なのでそのイメージがあって広上時代になり東京への引っ越し公演があってもこれまでスルー。
ところが7-8年前の東京公演マーラー1番(実はその時サントリーまで行った、けど安い券が無く聴かなかった)の評判が上々、東条碩夫氏などは「国内ベスト3に入るオーケストラ」とまで云う始末、今回もまたマーラーってことで期待しつつもこわごわ参戦した次第。
11月7日(日) サントリーホール
広上淳一&京響 ベートーヴェン Sym5番、マーラー Sym5番
前半は苦手ベートーヴェン、5番を聴くのは人生3-4度目、Hrが2本しかないとは知らなかったです。TbトップはアルトTb使用、終楽章がこんなにくどいとは。後半マーラーはHr6,Tp4,Tb3、弦菅共に分厚く、Tp(外人)、Hr(日本人?)両トップは金持ち無理せず、的な余裕のある上手さで最高、広上は各部の合間には指揮台から降りて小休止、マーラーっぽさは薄めながら、大きなジェスチャーでそれなりに起伏あり、とは言え1-3楽章は期待したより激しさ少なめ、ところが第4楽章が遅くねちっこく暑苦しく、こんなに疲れる同楽章は初めて。終楽章も非常に細かく指示しつつ、飛んだり跳ねたり叫んだり、弦はよく鳴り、ブラスもそこそこ吼えて、見事な大団円。
いやはや、お見それいたしました。30年振りの京響は昔の発展途上な姿とはまるで別、日本でもトップクラスのオケになっていて驚愕、あとコロナ禍になって在京メジャーへの客演が増えた最近の広上には何か煮え切らない印象があったのですが、本気になった(暑苦しい)姿は久々に見ました。
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