2008年9月1日月曜日

古典部の毒入りチョコレート - 米澤穂信「愚者のエンドロール」

むむむぅ、久保田に続きウィリアムスもポカスカ打たれるなんて…、アッチソンには当分頑張って貰わなければ。

 気が付けばもう9月、今日は仕事を休んで試合、昨日と同様朝方は微妙ながら昼頃には夏の陽気、気温も30度位まで上昇、格上の相手と第2セット競ったのはそのお陰か、本日のお小遣いは2,100円也。

 本日は少し前に読んだ本から、「氷菓」に続く青春ミステリーのシリーズ第2作です。

愚者のエンドロール 米澤穂信
 未完となり解決編の無い自主ミステリー映画に古典部の面々が挑みます。何通りもの仮説が出ては棄却される「毒入りチョコレート事件」風の展開、ただ(読みながら懸念していた通り)ある重要な仮説が某有名作家原作のミステリードラマと全く同じだったのが残念。勿論この先行作はマイナーゆえ(活字化も放送よりかなり後)、米澤氏は知らなかったと思います。が、10数年前、この単発ドラマを観た時の衝撃は今でも忘れません。それだけにこのトリックを最初に味わうのがこの本となる人は不幸だと思います。(「占星術」を読む前に「金田一少年」を読んでしまうような…。)タイトルの意味などメインの謎以外の仕掛けを味わうためには、「氷菓」を読んでおく必要があります。英文タイトル(「なぜエヴァンスに頼まなかったのか」のもじり)も意味深。

 明日はジャパン・ヴィルトゥオーゾ・オケでシェエラザードです。

2008年8月31日日曜日

無私の献身 - 東野圭吾「容疑者xの献身」

 早朝新宿に着くと雨、しかも寒い、この10日間ずっとこんな感じ、猛暑どころか、もうこれは冷夏と言ってもいいのでは?

 テニス道具を持参していたので、しばらくマックの無線LANサービスで時間を潰してそのまま練習へ、その頃には雨も上がっており、練習するうちに夏の陽射しが、気温も30度まで上昇、やっぱこうでなくちゃ、まだ8月なんだし。

 久々の夏の陽気に帰り道はグロ氷、と思いましたが、まだ減量中なので、コンビニに寄ってシャビ乳で我慢。

 明るいうちに茨城に戻ると、何か涼しい…、こっちは28度位までしか上がらなかったらしい、見上げれば空には見事なうろこ雲、ってそれ、秋の雲です(涙)。

 今日は今回の旅で読んだ本から、2005年のミステリーシーンを席巻した作品が、映画化に合わせて予想通りの文庫化、書店で発見即買いです。

 このガレリオシリーズ、先行の2作品(「探偵ガレリオ」「予知夢」)は本格テイストの点からすると(数編を除いて)全く物足りないものでしたが、この初の長編は世評が高いだけに期待大、目下読書中の本を脇に置いて一気に読みました。

容疑者xの献身 東野圭吾
 やむなく殺人を犯してしまった女性を助けるべく、隣人が目論む完全犯罪、それにシリーズキャラクターの湯川と草薙が挑みます。倒叙物ですが犯人の隠蔽工作が描かれないため、普通の本格物の如き謎が楽しめます。トリックは比較的分かりやすいながら、そこは手練れの東野圭吾、巧い書き方で最後はずしりと感動を味わわせてくれます。その意味で確かに見事な作品でした。

 映画版では「ダルマの石神」を誰が演じるのかとても興味深いです。

2008年8月27日水曜日

天は自ら助くる者を、その2 - アイス・キャッスル


 昨夜の「銭形海」ではマーラー4番の第1楽章が、少しビックリでした。

 気温は30度には届きませんでしたが久々に夏の青空が、また夜には雲の間から輝く木星(たぶん)が望めました。

 夕方自転車で通った田んぼ道の手前に、百日紅(さるすべり)の樹が10本以上群生しているところがあり、そこらじゅうがピンクの花でいっぱい、とても綺麗でした。

 自分にとって青春映画のベストワンは「ジェレミー」、グリニス・オコーナーの可愛さは勿論ですが、主役二人の歌がともに印象的。相手役だったロビー・ベンソンは、その後も青春スター(と言う程でもないけれど)って感じでいくつか出てましたが、90年代以降はとんと見ません。今は何してるんでしょう。まあ、個性的な顔だったけど…。

 その彼の主演した映画で、何と公開当時(高校生位か)に劇場で観た作品を先日深夜にやっており、懐かしくてついまた観てしまいました。

アイス・キャッスル <'78 米>
 オリンピックを目指していた女子フィギュア選手が事故で視力を失い、その絶望からもう一度挑戦する青春もの、実際のトップスケーターだったリン=ホリー・ジョンソンがやはり可愛く、そしてM.ハムリッシュの音楽が素敵です。父親役がトム・スケリットでちょっと驚き。

 この頃のフィギュアスケートは不粋なストッキングなど着用しない、いい時代でした。

 明日はちょっとヘンなオケでショスタコの5番です。

2008年8月24日日曜日

アシュケナージ&EUユース、弩級の2番

 昨夜のキューバvs.韓国は決勝に相応しいシビれる展開、特に9回2死の退場劇の後、騒然とした中に登場したバッテリー両名の肝の据わり具合は尋常じゃなかったです。

 予報ほど気温が上がらず25度程度、雨がちだったので午前は練習をやめてマラソン観戦、夏マラソンで高速レースになるのを初めて見てビックリ、アフリカ勢が主導権を握るところといい、まるで1万メートルみたい。

 午後はコンサートで横浜へ、音の悪い県民ホール、そして過去何度も聴いて感心したことの無いアシュケナージのマーラー、なんですがユースオケゆえチケットが安いのが魅力。

8月24日(日) 神奈川県民ホール
 ウラディーミル・アシュケナージ指揮EUユース・オーケストラ マーラー Sym2番
まず巨大編成に驚き、弦だけでざっと90余名、左右の張り出し部分まで舞台を広げて乗ってます。木管は全て4、5管、金管もやや多め(Hr7,Tp6,Tb4)。最初にまず両国国歌をオケ演奏、EUの国歌(?)は何とベートーヴェン第9「歓喜の歌」でした。そしてマーラー、100名近い弦奏者が皆一所懸命弾くため冒頭からボリューム満点、また管楽器も皆達者、しかもフレージングなど表現を統一していて鮮やか。TpとTbのトップは美音でハイトーンも完璧。そしてコンミスのソロがとても表情豊かでチャーミング、彼女率いる弦セクションの第2楽章後半での歌い回しもチャーミングでした。アシュケナージの解釈はいつもの通り熱過ぎず寒過ぎず中途半端な印象、途中それなりに色々ありましたが、オケの響きの充実度で十分満足、特にバンダも加わりHr11本となったクライマックスでは東京音大の合唱も頑張って、(ホールの音の悪さを考慮すると)同曲過去最高クラスの迫力にして壮大な響きでした。

 舞台裏のバンダは日本勢(たぶん学生)、でもよく見ると、またトカレフさんが交じってました。

 神奈川県民ホールが音で一杯になるのは初めての体験、お買い得のコンサートでした。

2008年8月21日木曜日

元祖バカミス系第1作 - マイケル・スレイド「ヘッドハンター」

 いやぁ、ボルトの200m、19秒4を切るかもとは思ってましたが、いやはや、19秒30とは、凡人の想像を超えてます。またその衝撃のレースで殆どの視聴者がお腹一杯になっていても、その後の決勝レースもちゃんと放送、さすが陸上に実績のTBS、昨夜の某国営放送とは違います。

 3日続けて同じ様な天気、ただ少し違ったのは夕方の雷雨の後、気温が10度位下がって20度を割ったこと、この季節10度台はかなり寒いです。

 夕立の後、ネットサーフィンに立ち寄ったマックでは100円コーヒーが120円に値上がりしていてビックリ!

 本日はお盆前の合宿の頃に読んだ本から、このところバカミス系の流れなので、その言葉の生まれた発端とも言われるチーム作家スレイドの処女作です。

ヘッドハンター マイケル・スレイド
 連続首切り殺人鬼とそれを追う警察チームの対決を描くサイコスリラー、少々読みにくく感じましたが、最後の方の展開は噂通りかなりのもの、特に終章で明らかになるアイテムはトンデモ系ながら鮮やか。仕掛けの想像は付いたのですが、どうも矛盾がある気がして確信には至らず、ただ再読してチェックしてみると、気になる1点以外は注意深く書かれてました。

 実はスレイドの作品は「髑髏島の惨劇」を先に読んでしまっていたのですが、登場人物が共通するのでちょっと後悔、今後は発表順に読むことにします。

2008年8月5日火曜日

尾高&東フィルのラフマニノフ

 翌朝にこれを書いてます。深夜の「銭形海」では何とマイスタージンガーの第3幕が、しかも時系列通りに使われてました。

 この日は雲が低く垂れこめて気温は終日26度前後、ただ湿度が高く寒さは感じません。コンサートに出た都心では場所によりゲリラ的な驟雨が降ってました。

 夜は例年この時期開催されているフェスタサマーミューザへ、今年はこれ、という好みの演目が無かったのですが、例年安いチケット代(基本S3000円&A2000円)で頑張ってくれてるし、一つ行くなら今日かなあ、と。しかも連れ(昔のブラス仲間)の趣味にも合ってます。

 とその肝心の連れに無断キャンセルを食らってガックリ(涙)。

8月5日(火) ミューザ川崎
 尾高忠明指揮東フィル ラフマニノフ ヴォカリーズ、パガニーニの主題による狂詩曲 Sym2番
 最初のヴォカリーズはオケ版、大好きな曲ですが実演は2、3度目くらい、やや抑え目の演奏でした。次のパガニーニは前半かなりの快速テンポ、小山実稚恵のピアノは甘さ控えめの印象。後半の2番、整理が行き届いていて各パートが明確に響き、表情付けは基本淡白系ながら要所ではそれなりに粘ります。第1楽章リピート省略は大賛成。オケは弦に伸びを欠きましたが、Hrが(やや雑ながら)よく鳴ってました。強奏部で激しくうねった第1・3楽章が印象的、終楽章クライマックスの盛り上げ方も堂に入ったもの。お買い得のコンサートだったと思います。

 プログラムによると、尾高氏はこの2番に魅力を感じておらず、しぶしぶ引き受けた演奏が好評でレパートリーとなり、だんだん好きになってきたとのこと、ちょっと驚きです。

2008年8月1日金曜日

チョン&アジアフィルの5番

 あっという間にもう8月、これから徐々に暑さが和らいでゆくかと思うと哀しい限り。京都など西日本の数都市では7月は全31日が真夏日だったとか、羨ましい限りです。京都に住んでいた頃はその有難さがよく分かっていなかったなあ…。

 この日も曇りがちでギリギリの真夏日、こんな日ばっかりです。

 夜はチョン&アジア・フィルでマーラー5番、このオケを聴くのは初めて、チョンの呼びかけで集まったアジア各国のオケメンバーを中心に、要所には欧米オケの首席クラス(非アジア人も)を配しています。日本勢は東フィルが中心。

8月1日(金) サントリーホール
 チョン・ミュンフン指揮アジア・フィル ベートーヴェン Pf、VnとVcのための三重協奏曲、マーラー Sym5番
100%守備範囲外の1曲目、ソリストはチョンの弾き振りと樫本大進、ジャン・ワンでした。そしてお目当てマーラー、チョンはいつもの通り、マーラー独特のアクは少ない割には表現は劇的、また基本的には一昨年のLSOとの同曲と同じく、速い部分は意外と煽らず、全体的にゆっくりめ、表情付けもかなり奏者任せ、ただ第2楽章中盤で低弦がppで旋律を歌いだす部分や第4楽章後半で主題が回帰する部分での止まりそうなテンポ設定など、より個性を前面に出してました。ソロTp(RACO首席)とソロHr(LSO首席)はさすが。寄せ集めのせいか弦セクションは音の伸びに欠けましたが、ブラス、特にTpとHrの吹きっぷりは見事で、大団円では壮大な響きが聴けました。でもTbはもっと豪快に吹いて欲しかったかも。アンコールは無し。

 個人的MIPは、キョーレツな個性で目立ちまくっていた1stObです(東洋人ですが、どこの方か不明)。

 昨年だったか、このコンビの1番をスルーしたのは失敗だった気がしてきました。

2008年7月27日日曜日

目指せ、ゴスオケ? - 森口&オーケストラ・ダヴァーイのガイーヌ、ラフマニノフ2番

 あーあ、昨日のツール個人TT、エヴァンス全く冴えませんでした、チャンスだったのに…、アルプスで脚を使わされたのが残ってたんでしょうか。まとめると:

  シューマッハー 名前の通り 速かった
  エヴァンスは オッティーみたく なってきた

あと、パンターニファンとしては辛いのですが、今年のツールはやはりコレ:

  あらリッコ やることすべて パンター似

 そうそう、中日が拙攻で阪神に連敗、ホントどうしちゃったんでしょう、逆なら日常茶飯事ですけど。

 雲が多く気温はやや低め、午後陽が射してきて30度に達した感じ、午前練習、午後アマオケと基本的休日パターン。

 今日聴くのはロシア音楽を演奏するために結成されたオケ(の第2回演奏会)、コンセプト的にもメンバー的にもショスタコ専門オケ、ダスビとかぶってます。それだけに金管の爆発度に期待。

7月27日(日) ティアラこうとう
 森口真司指揮オーケストラ・ダヴァーイ ハチャトゥリャン ガイーヌ、ラフマニノフ Sym2番
前半は「ガイーヌ」から何と22曲も選んでおり、この辺もダスビっぽい感じ、期待通り冒頭からブラスがガンガンキテます。「レスギンカ」はハチャメチャな曲と思ってましたが同じ位ハチャメチャな曲が何曲もあって1時間程、もうお腹一杯です。豪快なブラス(特にTp)の他、木管陣や弦セクションもなかなかです。後半のラフマニノフも森口氏の濃いめの表情付けと相俟って、プロを含めても過去聴いた同曲では一番豪快だったかも。また原典版(?)なのか、第3楽章最後の方で聴いたことの無いフレーズも。アンコールにはレスギンカを更にパワーアップしてもう一度(異なる版かどうかは不明)、会場大興奮です。

 昨年の旗揚げ公演は都合が付かずスルーしたのですが、このオケは(ダスビ同様)今後毎年要チェックです。個人的期待としては、この線を極め、今は亡きスヴェトラーノフ&ソヴィエト国立響(俗称ゴスオケ)の再来を目指して欲しいです。

 1時半開演で会場を出たのは4時20分、空調で冷え切った身体を温めるべく錦糸町までゆっくり散策、駅に着いた直後、激しい夕立が来ました。

 ところが3駅隣のアキバに出ると雨は降ってません。つくばエクスプレスに乗り込んで30分程、途中でまたも激しい雷雨、電車が徐行運転を余儀無くされる程。

 地元に着くと雨は小降りになってましたが、雷がまるで花火大会の如き盛大さ、絶えず空のどこかが光ってゴロゴロ鳴ってる印象です。

 って訳で数えてみました。5分間で雷が何と64回!つまりほぼ5秒に1回のペース! 360度見回して数えた訳では無いし、1、2秒の間に連続して起きたものは1回と数えてるので、実際にずーっとゴロゴロ鳴っていることになります。

2008年7月20日日曜日

充実音のマーラー5番 - 十束尚宏&フィルハーモニア・エテルナ

 あれえ、またナゴヤドームで勝っちゃいました。どうやら中日は未だ梅雨明けしてない模様。

 一方関東地方は昨日梅雨明け宣言されたとのこと、ただこの1週間はほぼ毎日「明日は降る」と言って降らない狼少年状態の予報が続いたので、後日遡って修正されるかも。

 「梅雨明け10日」と言いますが、それには少しばかり相応しくない晴れ方と気温、都心では真夏日でしたが地元では30度には届かず。少しでも暑い所へ、って訳ではありませんが、コンサートで都心へ。

 往きの電車でのこと、向かい側に座る女性が突如として上半身を90度前に倒してそのままに、こうなると頭はほぼ両膝の間、髪は垂れ下がって床に着かんばかり、この体勢はもどしそうになったように見えるため、周りは声を掛けるべきかどうかこわごわ見守る状態に。

 ただその女性、シンドそうに呻く訳でも無く、その体勢のままピクリとも動きません。10分程してむくりと起き上がり、しょぼしょぼとした寝ぼけ眼で周りを見回すと、またがくりと前傾して同じ体勢、つまり上半身は床と平行、そして髪の毛ダラリ、どうやらこれが彼女にとって一番楽に寝られる姿勢らしく、実際終点に着くと、何事も無かったようにすたすたと歩き去りました。

 これは稀なケースでしょうけれど、人によって寝やすい姿勢は違うもんなんですね。

 今日聴くアマオケは、ワグネル(慶応のオケ)を筆頭に在京大学オケの卒業生を中心に結成されて10余年とのこと、ワグネルと云えば、今日の指揮者十束尚宏との数年前の9番が素晴らしい演奏でした。5番はどうでしょう。

7月20日(日) すみだトリフォニー
 十束尚宏指揮フィルハーモニア・エテルナ モーツァルト PC24番、マーラー Sym5番
前半モーツァルトのソリストは横山幸雄、拍手に応えてアヴェ・マリア(?)の派手な編曲版を披露、そして後半のマーラー、Tpソロは芯のある美音、Hrソロはただただ見事、オケ全体でも弦の均質なサウンドなどかなりのレベル、十束氏のアク薄めながらゆっくりめのテンポで各フレーズをしっかり押さえてゆく解釈に充実した音で応えていました。第4楽章では意図した情感が余り出ていなかった印象でしたが、第2楽章と終楽章のコラールでのブラス(特にTp)の鳴りは見事でした。アンコールは無し。

 今日の席は3階最前列、トリフォニーはどこに座っても空調の風が来て自分にはキツいです。

 大阪シンフォニカーのFMライブを録音しようと家に帰ると、な、何と、開始時刻を間違えたかウォルトン「王冠」行進曲が既に始まってます(涙)。小曲では抜群に好きな曲で、ライブが放送されることは滅多に無いのに…。

 今夜はF1ドイツGP、そしてツールは遂にアルプスステージに入ります!

2008年7月15日火曜日

ミドリの猿と富津観音 - 千里眼 <'00 日>

 ツールもピレネーステージに入り文字通り前半の山場、cyclingtime.comのテキストライブでも十分興奮しました。

 昨日よりしっかり晴れましたが、日陰に入ると割合涼しく、真夏日には届かなかった模様。

 松岡圭祐と言えば、フジ深夜の珍番組「A女E女」でエロい催眠術をかける妖しいヒト、という認識で、10年程前にミステリーを手掛けた時にはビックリしたものです。そして「催眠」「千里眼」と読んでみて、しっかりしたエンターテイメントになっていて更にビックリでした。

 どちらも映画化されており、「催眠」は原作と内容が大幅に改変されホラーと化していましたが、それはそれで菅野美穂の怖さが特筆モノでした。「千里眼」はどうなっているでしょうか。

千里眼 <'00 日>
 普通の市民がある日突然「ミドリの猿が…」と叫んでテロを起こす一連の陰謀に女性自衛官が挑むサスペンスアクション、原作は(内容をもう覚えていないのですが)それなりにしっかりしたストーリーがあった気がしますが、こちらは説明不足ですっかり無茶苦茶な話になってしまった感じ、とても原作者自身が脚本に係わったとは思えない出来でした。

 富津にある東京湾観音が舞台でその存在感は強烈、ここ茨城にある牛久大仏より大きいのかも、と気になって調べてみました。

富津東京湾観音 高さ56m 
牛久大仏 高さ120m(本体100m・台座20m)

 やはり牛久大仏の方がずっとデカかったです(Wikiによると世界一だとか)。でも映画では「高さ400m」とか言ってた様な気が…、気のせい?

<追記>
 その後確認したら確かに「高さ400m」と言ってました、ということは海抜350mの場所に建っているのか?でも富津近くの山は一番高い鋸山、鹿野山の山頂ですら300m台、よってそれは無さそう。どうやら「東京タワー(333m)より高くなくちゃ」といった作劇上の虚構の様です。
 更に東京湾観音をWEBで調べてみると、「海抜167mの宝冠部分から見る東京湾は絶景!」「背の高さ(海抜)は179mのようです」との記述あり、100m以上の高台に建っているのは事実のようです。