2009年11月14日土曜日

工藤&品川区民管のマーラー5番

 午前のテニスは雨で中止、午後はアマオケによるマーラー8番があったのですが、場所が藤沢と遠く、料金もかなり高め、そして雨さえ降らなければテニスの後楽しい昼飯をゆっくり、という心積もりだったので前日のうちにスルー決定。

 夜に聴いたのは品川区民管弦楽団のマーラー5番、日記を振り返ると2005-2008年の4年間で聴いた5番の実演は28回、20年以上このペースを続けているので優に100回以上は5番を聴いていることになりますが、実は1番感動した演奏は10年程前のこの楽団の演奏です(因みに2番めに感動したのは20数年前のアバド&ロンドン響の来日公演)。その時と指揮者は違う(たぶん)のですが、やはり楽しみです。(←調べてみると1998年5月、田代詞生指揮による5番でした。)

11月14日(土) きゅりあん
 工藤俊幸指揮品川区民管弦楽団 チャイコフスキー ロココ風の主題による変奏曲、マーラー Sym5番
前半チャイコは原典版の曲順とのこと、ソリスト桑田歩は拍手に応えてバッハのアンコール。後半マーラーでは女性Hrソロがなかなかの音色、対向配置のオケはやや発展途上な部分があるにせよ、工藤氏のアクの少ない標準的テンポの棒の下、ブラスが温まった終楽章クライマックスでは豪快な吹きっぷり(特にTb)を見せてくれました。

 11年前の感動再び、とはなりませんでしたが、金管陣の頑張りにこのオケのキャラを見た気がします。

2009年11月10日火曜日

ソヒエフ&トゥールーズの展覧会

今夜はこれからソヒエフ&トゥールーズ・キャピトル管、帰りが遅くなるので例によって記事のみ作成、続きはまた明日。

<続き>
 昨日に続き朝から晩まで空気そのものが暖かく、夜など春の空気感、11月に4、5日連続して20度を超すのは珍しい気がします。

 本日の指揮者ソヒエフを聴くのは初めて、と言うか「ソヒエフ」「ソキエフ」どっちの呼称が定着しているかすら知りません。またトゥールーズ・キャピトル管もプラッソン時代にチャンスに恵まれず、初体験です。

11月10日(火) サントリーホール
 トゥガン・ソヒエフ指揮トゥールーズ・キャピトル管 ドビュッシー 牧神の午後への前奏曲、ブラームス Vn協奏曲、ムソルグスキー 展覧会の絵
 最初の牧神は昨日の大野に比べて柔らかい音作り、次のブラームスでは深紅のドレスに身を包んだ諏訪内晶子は堂々たる演奏、またアンコールにバッハのしみじみ系の曲を披露、前プロで彼女を聴くことは多いのですが、アンコールをやってくれた記憶は余り無く、2度目くらい(か初めて)かも。オケは昨日のリヨン歌劇場管と同じく、細かく合わせることに頓着しないタイプ、また席位置の違い(昨夜はオケの横3階L、本日はRD)かもしれませんが、トゥールーズの方が弦に厚みを感じました。後半は一見無造作ながら朗々たるTpソロで開始の展覧会、Saxソロ、ユーホソロもなかなか、ぱっと見、気のいいおじさん風のソヒエフは、指揮棒を使わず両手で様々な表情を演出、指をひらひらさせるあたりゲルギエフを思い出します。速めのテンポでメリハリある表現で進行しつつ、各所で低弦を効かせた弦の厚いサウンドを強調、ブラスもまずまず鳴らしたキエフの大門、ラスト1音は一旦音量を落としてからスヴェトラばりの大クレッシェンドで興奮演出でした。
 アンコールは何と3曲!まず意外にも「くるみ割り人形」パ・ド・ドゥ、冒頭から全開で歌うチェロに始まり壮大なラストまで、これが本日の白眉、次に「カルメン」の間奏曲?(よく聴くFlソロのあるやつ)をほのぼのしみじみ、そして「カルメン」前奏曲を豪快に、会場は大興奮、さすがにこれで終わりでしたが、更に次の楽譜を出す団員もいて、そのプロ根性には脱帽、フランスのオケなのに。

 そう云えば今夜から「ライアーゲーム」第2シーズン、楽しみだけど、ゴールデンに移ると観づらいっす。

2009年11月9日月曜日

大野&リヨンのオルガン

 今朝、実家から父が丹精込めて作ったミカンが職場に到着、既に10個食べて指がウンチ色です。

 今夜はこれから大野&リヨン国立歌劇場管、例によって記事のみ作成、感想はまた明日。

<続き>
 翌日にこれを書いてます。朝は今日も10度弱と冷え込み無く、日中は曇りながら軽く20度を突破、陽射しが無くとも空気自体に暖かさを感じ、感覚的には水ぬるむ春、またコンサート帰りの深夜でも15度あって夜の風も暖かでした。

 この日はフランスプロ、特にショーソンの交響曲は実演はもとより、殆ど聴いたことの無い曲、「ぞ-うさん ぞーうさん おーはなが長いのね」の節が出てくることだけは知ってます(笑)。またオペラシティでサン=サーンス3番やツァラを聴いた記憶が無いので、ここのオルガンをちゃんと聴くのは初めてかも。

11月9日(月) オペラシティ
 大野和士指揮国立リヨン歌劇場管 ショーソン Sym、ドビュッシー 牧神の午後への前奏曲、サン=サーンス Sym3番
曲順変更で最初がショーソン、やや掴み所の無い3楽章形式の交響曲、緩徐楽章なのに強烈に盛り上がった第2楽章が印象的、「象さん」が登場した終楽章には「新世界」まで顔を覗かせ、ソロTpが活躍する不思議なコーダで幕。休憩後はうねる様な表情の牧神からスタート、メインは所謂"オルガン付き"、標準(かやや遅め)のテンポでやや粘り気味な表現ながら、彼のマーラー5番(2005/9/26)から想像したよりは薄めの味付け、オペラシティのオルガンは低音がずっしり、弦が本数が少なめでボリュームも小さめ、ブラスは途中かなり吹かせてましたが、クライマックスではバランスを考えたのか若干抑え気味、それでもラストの1音はクレッシェンドで大見得を切ってました。アンコールはまずフォーレ「パヴァーヌ」を速めのテンポで、ソロHrが素敵な音色。次は「ファランドールでしょ!」と思ってたら何とブラームスのハンガリー舞曲、やや個性的な表現でした。

 明日はトゥールーズ・キャピトル管です!

2009年11月8日日曜日

三河&小田原フィルのマーラー3番

 昨夜のボケ老人:
テニスの後、上板橋の古本屋で山田正紀「ミステリ・オペラ」、森博嗣「四季シリーズ」を安価入手しご満悦、しかし夜の2つの宴会後の帰り道、気が付けばそれらの本は手元に無く、どこで置き忘れたかも不明(涙)。

 朝は冷え込まず10度弱、日中はそこそこ晴れて本日も20度超、昨夜の宴会の影響で懸念通り1kg増!夜までは昨日の朝昼用に買って食べた100円パンの残り半分で過ごします。

 午後はアマオケのマーラー、一番好きな3番、でも場所が小田原と遠い、と迷っていましたが、フロイデにあったコメント「今までの団の歴史の中でも間違いなくピカイチの出来栄えと自負しております。」を読み参戦を決意、昨夜は「24」とC.リーグダイジェストが重なり、3時半以降に寝たせいで少し朝寝坊、コンサート前に寄る積りだった教え子の応援をサボり、時間に余裕を持って出掛けました。

 が、さすが小田原、優に3時間掛かりました。小田急線を東海大前より先まで乗るのも初めてなら、小田原で降りるのも初めてです。

 そして初めてのホールに初めてのオケ、創立50周年の老舗オケらしく、100回記念演奏会として大曲を採り上げたようです。

11月8日(日) 小田原市民会館
 三河正典指揮小田原フィルハーモニー交響楽団 マーラーSym3番
長丁場だけに第1楽章と第3楽章の後に改めてチューニング、後者の際に女声合唱とアルト独唱が舞台左奥に、児童合唱とチューブラー・ベルが2階左バルコニー席に位置、しかもバルコニー組には別途合唱指揮者が同時に指揮していました。オケは弦管ともに安定しており、各ソロもまずまず(Hrソロが特に色気あり)、三河氏のやや速めの棒の下、メリハリある表現を聴かせてくれ、終楽章のクライマックスもなかなか壮大な音響でした。

 明日は大野&リヨンのフランスプロです!

2009年11月7日土曜日

デビュー20周年の念願 - 三舩優子さんのピアノ

 昨日書き忘れましたが、今週のコマ大の問題は「お見合い問題」、即ち:
n人の人とお見合いするとして、どんな戦略を採れば1番好みの人と一緒になる確率を高く出来るか?
という興味深い問題、掴み所が無く歯が立ちませんでしたが、解答は勉強になりました。出来れば20年前にこれを知っていたかったです(笑)。

 暦は立冬、そこそこ晴れて、本日も20度超のポカポカ陽気、午前中はテニス、夕方はこれから銀座で宴会の2連チャン、風邪で達成したダイエット分が吹っ飛びそうで怖いです。

 午後、少し時間があったので渋谷に出てタワレコのインストアイベントへ、三舩(みふね)優子さんのピアノです。20年前のデビュー時以来の念願だったバーバーのピアノ作品集を最近リリース、その中から数曲をダイナミックに聴かせてくれました。

 明日はアマオケでマーラーの3番、の予定ですが、場所が小田原!だけにちょっと迷い中です。

2009年11月4日水曜日

P.ヤルヴィ&シンシナティのラフマニノフ

 昨夜の日本シリーズ最終回、自らエラーを犯してまで中田との対決を実現させたクルーンのサービス精神&プロ根性?には脱帽です。

 夜空が綺麗だった昨夜は冷え込み、今朝は遂に今季初のマイナス気温を記録、まだ寒い早朝、試合に出かけ知人と当たって爽やかに玉砕、本日のお小遣いは1,700円。

 今夜はこれからヤルヴィ家長男率いるシンシナティ響のコンサート、先週のFM生中継でのコープランド「市民(庶民?)のためのファンファーレ」におけるブラス陣の安定性、および遠くから徐々に近付くかのような効果が見事だったので、ちょっと期待してます。

11月4日(水) サントリーホール
 パーヴォ・ヤルヴィ指揮シンシナティ響 バーンスタイン ディヴェルティメント、ガーシュイン ラプソディー・イン・ブルー、ラフマニノフ Sym2番
 最初はいかにもバーンスタイン、って感じの楽しい曲、終曲では「星条旗よ永遠なれ」の如くブラスとピッコロが起立。次のガーシュインでは(ヤルヴィと同じく)禿頭のソロClが存在感、TpとTbもお洒落、銀髪がカッコよかったソリスト、クリスチャン・ツィンメルマンは勢い任せな感じ、盛大な拍手に応えアンコールにガーシュインのごく短い曲を披露。後半のラフマニノフ、ヤルヴィのテンポはやや速め(特に2楽章は未曾有の速さ!)、滑らかな棒で太い幹の流れを作り、細部に拘らずテンポの揺れや表情付けもその枠内で行うスタイル、よって極度にベタ付かず中庸の甘さ、ClやHr(女性!)のソロも意外に素朴系、管は巧みでしたが弦はややボリューム少なめ、ブラスに掻き消されないようバランスを取りつつ、終楽章を抜群の高揚感でフィニッシュしたのは見事な手腕でした。
 「アンコールは99%キャンディードでしょ」と思っていると、すぐにコントラFg奏者が合流、よしよし、とニヤついていると始まったのは意外にもシベリウス「悲しきワルツ」、パパ・ヤルヴィの18番です。それを極端な味付けで演奏した後は「もうおしまい」的な雰囲気に、泣きそうになっていた所に「キャンディード」序曲が激しくスタート、感動でした。

 シンシナティ響は「今や全米トップ5」と言われる程上手だとは思いませんでしたが、トータルパッケージとしては大満足の演奏会、印象としては20年程前に聴いたスラットキン&セントルイス響に近いです。

2009年11月2日月曜日

シャイー&ゲヴァントハウスの陽性ブルックナー4番

昨夕から降り出した雨は朝には上がって日中は曇り、気温は昨日より10度位下がって15度に届くか微妙なところ、宿舎の水回り工事と試合が重なってしまい、メッセージと鍵をドアの取っ手にぶら下げて試合へ。

 今日は予選、3試合勝たないと本選へ進めません、「病み上がりだし、1試合も勝てねえだろうなぁ」と思いつつ会場でガンガン鼻をかんでいると本部から呼び出し、本選で欠員が出て繰り上がり本選進出とのこと、ラッキー!

 すぐに宿舎に帰って工事の立会いに、冬場動いていたスチームを撤去し、更に給湯(給水)設備を一新、これまで特定の時間帯のみの中央給湯だったのが、各戸に湯沸し器が付きいつでもお湯が出るとのこと。

 いえいえ、それは都市ガスを引いている一般人の場合、自分の様にガスを契約したことすらない人間にとっては、これでお湯のある生活とはおさらばです。

 職場でひと風呂浴びて、これからシャイー&ゲヴァントハウス管の第2夜、ブルックナーの4番、今日はもう書く時間を取れそうに無いので、記事だけ作って続きはまた明日。

<続き>
11月2日(月) サントリーホール
 リッカルド・シャイー指揮ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管 メンデルスゾーン Sym5番、ブルックナー Sym4番
 前半メンデルスゾーンは初めて聴く曲、明るく激しめの演奏だったのでは。第3楽章の甘くベタな旋律とソロFlの妙技を中心とした即興的な展開が印象的でした。そして後半ブルックナー、先週のマーラーとは反対に速めのテンポが基調、明るめの音色と各フレーズをまめにピックアップする点は同じ、Hrは4本の割には要所で大迫力、他のブラスもなかなかの鳴り、また終楽章の後半、数少ない見せ場で目一杯弾き込む弦も印象的、その終楽章を中心に陽性で豪快な響きを聴かせてくれました。ただブルックナー好きの人には?なのかも。

 メンデルスゾーン5番の冒頭がそのまんま「パルジファル」でビックリ、もしかして、聖歌か何か同じ元ネタに基づいているでしょうか。

2009年10月27日火曜日

シャイー&ゲヴァントハウスの豪快マーラー1番

 昨夜のK1MAX、組み合わせに恵まれたとはいえ、ペトロシアンの強さには圧倒されました。

 天候は予報より早く回復し、早朝には台風一過の青空、強風残れども気温は夏日に迫る勢い、日曜ひいた風邪の症状はまだ上り坂(下り坂?)、昼でも喉が痛く寒気がするため壁打ちは中止、以前なら「運動すれば早く治る」と体調が悪い時こそやっていたのに、トシで根性が無くなってます。

 今夜はこれからシャイー&ゲヴァントハウス管のマーラー、昨年の来日中止(2008/1/17)から1年半越しの実現です。シャイーのマーラーと言えば、コンセルトヘボウとの3番を思い出しますが、表現が精緻な代わり面白みや色気の少ない演奏だったと記憶しています(世評は高かったですが)。1番はどうでしょう。

 また、オケがゲヴァントハウス管なのも楽しみ、前回プロムシュテットとのブルックナー(2005/2/27)では素晴らしい独特の音色を聴かせてくれたので。

 今帰り道の東京駅、いやぁ、凄かったっす、シャイーを見直しました。詳細はまた明日。

<続き>
 夜空では半月と木星がランデブーしてました。

10月27日(火) サントリーホール
 リッカルド・シャイー指揮ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管 モーツァルト Vn協奏曲3番、マーラー Sym1番
前半モーツァルトはカデンツァが長くて驚き、まだ生硬さの残るソリスト、アラベラ・美歩・シュタインバッハーは、アンコールにクライスラーの激しく長めの曲を披露。後半のマーラー、対向配置のオケはかなりの人数、シャイーはかなりゆっくりしたテンポで動機を一つずつ練りこみ編み上げてゆくスタイル、指示も細かく弱音部ではやや窮屈かも。RACOの時より細部の精密さが足りない代わり、ここという時のタメやケレン味はずっと増しており、少々乱れても追い込む姿勢は前回見られなかったもの。オケの音色からは以前感じたビロードの肌触りは感じなかったものの、ボウイングを工夫してしっかり鳴らす弦や、びゃーというドイツ系っぽい音色で吹きまくるブラスなど見事(特にTpは最高)、やや非力に思えた7本のHrも起立した時は補助のTp,Tbの力を借りて大迫力、終楽章の燃焼度は過去同曲中3指に入ります。

 終楽章、TpとTbがファンファーレからコラール風の下降音型へと移るカッコいい箇所が3度あって、ブラス冥利に尽きる部分なんですが、まずその1度目(弱音で奏し、いつもミュート→オープンと転じるのが忙しい)を、何とミュート無しでやってました。またクライマックス部に最強音で奏される3度目、最後1小節だけ極端に音量を落として弦の上昇音型を聴かせる、という奇天烈な解釈にビックリ。

 前に聴いた時は分析的傾向が勝ち過ぎて余り感心しなかったのですが、今回はこの老舗オケをこれだけハジケさせたシャイーの手腕に感動です。

<追記> その後シャイー&コンセルトヘボウによる1番の演奏をCD<'95録音>とライブ<'95&'99>、3種聴いてみました。ファンファーレ1度目のミュートは付けてました(たぶん)が、3度目の最後でぐっと抑える珍妙な解釈は当時もしっかりやってます。またHr起立箇所で補助のTp,Tbの方が音量が大きい点も皆同じ。

2009年10月17日土曜日

プレヴィン&N響の家庭Sym

 昨夜曇ったせいか冷え込みも無く、朝から秋晴れで気温も夏日に迫る勢いのテニス日和、午前と午後、それぞれ違う場所でテニスをして、夜は銀座で後輩の結婚パーティー、ただスタートが9時と遅めなので、松屋の裏辺りのマックで電波を拾って時間を潰しているところ。

 本日は昨日のコンサート2連荘の後半、錦糸町から渋谷へと移動して聴いたのはプレヴィン&N響、メインがマニアックな家庭SymでNHKホールとくれば全席当日券があると読み、その通りでした。

 NHKホールは苦手でなるべく避けているのですが、大好き(でレアな)家庭Symとなれば話は別、これを聴けるのは今年4度目、と当たり年の幸せ!

 プレヴィンのR.シュトラウスと言えば、毎年VPOの定期で取り上げ、ほぼ同時にテラークに録音した一連のシリーズが印象にありますが、生で聴くのは初めてです。

10月17日(土) NHKホール
 アンドレ・プレヴィン指揮NHK交響楽団 リーム 厳粛な歌、R.シュトラウス 「カプリッチョ」より最後の場面、家庭Sym
久々に見たプレヴィンは驚く程老け込んでおり、袖から指揮台までの移動がかなり大儀そう、もう80歳なんですね。最初はVn,Tp,Fl,Ob抜きと変わった編成の現代曲、Vnの場所に木管群が陣取り、コンマスの位置に座ったクラがチューニングの音出しをしてました。カプリッチョの独唱はプレヴィンより上背のあったフェリシティ・ロット、Hrソロが綺麗でした。
 そして後半お目当てのドメスチカ、プレヴィンは中庸のテンポ、高齢のせいもあってか指揮はコンパクト、それでも簡にして要を得てるのか、N響にしては個々がやや粗かったのに、トータルでは各パートが明瞭に主張するサウンドを紡ぎ出していました。9本のHrなどブラス陣はぼちぼち、終幕の迫力もそれなり程度ながら、夜の営み?における絶頂部がかなりの迫力でした。

 巨大ホールの外野席なのに双眼鏡を忘れる失態を犯してしまい、定かではありませんが、先日の読響に続き、またSaxを省略していた感じ、困った流行です…。

マリン&新日のユニークなマーラー1番

 ぼちぼちの秋晴れで気温はほぼ平年並み、午後からは雲が多くなり時に雨も、午前はテニス、午後からはコンサートのハシゴと充実の一日。

 まずはマーラー、指揮のマリンは初めて聴く人、新日は8月にやはりトリフォニーで1番を演奏しており(2009/8/1)、比較的短い間隔で同じ曲を演奏することになります。

10月17日(土) すみだトリフォニー
 イオン・マリン指揮新日フィル ベートーヴェン コリオラン、リスト PC1番、マーラー Sym1番
最初のベートーヴェンが静かに終わる曲で少し驚き、次のリストはマーラー6番が木霊する曲、ソリストのジャン=エフラム・バウゼはアンコールに現代風の曲、と思ったらドビュッシーとのこと。後半はお目当てマーラー、マリンはテンポをかなりいじるスタイル、しかも通常と違う所でスローダウンしたり、急にアッチェレして尋常じゃない速さになったりと、オケは大変。各パートのバランスや弱音部の表現なども時に個性的。第3楽章、弦バスソロが過去聴いたことの無い程抑揚たっぷりで驚いていると(マーラーの意図は措いといて)、その後もそのフレール・ジャックの旋律は皆同じ抑揚を付けていたので、マリンの指示と思われます。オケでは新日自慢のHr軍団8本、豪華な鳴りで最高でした。ただ補助のTb(Tpは未確認)と併せ、ラストの起立はせず。

 終演後、すぐNHKホールに移動してプレヴィン&N響の家庭Symへ、この公演の感想はまた次の記事で。