実は2005年の年末に書いてるのですが、以前のメモを引っ張り出して、2004年に行ったコンサートで感慨深かったものを以下に挙げます。
まず断然この2つが鮮明に印象に残っています。
メルクル&N響のトーキョーリング「神々の黄昏」
オケを聴くリング。「格の違い」を見せつけるN響の迫力に驚嘆しました。
ハイティンク&ドレスデン・シュターツカペレのブルックナー8番
オケがまるで一つの楽器の如き均質な響きのする、シュターツカペレの美音に驚愕。
後は順不同でこんな感じ。
C.デイヴィス&ロンドン響のシベリウス5番
意外とカリスマ大指揮者風だったデイヴィスの豪快な演奏。
ゲルギエフ&ウィーンフィルのチャイコフスキー5番
ゲルギーのケレン味とVPOの美音とが程よくマッチ。
チョン&フランス国立放送フィルのプロコフィエフ「ロミジュリ」
劇的な表現が峻烈で、「タイボルトの死」より「ジュリエットの死」が盛り上がるのは凄い!
ノリントン&シュトゥットガルト放響のマーラー1番
おもろいおっさんノリントンのやりたい放題の豪演。
ゲルギエフ&ロッテルダムフィルで「展覧会の絵」
途中はぐっと押さえ目で、最後の最後で大噴火!
デプリースト&都響の「巨人」
現代風のスマートな解釈の中に、芯のある力強さ。
ホーネック&読響のマーラー3番
上記と逆のねちねちとしたマーラー。やはりこれが正統か。
ベルティーニ&都響のマーラー9番
このコンビのベストとは思えませんが、最後に相応しく、魂のこもった立派な演奏。