2007年8月31日金曜日

"掘る女"のぼちぼちサスペンス - 噛む女

 昨日最終回を迎えた「雪の女王」、ここ2話ほどは泣きませんでしたが、ボラが1111を素数だと思っていたことにビックリ、友愛数(220と284)まで教わったのに。

 また昨夜の陸上、ゲイの走りも凄みがありましたが、男子走り幅跳びの最終6回目のジャンプが一番熱かったです。阪神はぼちぼちです。

 今日も雨混じりで30度には届かず、でも、まあ昨日よりはマシです。

 本日は先日観た映画から、ノーカット日本未公開サスペンスで女優陣がなかなか、そして原題が"Double Cross"とくれば、チェックしない訳にゆきませんでした。

噛む女 <'94 米>
 人生出直しを図る男が謎のブロンド美女と軽い事故を起こし、陰謀に巻き込まれてゆくサスペンス。お目当ての女優陣、まずケリー・プレストンの露出度が意外と低め、そしてもっと妖艶に描ける筈、またジェニファー・ティリーも(←メグ・ティリーと混同してるんですが、調べてみたらお姉さんとのこと)もっと魅力的に撮れる筈。プロットも原題から予想される程度のもので、ヒネリが足りない感じです。

2007年8月22日水曜日

伊坂流バトルロイヤル - 伊坂幸太郎「グラスホッパー」

 0-7から逆転させてくれるとは相変わらずお世話になります。また甲子園決勝は想像を超える展開、ただ押し出しの判定はちょっと可哀想。

 今日はこの3日間で最高の陽気、猛暑日になったかも(都心は余裕の37度らしいです)。ただ夕刻にキョーレツな雷一発、ザッと夕立ちがあり、気温は5度以上急降下です。

 本日も先週読んだ本から。昨夏よく読んだ伊坂作品、角川からは初の文庫化です。

グラスホッパー 伊坂幸太郎
 妻の復讐を期す男と2人の個性的な殺し屋、3人の視点で交互に語られる物語は、更にもう一人の奇妙な殺し屋も交え、バトルロイヤル的にクライマックスへと収束してゆきます。テンポの良い語り口と、結末へ向けた伏線の鮮やかさがなかなかです。またやや陰惨な話の割には読後感が爽やかなのはさすが。他の伊坂作品とのクロスオーバーは少なめです。