2005年4月26日火曜日

若き日のメータ

 先日メータ&バイエルン州立Oのマーラー3番(2004年ライブ盤)がオンエアされているのを聴きました。同曲の3度目か、もしかしたら4度目の録音でしょうか。ここ10数年のメータは実演・録音ともに余り心に響いたことがありませんでしたが、この演奏はオケが弱いにも拘らず、なかなかに良かったです。特に最後の盛り上がりは立派でした。ロスフィル時代の、何と言うか、清々しい迫力、みたいなものを感じました。

 同コンビの秋の来日で同じ演目が予定されていますが、主催がNBSでチケットが高いこともあり、はなっから諦めていました。けれど、このCDを聴いて、最安席(それでも8000円!)程度で入手できれば行きたい!という気分になりました。バレンボイム&ベルリンシュターツカペレなど、過去のNBS主催公演の経験からすると、まあ、多分無理ですが…。

2005年4月25日月曜日

ワイルドなツイスト - ワイルドシングス <'98 米>

 先週観て、期待通りの目まぐるしいツイストだったのがこの作品です。

ワイルドシングス <'98 米>
 異才J.マクノートン監督のサスペンス映画。M.ディロン、K.ベーコン、N.キャンベルなど出演陣もB級っぽい豪華さです。またビル・マーレーがいい味を出してました。二転三転の展開にすっかりダマされましたが、少し腑に落ちない点もあるので、いつかもう一度観直してみたい気がします。お色気の面でも、N.キャンベルこそ出し惜しみしてましたが、デニス・リチャーズはしっかり魅せてくれたので合格点です。

2005年4月18日月曜日

ミスターSの芝居っ気 - スクロヴァチェフスキ&読響のブルックナー7番

 本日も一日試合、珍しく2試合勝ち残りました。とは言っても予選の予選で、次がやっと2次予選です。テニスの後はコンサート、奇特な知人からご馳走になったチケットです。

4月18日(月) サントリーホール
 スタニスラフ・スクロヴァチェフスキ指揮読売日響 ブルックナーSym7番など
スクロヴァと言うと「スコアの透けて見えるような分析的・解析的な演奏、ハッタリなどとは無縁」と(余り根拠の無い)先入観を持ってましたが、以前ザールブリュッケン響と来日した際の5番、そして今晩の7番を聴き、結構芝居っ気もある人だなあと感じました。3,4楽章にはかなり強烈なアッチェレランドもありました。もちろん、普段は聴き取れないパッセージが鮮明に聴こえる、という期待通りの部分もちらほら。第1楽章は弱音部などオケの音程が安定せず、今ひとつ乗り切れませんでしたが、第2楽章になると少し良くなり、弦楽器群の分厚くて伸びやかな音と相俟って聴き応えがありました。読響でこんな充実した弦の響きを聴いたのは初めてな気がしますが、単にいつもよりいい席で聴いたせいかもしれません。空いていたのをいいことにPブロックからRDブロックに移動(ごめんなさい)したもので。また要所では金管もかなり開放的に鳴らしており、クライマックスの音場の大きさは、2月のブロムシュテット&ゲヴァントハウスの名演を上回るくらいでした。まあ、完成度や響きの純度等、ちょっとゲヴァントハウス管には及びませんが、国内オケでこのくらい聴ければ満足、という演奏会でした。

2005年4月17日日曜日

豪快マタチッチ

 最高の日和で午前中はテニス、午後はアマオケに行こうかとも思ったのですが、何か大事な用事があった気がして帰りました。

 が、何だったか思い出せず日中は職場でごろごろ、夜にCSでマタチッチ&フランス国立管のブルックナー5番、79年ライブ盤を録音しに家に戻って気付きました。午後に注目のFMエアチェック(死語)があったことを!トホホ…、ヴァーレク&プラハ放響のタラス・ブーリバやガーディナー&チェコフィルのマーラー4番がおじゃんです。やはりボケが日々進行中。

 ショックでしばし茫然自失状態だったので(まあ、もともとブルックナーは余り聴かないのですが)、マタチッチ&フランス国立管のブルックナー5番に関してはクライマックスだけつまみ聴きしたのですが、金管の「鳴り」がハンパじゃなかったです。実演で聴けば鼻血が出そうになるんじゃないでしょうか。

 ナイーブレーベルの一連のフランス国立管のライブ盤はハイティンクとのマーラー6番もそうでしたが、ブラスが伸びやかでしかもウェットな音で録れていて、金管出身者にとっては血沸き肉踊るものが多い気がします。

 明日は読響でブルックナーを聴いてきます。

2005年4月9日土曜日

YUI

 いま、大好きな「タモリ倶楽部」の空耳アワーを待つ間、ふと見たフジの「僕らの音楽」という番組でYUIさんという若手女性歌手をフィーチャーしてました。

 「不機嫌なジーン」のエンディングに使われていた「feel my soul」が気になっていたのですが、何とこれがデビュー曲とのこと。しかも、メジャーデビューを果たしたにも拘らず、地元の福岡に帰れば、彼女の原点であるストリートライブをいまだにやるそうで、スゴイと思います。心に沁みるヴォーカルでした。

2005年4月2日土曜日

英国の響き - 橘&東京楽友協会響のエニグマ変奏曲、R.V.ウィリアムズ2番

 午前中は杉並区でテニスをして、午後は江東区でアマオケを聴いてきました。移動の都営新宿線で爆睡し、オープニングのM.アーノルドの序曲を聴き逃したのが痛恨です。

4月2日(土) ティアラこうとう
 橘直貴指揮東京楽友協会交響楽団 エニグマ変奏曲、R.V.ウィリアムズ Sym2番など
アマオケとしては意欲的な英国プロ、メインのロンドン交響曲を実演で聴くのは初めてです。前半のエルガーは少し地味かなと思いましたが、後半のRVWはなかなかダイナミックな演奏でした。アンコールもこのプロなら絶対コレ、という威風堂々第1番!かなり満足の演奏会でした。

 アンコールではコンサートミストレスの方が涙しておられ、思わずもらい泣きしてしまいました。