2016年11月29日火曜日

西本&エルサレム響のやや小じんまりマーラー5番

 ブレイク中の中条あやみ、dポイントCMけん玉バージョンのラストで嬉しがる表情が抜群の可愛さ、これが演技なら真のプロ。

 快晴、朝食欲無く、そんなことは滅多に無いので危ないな、と思ったら案の定、出勤後に腹痛&下痢、昼飯も昼休みの壁打ちもパスして仰臥、賞味期限切れのピルクルを飲んだせいか?

 夜は東京に出て海外オケウィークの番外編、西本&エルサレム響のマーラー5番、彼女のマーラー5番はロイヤルPO日フィルと聴いてますが、開放的に鳴らす印象、初めて聴くエルサレム響はどうでしょう。

11月29日(火) 芸術劇場
 西本智実&エルサレム交響楽団 ドヴォルザーク VcC、マーラー Sym5番
前半はドヴォルザークのチェロ協、ソリストは巨漢のドミトリ・ヤブロンスキー、Tpがなかなかの吹きっぷり、アンコールが無くてホッ。後半マーラーはHr7,Tp4,Tb3、Tpソロはヴィブラート少なめで強い音、Hrソロはまずまず、西本は標準的テンポで時折遅くする点以外はアク少なめ、第4楽章再現部が遅いテンポで情緒たっぷり、エルサレム響は木管は弱め、弦も程々の音量ながら、Tp、Tbはそこそこの吹きっぷり、アンコールは無し。

2016年11月26日土曜日

ヤンソンス&バイエルンの豊麗アルプスSym

 3日連続してマイナス気温を記録した海外オケウィーク、ラストの第4弾はヤンソンス&バイエルン放響のアルプスSym、奇しくも数日前のティーレマン&ドレスデンとのアルプス対決です!

 今日も3階センターはガラガラ、休憩時間に思いっきりTpトップが難所を練習、吹き慣れないワーグナーチューバも皆ずーっと練習してます。日本人向け?の椅子が小さ過ぎるのか、殆どの人が2重に重ねて、プラス座布団を使用してます。

11月26日(土) ミューザ川崎
 マリス・ヤンソンス&バイエルン放響 ハイドン Sym100番、R.シュトラウス アルプスSym
 前半のハイドン、意識を失っているといつの間にか軍楽隊の大太鼓とエンブレム付きの鐘?がオケ前方の左右、舞台下の1階席に登場してました(笑)。後半R.シュトラウスはHr8,Tp4,Tb4,Tuba2と基本編成、ワーグナーチューバ持ち替えの4名は舞台裏の仕事を終えてから舞台上へ、アシ無しなのにTpトップは最後まで見事な吹きっぷり、Hrトップもなかなか、Obトップがかなりの存在感、ブラス全体ではHrとTbの鳴りよく、弦も低弦ベースに重厚、ヤンソンスは時に編曲レベルの独自解釈を交えつつ、ソロは自由にやらせる感じ、夕焼けはそれ程ガンガン弾かせなかったのがやや珍しいかも、ヤンソンスは最後の音が消えてからも棒を上げたまま、なのにすぐ拍手する輩がいて、しばらく耐えてましたが諦めて棒をダウン、楽譜は用意されていた(ばらの騎士?)のにアンコールは無し、残念(涙)。

 アルプス対決、オケの機能性ではヤンソンス&バイエルンが上手な気がしましたが、音色や解釈ではティーレマン&ドレスデンが好みでした。

お話し好きのマリンバ奏者 - 塚越慎子さんのマリンバ

 冬晴れ、よって今朝もマイナス気温(これで3日連続!)の中、東京に出て午前練習、午後はまず渋谷タワレコのインストアイベントへ。

 聴いたのは塚越慎子さんのマリンバ、楽しいお話を交え、Pfと一緒にピアソラから始めて名曲の編曲物を数曲。

 この後は川崎に移動して海外オケウィークの第4弾、ヤンソンス&バイエルン放響のアルプスSym!それはまた次の記事で。

2016年11月25日金曜日

ハーディング&パリ管のマーラー5番

 夜行バスは池袋のサンシャインシティ着、快晴、昨日石川は快晴だったのに関東は雪だったとのこと、ただ都心はその影響は余り感じられず。

 ところがTXに乗って北上すると、埼玉・千葉辺りは一面の雪、霧でけぶる利根川を超えると積雪の量は徐々に減った感じ、日陰に雪の残る南茨城は最低マイナス3度弱と今季最低。

 夜はまた東京に出て海外オケウィーク第3弾、ハーディング&パリ管のマーラ5番です。

 ハーディングのマーラー5番はLSO新日フィルと少なくとも2度聴いてますが、余り感心した経験無し。

11月25日(金) 芸術劇場
 ダニエル・ハーディング&パリ管 メンデルスゾーン VnC、マーラー Sym5番
 オケは対向配置、メンコンのソリストは長身のジョシュア・ベル、後半マーラーはHr7,Tp4,Tb3、Tpソロはエロいヴィブラート、チューバもヴィブラートギンギンで存在感たっぷり、Hrソロはポカはあれど基本上手、ハーディングはそこそこのアク、第1,2楽章は遅め、第4楽章でVnが雄弁、第5楽章は弦キレよし、Tpはまずまずの吹きっぷり、Tbはもうちょっと吹いて欲しかったかも。

 今回もパリ管の音を聴いたなあ、という以上の感興は無かったかも。

2016年11月23日水曜日

田中&東邦音大管のブルックナー5番

 曇り、早朝東京に出て午前練習、海外オケウィークの合間をぬって、午後は音大オケでブルックナー5番!

11月23日(水・祝) 文京シビック
 田中良和&東邦音大管弦楽団 ワーグナー マイスタージンガー第1幕前奏曲、ブルックナー Sym5番
 Hr4,Tp4,Tb3、TpとTbとTubaは全員女性!弦に先生が入ってます。前半ワーグナーは大人しめのサウンド、後半ブルックナーはHrが5本に、ここでもバランス重視のサウンド、ただ最後はTbがまずまずの吹きっぷり、途中1か所とコーダの最後の方で木管をベルアップさせて強調、そう言えばスクロヴァも似た事をやってました。

 コンサート後は夜行バスでスポット帰省、北関東甲信越を通るので雪の影響がちょっと心配。

2016年11月22日火曜日

ティーレマン&シュターツカペレ・ドレスデンの満足アルプスSym

 今朝は比較的長い間揺れました。ただここ数か月は地震が多かったtためあれ程大きな地震だとは思わず、そのタイムリーな日に職場では防災訓練。

 予報通り20度に迫る陽気、夜は海外オケウィーク第2弾、ティーレマン&ドレスデンのアルプスSymです!

 前半はベートーヴェンのピアノ協と苦手科目、だったので、その価値の分かる知人(職場がアークヒルズ!)に聴いてもらいました(笑)。

 ってことで後半からの入場、今日も高い席はガラガラ(涙)。

11月22日(火) サントリーホール
 クリスティアン・ティーレマン&シュターツカペレ・ドレスデン R.シュトラウス アルプスSym
 Hr9(うち4名ワーグナーチューバ持ち替え),Tp5,Tb4(バストロよりひと回り大きな楽器1本)、木管が均質で弦とも融和するサウンド、HrトップとTpトップはヴィブラートもかかっていてケンペ時代のサウンド(但しレコード)に近く、ルイージとのコンビで聴いた同曲での不満は解消、舞台裏バンダは舞台上奏者がミュートで表現、輝かしいTpトップが頂上で疲れの見えた時にアシと交代する絶妙のタイミング、その後のハイDはがっつり系、ティーレマンはここ一番でタメる表現、夕焼けでは弦が轟然たる鳴り、アンコールは無し。
 
中学時代にレコードで繰り返し聴いた「ドレスデンのR.シュトラウス」がやっと聴けて満足です、ペーター・ダムはいないけど。

2016年11月21日月曜日

MTT&サンフランシスコ響の尻上がり濃厚マーラー1番

 今年は紅葉の季節短く、今や落葉の量が凄いです。

 曇り、夕方東京に出るとこちらは雨、今週は海外オケウィーク、第1弾はMTT&サンフランシスコ響のマーラー1番、前回このコンビの5番が凄く良かったので期待に胸は膨らむばかり。

 サントリーホールに入ると、高い席はガラガラです(涙)。

11月21日(月) サントリーホール
 マイケル・ティルソン・トーマス&サンフランシスコ響 ブライト・シェン 「紅楼夢」序曲、ショスタコーヴィチ PC1番、マーラー Sym1番
 最初は日本初演の中国人作曲家の大管弦楽作品、後半がまんま「中国の不思議な役人」の追っかけっこ、続く協奏曲のソリストはユジャ・ワン、Tpソロは起立して演奏、アンコールが2曲、まずベースとTpと3人セッションで(ショスタコゆえ)タヒチ・トロットのジャズバージョン、続いて白鳥の湖の有名な曲を指クルクル系編曲で。
 後半マーラーになると弦が対向配置に!Hrは1列に8本、その後方はTp4,Tb3と最少本数、ブラスは抜群の安定度、Tpトップはアシ無しなのに最後まで美音かつ朗々、最初の3楽章は5番の時よりタメやケレン味は少ないかも、と思えど、終楽章、特に後半になるとどんどんケレン味増加、Hrは楽譜通り起立、最後はスローダウンして八つ振りも。アンコールは無し、残念。

 個人的注目終楽章ミュート早業ファンファーレ部分はブラインドで見えず、Tpなど少し肩代わりしてたかも。