2016年2月28日日曜日

だっちゅーら - 「datura.」 ダンス・プロデュース研究部

 小学生アイドルのイベントの後は、知人の関係でコンテンポラリーダンスへ、会場は隅田川べりにあるウンコビル(笑)、よく車窓から見てはいますが、入るのは初めて、ちょっとワクワクします。

 東京マラソンの走者で賑わう雷門界隈でラーメン店を経由し、浅草側から橋を渡る際、ウンコビルやビールビル?の背後にスカイツリー、と絵になる景色があり、皆写真をパシャパシャ。

 金色のエレベーターで上がった会場で観たのは、日本女子体育大学の学生とOGからなる団体によるダンスパフォーマンス、振付・構成は(たぶん)OGメンバー。

2月28日(日) アサヒ・アートスクエア
 datura. -心からの祝福をあなたに- ダンス・プロデュース研究部
20人以上のメンバーによる1時間程度のパフォーマンス、途中やや冗長と感じるパントマイムもありましたが、全体的にはエロスを感じるコスチュームとエネルギッシュなダンスを愉しみました。

ぐるぐる小学生 - ぐるぐるPUNCH

 早起きして東京に出て、東京マラソンで交通規制だらけの中、午前は品川でテニス、午後は浅草で舞台鑑賞、丁度東京マラソンのコース後半の南の折り返し地点(品川)から北の折り返し地点(浅草)へ移動する羽目に。

 テニスから午後の舞台まで少し時間が空いたため、ネットで手頃なイベントの情報収集、通り道にあるタワレコ八重洲で新進?アイドルのイベントを覗くことに。

 観たのは「バーサスキッズ」というアイドルグループから派生した「ぐるぐるPUNCH」なるサブユニット、4名が歌って踊って3曲、メインの子など確かに可愛い、のですがどう見てもみんな小学生、見ているこっちが犯罪者の気分(笑)になってきちゃいます。

 この後は浅草近くのウンコビルへ、それはまた次の記事で。

2016年2月27日土曜日

感動アンコールのマーラー5番

 本日はマーラー5番のハシゴ、まず午後オーチャードでヤングヤマカズ&日フィルで聴いてから、サントリーで聴いたのはアマオケ、全国の医療大生による新設オケの旗揚げ公演です。

 「国境なき医師団」へのチャリティ公演の側面もあり1曲目の前、およびマーラーの後に紹介アナウンスやセレモニーがありました。

2月27日(土) サントリーホール
 谷口悠&交響楽団さきがけ ワーグナー "マイスタージンガー"第1幕前奏、マーラー Sym5番
 指揮の谷口氏は学生指揮者っぽい雰囲気、前半のワーグナーはHr6,Tp6,Tb5と多め、にしてはブラスの迫力ぼちぼち、弦も弱めながらFlトップが素敵、休憩を挟んでマーラーはHrが9本に、そしてTp8本、Tb6本と倍管!Tpトップはソロ時も殆どベル下向きの控えめキャラ、Hrソロはなかなか達者、発展途上のオケは色々あれど終楽章最後のブラスの鳴りはまずまず。セレモニーを挟んでアンコールは大好きな曲、ヒンデミット"ウェーバーの主題による交響的変容"終曲、管がローテしたせいかTpを筆頭に本日最高の鳴り!滅多に聴けない曲だけにちょっと感動。

 マーラーはやや物足りなかったのですが、アンコールですっきり! した気分を胸に、池袋に移動して後輩のコンパに合流し、帰りは午前様。

ヤングヤマカズ&日フィルの5番

 よく晴れて日中は12度台とやや高め、本日はマーラー5番のハシゴ、ただ朝イチの試合が早々に終わり、1発目のコンサートまで少し空いたので、単線の東武線で野田から大宮に移動、後輩の卒業生戦に挨拶。

 その後、渋谷に出てまず聴いたのはヤングヤマカズ&日フィルのマーラー"ツィクルス"第5弾、苦手の4番はパスしたので去年の3番以来です。

2月27日(土) オーチャードホール
 山田和樹&日フィル 武満徹 ア・ストリング・アラウンド・オータム、マーラー Sym5番
 前半武満はVla協奏曲っぽい曲でソリストは個性的衣装の赤坂智子、オケが3管の大編成、滅多に見ないコントラバスClまであって驚き。後半マーラーはHr7,Tp4,Tb3、第1楽章は葬送部分を遅く粛々と奏し、激しい部分との対比大きめ、Tpソロのオッタビアーノは弱音のコントロールが巧み、尻上がりに調子を上げ、終楽章最後の吹きっぷりは見事、Hrソロは好不調の波あり、第2楽章後、第3楽章後と2度も音合わせ!プロでは珍しいかも。第4楽章が遅めテンポ基調に聴かせどころでは更に遅ーく、と個性的な表情で(必ずしも意図通りにならない部分も散見すれど)本日のハイライト、終楽章もやや遅めで各フレーズを細かく強調、Tbはソロ、全体での吹きっぷり共によく、最後のブラスの爆発度はなかなか、勿論急加速してフィニッシュ。

 ホールも席位置も違うため推定ですが、ブラスの鳴りでは一昨日の東フィルを上回っていた気がします。

 続いてサントリーに移動してアマオケで本日2度目の5番、それはまた次の記事で。

 

春季ロイヤルSCオープン 2016 2日目

 晴れ、朝マイナス3度台と軽く冷え込む中、早起きしてロイヤルSCOP2日目へ。

 2次予選決勝、と言うか2回戦、長身の若者のサーブ返せず、ネットに出てもパス速くボレーコントロール不能、0-6,0-6で瞬殺終了。

 今日貰ったアドバイス:
基本ミスが少ない方が勝つ、もっとミスを減らすこと。

 いつも人に 言ってることを 人に言われる 哀しさよ

2016年2月25日木曜日

チョン&東フィルの5番

 昨夜の雪を降らせた雲のせいか朝の冷え込みは-1度台と甘め、ただそこそこ晴れた日中は最高8度台と低め、試合会場の野田付近と違い、南茨城の雪は午後にはすっかり消えてます。

 今週は5番ウィーク、第1弾はチョン&東フィル、チョンの振る5番は日記の範囲内ですらロンドン響アジアフィルN響で聴いてますが、最も振っている筈の東フィルとのコンビでは(たぶん)まだ聴いてません。

 このコンビの5番、日曜のオーチャード公演を格安入手してあったんですが、このオペラシティ公演に仕事で行けなくなった知人とチケット交換、より好きな音響のホールで聴けることになってラッキー。

 同一プロで3公演もやるのに客席ほぼ満席で驚き、ただ自分の3階L舞台横からはオケの左半分が見えず、ブラインドサイドのHrに関してはやや推定です。

2月25日(木) オペラシティ
 チョン・ミュンフン&東フィル モーツァルト PC23番、マーラー Sym5番
前半モーツァルトは当初チョン弾き振りの予定でしたが、指の故障とのことで急遽代役は小林愛美、アンコールにショパンの有名曲をやや生硬な感じで披露、ただお姿全く見えず(涙)。
 後半マーラーはHr6(推定),Tp4,Tb3、Tpソロはいかにもラッパって音、(第3楽章で多分起立はしていない)Hrソロは色気ゼロながら堂々、指揮をしていても時折手を痛そうにしていたチョンは速い部分の煽りや遅い部分の粘りは以前より少なめ、それでも過去の5番と同様、第4楽章後半、主題が回帰する部分でテンポを遅くしての情緒豊かな表現と、第1楽章コラールと終楽章コラール2クールめでテンポをぐっと落としてTp筆頭に朗々とブラスを吹かせた表現がなかなか、全体にオケの鳴りはぼちぼち。

 昨年の1番の時も思ったんですが、練習時間の関係か、東フィルとやる時は以前に比べてオケを強引にドライブする箇所が減った気がします。今やチョン節がたっぷり聴けるのはソウルフィルとのコンビか。

春季ロイヤルSCオープン 2016 1日目

 昨夜はまさかの雪(でも予報では言っていたらしい)、それがうっすら積もる早朝、春季ロイヤルSCOPへ。

 試合場付近はもっと降ったらしく方々に積雪、コートもハードは未だ使えない状態、「あー、寒いのに待ち時間長そう」と思いきや、2次予選1回戦の相手現れず、午前中には職場復帰。

2016年2月21日日曜日

2次元好きの歌姫 - カノエラナさんの歌

 四大陸選手権、今シーズンのフィギュアは男子を観てなかったせいか、4回転ルッツ(ボーヤン・ジン?)を生まれて初めて見て仰天!しかも3回転Tとのコンビネーション!あとP.チャンのフリー200点超大逆転にも驚き!そしてチャートランドがいつの間にかシャルトランと仏語読みに変わっていてビックリ!別人かと思った…。

 1週遅れで観た「武道館」に(ラーメン大好き)小泉さんがゲスト出演!しかも池袋のよく行くお店でした。

 ドラマ間コラボと言えば「ヒガンバナ」「山猫」「火村英夫」、特に昨夜の「野ブタパワー注入!」には懐かしくてちょっと感動!

 昨夜は予報程大荒れにならなかった反面、今日は予報程すっきりとは晴れず、この土日は近場で合宿、の予定が昨日昼頃からの雨で午後に脱走し、今日はより可愛いメンツが多そうな別件テニスにこっそり鞍替え。

 しかし予定の娘現れず(涙)、(晴れ予報なのに)プレー中には何故か雨まで降る始末、バチが当たったか。

 しかもこの日から花粉症の症状が増大、1月後半からと早めに乳酸菌ドーピングを始めていたのに、効果は薄いのか?

 午後になって合宿に戻るのも気まずく、何かアマオケでも、と調べるも、午後のブルックナーか夜のグラズノフ、と自分の好みからすると微妙なものしかなくて自重、とは言えまっすぐ帰るのも何なので、帰り道にラーメン店とインストアイベントを経由することに。

 でHMVエソラ池袋で聴いたのはカノエラナさん、佐賀出身、虹好きにして金髪(銀髪?)のシンガーソングライター、自己紹介的な曲を含め数曲、ギターの弾き語りで楽しく披露してくれました。

<追記>
 その後知ったんですが、この日スルーしたグラズノフ5番がメインのアマオケ公演、中プロのR.シュトラウスOb協のソリストが先日気になったSKDの美人奏者だったとのこと、うーむ、見に行けばよかった…。

2016年2月18日木曜日

バレンボイム&シュターツカペレ・ベルリンのブルックナー8番

 晴れ時々曇り、朝は-4度台とそこそこ冷え込み、日中は10度台とぼちぼち。

 夜はバレンボイム&ベルリン国立歌劇場管のブルックナー・チクルス番外編、8番ミューザ公演へ。

 バレンボイムはシカゴ響との公演はどれも期待外れだったのに、このベルリンのシュターツカペレとのマーラー9番はとても良かった記憶があるので、守備範囲の中心ではないブルックナーとは言え興味津々。

 しかしサントリー公演は最安席が11000-14000円!どんなに聴きたくてもコンサートには1万以上は出さない主義ゆえアウト! 実際1番好きな指揮者&1番好きな曲の組み合わせだったアバド&BPOのマーラー3番ですら、ホール前で「チケット求む」立ちんぼ作戦を敢行するも1万円以下の提供なく諦めた(涙)程。

 ただミューザで1公演のみ特別にあって、そっちは最安1万円とギリギリ許容範囲内、しかもブル全曲中、1曲だけ聴くならこれ、という8番(次いで5番、9番、7番の順かな?)。

 冷静に考えると自分の聴きたい度合いでは上限7-8000円程度の希求度ながら、世間のデフレ・小幅インフレとは無縁にここ数年チケットは高騰するばかり、主義を通しているとそのうち聴けるものが無くなるかも、と弱気になって購入。

 このコンビ先日の5番を聴いた知人によると、Tbとチューバが倍管((3+1)×2)で轟然たる鳴りだったとのこと、8番もやってくれないかなー、とちょっと期待。

2月18日(木) ミューザ川崎
 ダニエル・バレンボイム&シュターツカペレ・ベルリン ブルックナー Sym8番
 オケは対向配置で弦バスは左奥、Hrが9本!(うち4本ワーグナーチューバ持ち替え)、ただTpとTbは3本ずつと最小セット、2ndTbが東洋人っぽい女性!チューバ奏者は150㎏はありそうな巨漢! 弦が均質な響きと奏法でボリュームもなかなか、木管も美人Obトップを筆頭に微妙に個性を出しつつも全体では非常に均質で和合性高い響き、Tp,Tbは8分程度の吹きっぷりながら重厚、Hr群はそれより吹きっぷりよし、ティンパニは弱音がソフトで絶妙、指揮台を使わないバレンボイムは強弱のコントラスト強く、色んなパートを指示して浮き出させ、歌うところは歌うスタイル、1箇所Clが弱かったのか急に50cm程身を前に乗り出して激しく求めたシーンにはビックリ、第3楽章は美しくかつ起伏あり、あと終楽章コーダ前かなり遅くして、遅く始めたコーダが後半かなり速くなったのが印象的、フィニッシュの迫力はぼちぼち、全体では85分程度?(←もう少し短かったそうです。) アンコールは無し。

 最後の音の余韻が残っているうちに拍手を始める人が自分(3階RA)の下方にいました(笑)。

 数分の距離に職場がある癖に連れが現れず、またブルックナー8番で遅刻してモニター鑑賞かよ!と思ったら途中で入れてくれた(しかもよりいい席に座れた)そうです。

2016年2月17日水曜日

P.ヤルヴィ&N響のツァラ、と美人ピアニスト

 夜行バスは予定通り新宿着、さすがにこっちは快晴、朝6時台の中央線、車内で立ったまま着替えする女子高生がいてビックリ!常磐線ならありだけど(笑)。

 制服っぽいの紺ブレザーを脱ぎ、その下の白のカッターシャツ?を薄手のパーカーに替えたんですが、脱ぐのと着るのを同時並行で行う女子高生っぽいテクに感心、ただこの着替えパターン、下校中なら納得なんですが時間帯からすると登校中、なので少し不思議。

 こちらは早朝-3.5度と少し冷え込んだようですが、よく晴れた日中は最高12.5度と少しポカポカ、昼休みの壁打ちでまたも場外に打ち込みボールロスト(涙)。

 夜は東京に出てN響サントリー定期へ、先月と同様、奇特な知人からいただいた特等席、本日はヤルヴィJrが継続的に採り上げているR.シュトラウス(前回はティル、ドンキにバラ)プロ、なのに中プロにシューマンのPCがあるのは解せません。

2月17日(水) サントリーホール
 パーヴォ・ヤルヴィ&N響 シューマン Pf協、R.シュトラウス 変容、ツァラトゥストラはかく語りき
 最初のメタモルフォーゼンは23人ではなく各パート2名ずつの46名、しかも1名で弾くか2名とも弾くかは流動的、頂点部で迫力が出た反面、室内楽的な透明感は減じた印象。続くシューマンではOb,Cl両ソロが見事、ソリストは美人で胸元がセクシーなカティア・ブニアティシュヴィリ、アンコールが無くてほっ。
 後半ツァラの時だけ弦が対向配置に、Hr6,Tp4,Tb3、冒頭オルガンにバスドラムのロールを重ねているのを初めて知りました。Tpトップはまずまず、ゲストコンマス(コンセルトヘボウのコンマスとのこと)のソロもそれなり、あとチェロトップが存在感、ヤルヴィは癖が無い節回しと各動機が明快なサウンド、その分色気も薄め、全体にブラスの吹きっぷりもそこそこで弦管トータルで厚みある響き、終盤の鐘は金属板と大きな鐘を同時に叩いてました。R.シュトラウスは2曲とも静かに終わる曲、パーヴォはどちらも音が消えて後10秒以上棒を降ろさず。

 あのー、中プロのシューマンに文句言ってごめんなさい、ブニアティシュヴィリさまの美豊乳を拝めた眼福だけで来た価値ありました(笑)。

2016年2月16日火曜日

ちょっと連三紀風 - 道尾秀介「球体の蛇」

 夜行バスで今年2度目の雪掻き帰省、金沢は20cm積もったようですが実家の小松は10cm程、30分とかからず終了。

 石川らしく、日中は晴れたかと思えば雪、ただ湿った雪ゆえ降っても消える、と言うか既に積もってる分も消してしまう雪、実際雪掻きしてない隣家の前の雪も殆ど消えてます、つまり朝の努力はほぼ無駄。

 そんな状況ゆえ、今夜は降っても積もらないと判断、安心して夜行バスで帰還の途に。

 本日のボケ老人: ノートPCの電源アダプターを実家に置き忘れる(涙)。
コンセント抜いたことははっきり覚えてるのに、カバンに入れないとは…。これでVAIOはただの粗大ごみ。

 そんなお馬鹿な帰省の道中に手にした本がこれ。

球体の蛇 道尾秀介
 サン=テグジュペリ「星の王子さま」の有名な絵をモチーフに、幼なじみの死に関する闇を抱える少年がある女性との出会いと事件を通して成長する青春ストーリー、勿論ミステリー的な仕掛けはありますが、その軸をミステリーから恋愛小説へと移した連城三紀彦を思わせる内容でした。

2016年2月15日月曜日

カンブルラン&読響の充実マーラー7番

 春一番と認定された嵐が過ぎ、5月並の陽気が訪れた中、B級アイドルのイベントを経由して芸劇で聴いたのはカンブルラン&読響のマーラー、7番です。

 このコンビでは2年前、いや3年前?6番を聴いていますが、明晰ながら豪快なサウンドの演奏でした、7番はどうでしょう?

2月14日(日) 芸術劇場
 シルヴァン・カンブルラン&読響 モーツァルト アイネ・クライネ・ナハトムジーク、マーラー Sym7番
 1曲プロかと思っていたら小さい編成、あれ?と思っているうちにモーツァルトが始まってびっくり!成る程、ナハトムジークつながり、って訳ですか…。で休憩を挟んでマーラー、6番の時と同様、Vlaと2ndVnを入れ替えた形の対向配置、ギター、マンドリンは中央、Hr5,Tp4(名手長谷川氏はアシ専念),Tb3、第1楽章ソロはユーホで専業奏者、余り朗々と吹かないスタイルながら、Tbとの掛け合い部分は見事、Tpトップ(若手?)は終楽章の難所でピッコロっぽい短い管を使用、あと多い時にはカウベルを5-6名で奏していたのが印象的、カンブルランは特に粘らず明晰なサウンドは前回と同じながら、思ったより変化するテンポはそれなりに個性的、ブラスはHrが豪快な鳴り、全体的にはマーラーっぽさの強調やその他奇を衒ったことをしなくても、上手なオケがきっちり楽譜通りマーラーの音を奏でれば充実感あるもんなんだなあ、と改めて感心するサウンドでした。

 期待を上回る充実した響きに高揚した帰り道、ダウンを手に持つのも面倒なので着たままだったら汗だくになりました。

2016年2月14日日曜日

B級っぽさ満開 - イケてるハーツ

 昨日来の熱気は更に高まり、今日の最低13.3度は4月下旬の、最高23.3度は5月下旬!の値、風も強くこれが今年の春一番。

 早朝地元は降ってなかったので予定通り練習のため東京へ、しかし秋葉に着くと雨風強く春の嵐状態、当然テニスは中止、午後のカンブルラン&読響まで暇になったので、アキバ駅横の無線の入るマックで情報収集。

 スパガのイベントがあったので食指動きましたが横浜だったので自重、芸劇近くの池袋HMVのインストアイベントにしました。メジャーデビューしたばかりのマイナーなアイドルらしいので、ギリギリに行っても近くで見られるかな、という計算で。

 で見たのはイケてるハーツ、なる7-8名からなるアイドルユニット、オーディションで選ばれたメンバーらしいのですが、ルックスも歌もB級感たっぷり、持ち歌がまだ少ない中、沢山メドレーで歌い踊ってくれました。

 外に出るともう陽光が射しており、オーバーなんてもう着ていられない陽気の中、本日のメインイベント、カンブルラン&読響のマーラー7番へ、それはまた次の記事で。

2016年2月13日土曜日

季節外れの陽気にシベリウス2番 - 井崎正浩&フライハイト交響楽団

 都心では20度を超える季節外れの陽気の中、新宿で新山詩織さんを聴いてから黄色い電車で錦糸町へ。

 聴いたのは昨年骨太なマショスタコ10番を聴かせてくれたアマオケ、今日はプロコフィエフとシベリウスです。

2月13日(土) すみだトリフォニー
 井崎正浩&フライハイト交響楽団 プロコフィエフ Sym7番、シベリウス Sym2番
 前半プロコはHr4,Tp3,Tb3、ただこの7番、何度聴いても余りピンと来ません。後半シベリウスはHr4,Tp4,Tb3、井崎氏の滑らかで抑揚ある棒の下、オケは弦管ともに安定したサウンドを聴かせてくれました。アンコールは2曲、まず定番"アンダンテ・フェスティーヴォ"を美しい弦の響きで、続いて「3つのオレンジの恋」行進曲を賑やかに。

 アマオケは好きな位置に座れる自由席だと嬉しいのですが本公演は当日指定、1階やや前方の席だっためブラスはよく見えず、気のせいかもしれませんが、Tp1stアシは短い管だった気も、そうする理由が特に無いので勘違いだとは思いますが…。

 明日はカンブルラン&読響の7番です!

心に響くハスキーボイス - 新山詩織さんの歌声

 曇りのち晴れ、練習場所無く朝寝坊、10時頃外に出ると生暖かい風が、気温もどんどん上昇して午後には20度に届きそうな勢い、風速5mに達すればこれが春一番になるかも。

 夕方のアマオケまで暇だったので、新宿界隈でラーメン店を新規開拓しつつ、新宿タワレコのインストアイベントへ、聴いたのはシンガーソングライターの新山詩織さん。

 先日発売したシングルはもう7枚目とのこと、それら自作曲にカバー曲も交えて4曲、店内に流れるCDではピンと来なかったのですが、ギター弾き語りの生で聴くと、心に響く歌声でした。

 最近多いクリスタルボイスではなく、一昔前に多かったややハスキーな歌声、そしてルックス的にも及第点なので今後ブレイクするかも。

 この後錦糸町に移動してアマオケのプロコとシベリウス、それはまた次の記事で。

2016年2月11日木曜日

SFミステリーならぬSSミステリー - 米澤穂信「折れた竜骨」

 建国記念の日、冬晴れ、マイナス5度と久々に手が切れるような寒さの中、東京に出て午前と午後、間にラーメン2店を挟み2か所でテニス。

 後半プレーしたのは文京区の公営コート、近くの坂に1本だけ早咲きの河津桜があってほぼ満開!

 本日はずっと気になっていてやっと最近読んだ本、2011年度の"このミス"第2位にして、この時点での著者の最高作との評判だった作品、漸く100円棚で上下巻発掘し、即読了。

折れた竜骨 米澤穂信
 所謂"Sword and Sorcery"(魔術の存在を前提とする騎士物語)の世界、、中世とある島国を舞台として、王家の娘が魔法使い達の助けを得て暗殺事件の犯人探しと外敵ヴァイキングとの闘いに挑むお話、ファンタジー的意匠を除けば物語上のルールの下での謎解き(アシモフ「われはロボット」的な)、とガチガチのマニア向け内容、この解答じゃないだろうなぁ、と思いつつ解決編に進み気持ちよくダマされました、ちょっとあざとい気もしますが。

 マニア向けの作風からだんだん一般向け内容になってきていたのに、何故またマニア向け?と思ったら、実はずっと前(デビュー前?)に書かれた作品が原型とのこと、納得です。

2016年2月9日火曜日

桜宮サーガ総集編 - 海堂尊「輝天炎上」

 快晴、朝マイナス4度強とそこそこ冷え込むも、日中は予報通り最高14度弱、空気感を含め春の陽気です。

 夜はひと月遅れで研究室の新年会、焼肉屋の料理がケチって1番安いコースにしたらホルモン主体でげんなり。

 本日も海堂作品から、「ケルベロスの肖像」が田口&白鳥シリーズ、表の完結編ならば、裏の完結編が本作です。

輝天炎上 海堂尊
 「螺鈿迷宮」の主人公の学生を軸に、「ケルベロスの肖像」の顛末が視点を変えて描かれる種明かし的な内容、田口&白鳥シリーズは勿論のこと、バブル3部作や「極北」シリーズ、「ジーン・ワルツ」「マドンナ・ヴェルデ」まで含め、諸々の伏線?を回収する総集編、シリーズのファンなら唸る内容になっています。

 バブル3部作で100円入手し残している「スリジエ・センター1991」を除けば海堂作品はひと区切り、もうしばらくいいかな、って感じです。

2016年2月7日日曜日

会場を間違えた日のブルックナー5番 - 中橋健太郎左衛門&OB交響楽団

 予報がいい方に外れて朝から快晴、東京に出て午前テニス、午後アマオケと典型的休日。

 午後聴いたのは昨日と同じブルックナー5番、(たぶん)初めて聴くオケですが、今回で何と189回!定期を数える老舗、在京で最も古いアマオケとのことです。

 開演30分前、ホールの受付で「ネット招待です」と言えど自分の名前見つからず(涙)、何故?

 今日のボケ老人:
本日のアマオケの会場はティアラこうとう、なのに間違えてすみだトリフォニーに行き、受付で呆れられる(涙)。

 ボケ老人が間違えても歩いて挽回出来る近場(徒歩10数分程度)でよかったっす。

2月7日(日) ティアラこうとう
 中橋健太郎左衛門&OB交響楽団 ワーグナー ジークフリート牧歌、ブルックナー Sym5番
 前半はジークフリート牧歌、好きな曲なのに今一つ集中出来ず、会場を間違えたショックか(笑)。休憩を挟んでブルックナーはHr4,Tp4,Tb3、この曲を自ら希望した(らしい)中橋氏は重厚テンポで80分コース(昨日のP.ヤルヴィは70分程度)、オケはその棒に応え重厚なブラスのサウンドを聴かせてくれました。アンコールは、えーと、あったかどうか忘れました、やはりボケ老人(涙)。

 2日続けてブルックナー5番を聴き、2日連続して中間楽章で何度か気を失いました。ブル初心者の自分には、5番は両端楽章だけで十分かも。

2016年2月6日土曜日

P.ヤルヴィ&N響のブルックナー5番

 自転車のメカニカルドーピング発覚のニュースにはビックリ! 技術革新で今後はどんどん出そう。

 曇り、5日振りに朝マイナスにならず、早起きして東京に出て午前テニス、午後、と言うか夕方は鬼門のNHKホールへ、開演前には渋谷の新規店を開拓。

 聴いたのはP.ヤルヴィ&N響のブルックナー5番、苦手のNHKホールゆえ参戦する気は無かったのですが、ヤングヤマカズの5番のチケットを譲ってくれる方との待ち合わせがこの公演、どうせNHKホールまで行くのなら、と当日券で参戦することに。

 ヤルヴィJrのブルックナーと言うと、旧フランクフルト放響との8番を聴いていますが、バランスが取れたサウンド、といったイメージ、なので自分が5番に期待するブラスの咆哮は望み薄かも。

2月6日(土) NHKホール
 パーヴォ・ヤルヴィ&N響 マーラー 亡き子をしのぶ歌、ブルックナー Sym5番
 オケは対向配置、前半はマーラーでも歌曲ゆえ守備範囲外、ほぼ気を失ってました、が最後の曲が終わっても15秒以上拍手が起きなかったことは覚えています。後半ブルックナーはHr5,Tp4,Tb3、ヤルヴィはやや速めのテンポ、特に弦が明快で、全体でも分離とキレの良いサウンド、ブラスもフランクフルト響の時より吹かせている印象で(推定、NHK外野席ゆえ)、コラールの響きも綺麗、Tpは終盤のハイトーンこそ弱々しかったですが、それ以外はなかなかの吹きっぷり。

 期待よりブラスの鳴りが良かった気がしたので個人的にはいい印象でしたが、会場で出会ったブルックナー識者は全然駄目と不満顔でした(笑)。

 明日もブル5、次はアマオケです!

2016年2月4日木曜日

驚くべき先見性 - 海堂尊「ナニワ・モンスター」

 冬晴れの立春、暦に春は付くとは言え、朝の最低マイナス3.1度、日中は10度に届かず、とまだまだ真冬、昼休みの壁打ちはボールを場外に打ち込みロストし5分で終了(涙)。

 ただ2月ともなるとここ茨城でもそこここに梅が咲いています。

 本日はこの本、桜宮サーガ番外編、と言うより新たなサーガ開幕を告げる作品か。

ナニワ・モンスター 海堂尊
 新型インフルエンザ騒動、官僚の収賄、橋下氏の政治改革など、当時話題だったテーマに関し、その背景に桜宮サーガにおける権謀術数を豪腕で結び付ける内容、従来キャラの彦根に加え多くの新しいキャラを迎えた群像劇スタイルで、物語的な時系列としては「ケルベロスの肖像」の頃、驚くのは現実の事件とリアルタイムに近い執筆時期であり、しかも部分的にはその後起こったことも予言していること、大団円的な結末は無く、内容的には新たなシリーズの導入編、といった趣。

アルプス一万尺

 先日終了「傘をもたない蟻たちは」、加藤シゲアキ原作ってだけで驚きなのに、原作者本人の出演で2度ビックリ。

 原作者と言えば「南くんの恋人」最終話、テロップで内田春菊が出てたと知りビックリ、どこに?

 ドラマでもう一つ、今週の「いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう」で有村架純が「アルプス一万尺」を歌ってましたが、自分の記憶と違ってました。特に

アルペン踊りを さぁ踊りましょ♪

 の部分、自分の田舎では「さぁ」なんて入りません。この点は後日よく調べてから加筆します。

<追記>
 気になった1コーラス目の歌詞は以下の通り:

アルプス一万尺 小槍の上で アルペン踊りを さぁ踊りましょ

 「小槍(こやり)」とは槍ヶ岳の頂上近くにある急峻な隆起のことらしいです。

 まず「こやりのうーえで」を「となりのいーえで」って歌ってました(笑)。ま、わざわざ隣の家に行って踊るのは迷惑な話だとは感じてはいたんですが。

 それはいいとして、気になったのは最後の連、自分の知ってる歌詞には「さあ」は入りません。

 と言うか、「さあ」なんて入れちゃうと、ラーンラランラ・ララララの前にヘイ!を入れられないじゃん!

 しかーし!ネット検索してみると両方の説があるどころか、「さあ」入りの方がかなり優勢、ただ作詞者不詳とのことゆえ、正解が判らず。

 ならばとYutube検索で歌を聴けば、双方のタイプの歌唱例がどんどん出てきます。

 より正確には「さあ」入りには2通りあって計3通り、当該小節の4拍をどう区切るかで分類すると:

1. さあ  おど  りま  しょ

2. さぁおど りま しょ  ヘイ!

3. おど  りま  しょ  ヘイ!

の3パターン、有村架純はパターン1、自分が馴染んでたのはパターン3です。

 ただ、色々と聞いていると以下のことが分かってきました。

・パターン1の場合でも2コーラス目以降(歌詞はそれぞれ違う場合あり)は、全てパターン2か3の歌詞の割り振りで4拍目は休符、または「ヘイ!」が入る。
・(一番古そうな)NHK「みんなのうた」のソノシートらしき音源では、パターン3で歌っている

 以上から、ドラマで歌われていたパターン1は整合性の低い亜流で、自分の記憶するパターン3を本流と勝手に(笑)判断します。

 因みに原曲の"Yankee Doodle"も聴いてみましたが、当該小節は常に4拍目まで歌詞が入る歌い方で、"Hey!"なんて勿論無かったです(笑)。