2013年2月27日水曜日

賞を逸した日本版スレイド - 中山七里「連続殺人鬼 カエル男」

 暖気が入った昨夜は零時でも4度前後と暖かめ、ただ未明の雨と共に気温は降下し朝は1度台、その雨が残った昼過ぎまでは5度前後と低めでしたが、雨が上がった夕方近くになり気温が上昇、8度台まで上がって今は綺麗な夜空です。

 とは言えこの時期の最高気温の平年値は10度台、よってこれで2週間連続の平年割れです。ただ、明日はぐっと上がるとの予報、期待です。

 雨で壁打ちも出来ず、お陰で昼休み返上となって明日締切の宿題原稿が捗りました。

 本日はちょっと前に読んだ本から、2009年度「このミス」大賞の最終候補に自作が2作も残る快挙を果たした著者の、賞を逸した方の作品です。

連続殺人鬼 カエル男 中山七里
 「カエル男」とマスコミに仇名された猟奇連続殺人鬼に刑事コンビが挑むサイコスリラー風本格、伏線を活かしたヒネリ、(本筋は関係の無いのを含め)アクション、そして社会テーマ性とやや詰め込み過ぎの感もありますが、予想を上回る真相にしっかりダマされて満足。(やや読者を選びそうな)かなりのグロさに強引なツイスト、これはあの人を髣髴と…、とか思っていると参考文献のラスト1行で全てを物語る見事なオチ。

2013年2月26日火曜日

パリの非情アメリカ人 - 96時間

 昨日よりやや甘くなったとは言え朝の冷え込みは-6.3度、と3日連続してのマイナス6度割れ、3日振りに風が落ちて過ごしやすくなった日中も最高9度とまだまだ低め、これで平年割れは13日連続、部屋の温度もずっと8度前後(涙)。

 映画を観なくなったのは深夜のノーカット放送が激減したから、と前に言い訳しましたが、同じ理由で、

・観たい!映画だけど(だからこそ)カットされてるのでスルー
・ちょっと観てみたい、って程度の映画だけどノーカットだから観る

といったパターンが増えてます。

 先日放送された本作も後者のパターン、ノーカット放送の少ないゴールデン2時間枠でも、オリジナルが90分強以内ならばカットされない場合があり、本作の尺は93分、ノーカット放送を謳っており、しかもリュック・ベッソン脚本・製作(監督は別の人)、って訳で視聴を決意。

 ただ実際に観ると明らかにカットされている部分もあり(エンディングとか)、ちょっとダマされた気分…。

96時間 <'08 仏>
 誘拐された娘の救出に単身乗り出す元工作員の活躍を描くノンストップアクション、主人公が非情で展開がやや強引ですが、事件が動き出してからは一気に楽しめました。娘役がパッとしないのは親バカ度を強調するための意図的演出か? あと(偶々かもしれませんが)終盤に「フレンチコネクション2」へのオマージュっぽい追跡シーンがあってニヤリ。

 原題は"Taken"(そのまんまや!)、「48時間」のパクリっぽく一見馬鹿げた邦題は寧ろ、「24」のジャック・バウアーの如き主人公のキャラを示唆してるのかも。

2013年2月23日土曜日

残寒に出色ソロのマーラー5番 - 岡田真&シンフォニカ・ヴァルト

 昨夜の星空の割にはそれ程朝冷え込まず最低マイナス2度強、穏やかな冬晴れの日中は最高10度弱、とは言えどちらも平年より低め、と言うか日中に関してはここ10日間連続して平年値より低く、残暑ならぬ厳しい"残寒"が続いてます。

 早起きして東京に出て午前テニス、午後アマオケ、と典型的休日、青山墓地の隣でプレーした後、表参道のマックで無線LANに繋ぎ映画を1本ダウンロードしつつ一服した後、渋谷まで散歩して京王線で調布へ。

 調布駅で新規ラーメン店を開拓した後聴いたのは初体験オケによるマーラー5番、"フィルハーモニカ・イン・ヴァルト多摩"という(名前は目にする)オケから、より編成の大きな曲をやるために派生したオケの第1回公演とのことです。

2月23日(土) 調布グリーンホール
 岡田真指揮シンフォニカ・ヴァルト ラヴェル ラ・ヴァルス、マーラー Sym5番
最初のラヴェルはややゆったりして荒ぶるところのない進行、ラストでパーカッションとブラスが数拍ずれたのはご愛嬌、休憩を挟んでマーラー、Tpソロは朗々として見事、そしてHrソロはかなりの上手さ、アマでは滅多に見られない安定度、岡田氏の全体的に遅めのテンポの棒の下、オケは何度も乱れる部分がありつつも、ラストはTpを筆頭にブラスがそこそこ爆発してのフィナーレまで駆け抜けました。アンコールは無し。

 調布グリーンホールはコンサートホールにしては異例に暖房が効いていて、特に2階はホッカホカ、途中3、4度は一瞬意識を飛ばしちゃいました(ごめんなさい)。

2013年2月22日金曜日

長いケンカ - 毎日かあさん

 「最高の離婚」は相変わらずどのエピソードも脚本が秀逸です。

 3日連続の冬晴れは2月になって初めて(1月なら当たり前なのに…)、朝はがっつり冷え込んでマイナス5.8度、日中の最高9.2度と今日もやや低め、日較差はピッタリ15度です。

 HDレコーダーの容量がヤバくなった時はBD-RE(書き換え可能型のブルーレイ)に待避することが多く、原作をある程度読んだため数話分消化出来た「東野圭吾ミステリーズ」もそんなBD-REの1枚に移してありました。

 その同じディスクに「カエルの王女さま」最終回を発見、「これだけ未視聴だったの?」と驚きつつ半年遅れの消化、ユーミンの"Hello, my friend"がフィーチャーされていて、懐かしさにウルウル。

 この曲が主題歌のドラマ「君といた夏」(瀬戸朝香が若かった)では、特に筒井道隆の書く手紙の中での

「僕はいま まだ なお あなたが好きです。」

みたいな感じに時制副詞を繰り返す表現が強ーく印象に残っているのに、正確に引用出来ないボケ頭が残念…。

 そしてやはり同じディスクに敬愛するサイバラ先生のお作の映画も収録されていて、空き容量を増やすべくこれも視聴しました。

毎日かあさん <'11 日>
 2人の子供とダメ亭主の世話に奮闘するサイバラ先生の激動の日々を比較的淡々と描きます。ただクライマックスの子供2人のシーンはもっと感動的に演出した方がよかったのでは。本当に夫婦だったキョンキョンと永瀬が演じているのがミソか。エンドロールの(永瀬自身の手になる)写真もいい味(でもややあざといか)。

 明日はアマオケでマーラー5番です!

2013年2月20日水曜日

直球変化球いろいろ初期短編集 - 東野圭吾「犯人のいない殺人の夜」

 低気圧が東の海上に去り、典型的な冬型による晴天、朝はマイナス3.7度とそこそこ冷え込み、日中は最高10度弱とほぼ平年、日曜の体重増加分は2日で挽回に成功。

 昼休みの同僚との週一テニスから部屋に戻るとクシャミ1発、目に痒み、地味ながら花粉症じんわり。

 ミステリーオタクゆえ、それなりに世評ある作品のドラマ化は原作が未読だと視聴出来ず、かといってそのドラマの出来がいいかも、と思うとスルーも出来ず、勢い録り溜めする羽目に。

 しかもそんな作品が複数あったりすると溜まる一方、例えば今クールでは「ビブリア古書堂」「夜行観覧車」がそう。

 前々クールでは「浪花少年探偵団」「東野圭吾ミステリーズ」がそうだったんですが、後者は短編集「犯人のいない殺人の夜」がベースと聞いており、これは古いから100円棚にあるのでは、と探しつつもなかなか見つからず、先日やっと発見、即購入&読了しました。

犯人のいない殺人の夜 東野圭吾
 初期短編(初出は全て1980年代)が7編、ストレートなものから凝ったものまで色々、表題作が抜群にトリッキーで印象的(再読するとややあざと過ぎる感あり)、しかもこれのみ初出が「EQ」、つまり雑誌掲載時に読んでる筈なのに全く覚えていない自分にも驚き。あとは軽くヒネリのある「小さな故意の物語」「さよならコーチ」あたり。

 これでドラマ版を観られます。(←でも実際にはドラマの原作は3つの短編集から採られており、本作は半分程度でした。)

2013年2月18日月曜日

下野&読響の豊麗ブルックナー5番

 今日のボケ老人:
デュトワ&ロイヤルフィルの6000円券を入手するため、先日わざわざ文京シビックの会員に、なのにその肝心の先行発売が本日10時だったことを失念、それに気付いてアクセスした11時、まだ最安席は残っていた(但し△マーク)のに、座席選択購入(←時間が掛かるため残席僅少の場合他の人に先を越される)と愚かなチョイス、その手続き中にSOLD OUT(涙)。

 朝はマイナス2度と平年程度の冷え込みながら、曇りの日中は殆ど5度にも届かずかなり低め、昨夜の博多ラーメンが祟ったか体重が1kg近く増加(涙)。

 昼休み壁打ちに出るともう雨が降り出し、「聞いてねえよ!」と小雨の中プレーしてたら5分足らずでガットが切れて終了(涙)、今年初めて梅が構内で咲き始めているのを観測しました。

 夕方雨が上がった中、東京に出てコンサート、聴いたのは下野竜也"卒業"公演と題されたブルックナー5番、オケの規模の点では好みながら曲の志向としてはやや苦手なブルックナー、実演で10回以上聴いてるのは8番だけかも、本日の5番は(日記を振り返ってみると)たぶん過去7回、うち自腹で聴いたのは半分程度、で今回も心優しい知人からの頂き物による参戦です。

2月18日(月) サントリーホール
 下野竜也&読響 ブルックナー Sym5番
まず金管がHr、Tpそれぞれ1アシのみと少なめ(Hr5,Tp4,Tb3)だったのが驚き、なのにブラスの鳴りは過去同曲最高クラス、スクロヴァチェフスキ&読響の同曲よりずっと鳴らしてました。下野はパウゼを多めに取り、各動機をじっくり押さえつつの進行、棒をかなり細かく振って、楽譜の全ての音を漏れなく表現しよう、といった印象で、曲の構築性が明瞭になる反面、流れが悪くなっていた感もあり、一長一短だったかも、あとバロック音楽の如く強弱強弱と似た楽想を繰り返す場合に弱の部分を殊更に抑えていたのが特徴的。第2楽章後に再度音合わせ、オケは弦に厚みがあり、木管やHrソロ(←客演奏者とのこと!)も達者、そして何よりブラス全体の鳴りが最初から最後まで朗々として素晴らしく、豊満で壮大な"音の城塞"を満喫、終楽章コーダの手前、そこへ向かってブラスが延々と吹き続ける部分をややセーブしていたのが少し残念だったくらい、あとロールをもっと力強く、と感じたティンパニも仕上げの1発は迫力十分。

 1stTpのアシが女性だったのが個人的注目点でした。

 自分がこの曲に期待する"ブラスブリブリ、音の大伽藍"(ブルックナー好きには怒られそう)に近かった点ではペーター・フロール&東響と並び双璧、しかも東響はブラスが倍管だったことを考慮すれば、こっちがパフォーマンス的には近いかも。

 TV収録が入り、しきりと場内放送で「早めの拍手はやめて!」と訴えていたのが功を奏したか、最後の一音が消え完全な静寂が訪れるまで拍手は起きず、その後やんやの大喝采でした。

2013年2月17日日曜日

小劇団のサロメ - 劇団新和座 サロメ

 アマオケでショスタコ5番を聴いた後は観劇、例によって奇特な方から回ってきたチケットで演目は「サロメ」、自分の脳内では"サロメ→エロ"と変換されてしまうので(笑)即参戦決定、全席自由ゆえプレースメントが重要、とばかりに錦糸町から総武線各停→有楽町線と黄色い電車を乗り継いで要町へダッシュ。

 目標の会場時刻(開演30分前)には10分遅れましたが、何とか最前列真ん中付近を確保しました。

2月17日(日) アトリエ第七秘密基地
 劇団新和座 第6回本公演 サロメ
劇団員は女性優位らしく、サロメを思慕する兵士(→侍女に変更)やヨカナーンを女優が演じます。ワイルドのセリフを(たぶん)かなり忠実になぞったストレートな演出で舞台装置も最小限、お目当て7つのヴェールの踊りのエロ度はゼロ(涙)、エロデ王(ヘロデ王じゃなくて)が登場するシーンで(さっき聴いたばかりの)ショスタコ5番終楽章の冒頭が使われてビックリ。

 帰りは有楽町線からつくばエクスプレスへの乗継が悪いため、三日月と木星が並んで輝く夜空の下、要町から池袋まで歩きました。が、途中で気になる博多ラーメン店を発見し探検&替え玉、とダイエット台無しの行為をする羽目に。


 そこそこ早い時間に家に戻るとミッチー&兵庫PAC管のプロコプロのFM中継の留守録が無事完了してました。過去2連続でFMの留守録に失敗した原因は謎のまま。

Tp7本のショスタコーヴィチ - 橘直貴&新日本交響楽団の祝典、5番

 朝はかなり冷え込んでマイナス6度、日中も最高7度強と低めながら穏やかな晴れ、午前練習、午後アマオケ、と基本パターンの休日、になる筈が連絡が行き違いになり午前の練習があることを知らず、朝のんびりしてからアマオケへ出陣。

 聴いたのは立派な名前のアマオケで、メインはショスタコ、初めて「巨人」ハンブルク稿を(しかもヤングヤマカズの指揮で)聴いたのもこのオケです。

 Facebookのお陰で中学時代のブラスの盟友(楽器も同じTb!)と30数年振りの再会を果たし、共に参戦、コンサート前サイゼリアで昔話に花を、本日の最初の曲"祝典"は彼の3年時の自由曲とのこと。

2月17日(日) すみだトリフォニー
 橘直貴指揮新日本交響楽団 チャイコフスキー 弦楽セレナーデ、ショスタコーヴィチ 祝典序曲、Sym5番
 まずは祝典、最初のClソロが滑らか、オルガン前バルコニーに並ぶバンダはTp3、Tb3、Hr4、舞台上も同程度の本数、ただその本隊のTpが不調、終盤バンダが加わってやっと安心のサウンド、続くチャイコ弦セレは音程的にオケにやや厳しい選曲ながら中低弦が健闘、そして後半の5番、まずTpが7本もいてビックリ!こんなに多いの初めてかも。ラフマニノフの時(楽友協会響新日本響)と比べてやや熱さ抑えめの橘氏の棒の下、不安定ながら美音のHrトップは第1楽章後半のソロを事前休憩無しに何とかクリアし、5本のHrは全体でもなかなかの鳴り、第2楽章冒頭の低弦に迫力があり、そして7本Tpは時に交替で時に全員で吹き、ラストはがっつり鳴っての大団円、アンコールは更にTbが6本!に増えてハチャトゥリャン「仮面舞踏会」からワルツを含め2曲をブラス強めのサウンドで。

 この後ダッシュで要町へ移動して観劇、それに関してはまた次の記事で。

2013年2月15日金曜日

金&神奈川フィルの10番全曲

 先週スタートの韓ドラ「シークレットガーデン」と「パダムパダム」、シベリウス「悲しきワルツ」をアカペラで効果的に使っていた後者がより面白そう、なんですが元は1時間あるものが42-3分とかなりカットされてるので続けて観るかどうか迷い中。

 朝から曇り、昨夜の暖気も残り朝はプラス気温、最高となる8度台を午前中に記録した後、昼からの雨とともに気温は降下、午後はほぼ5度未満でした。もうとっくに梅が咲いてる時期なのに、まだひとつも見かけません。

 雨の中仕事を早上がりしてみなとみらいへ、聴いたのは金&神奈川フィルによるマーラー、このコンビで3番5番と聴いて、今夜は足掛け3年に亘るチクルスの掉尾を飾る10番、しかもクック版全曲。

 赤貧ゆえ国内オケの予算は2000円が基準で上限は3000円、指揮者とオケの組み合わせは別として、その曲を演る、ってだけでその上限値出しても聴こう、と思うのは、家庭Symとローマ3部作とマーラー3番、そしてこのマーラーの10番全曲くらい。

 と言うのも終楽章冒頭、"消防士の太鼓"が連打された後にFlが切々と歌いだす部分はマーラーの書いた最も美しい旋律だと思ってますし、クラシック全曲を通じて唯一、毎回泣きそうになる箇所だから。ま、ウィン・モリス&フィルハーモニア管のレコードで初めてこの曲の全貌を知った時の驚愕と感動の刷り込みが(Flソロに関してはオーマンディ&フィラデルフィア管のLPとの相乗効果も!)入ってはいますが。

 ただ平日しかも遠方、と交通費が余計に掛かるため、直前まで迷った挙句の参戦、ま、プロによる同曲は3年振り(前回は飯森&東響)なので。

2月15日(金) みなとみらいホール
 金聖響&神奈川フィル マーラー Sym10番 <クック版全曲>
オケは弦バスが左奥に来る対向配置、両端楽章は標準かやや遅め、金はいつもの流麗なスタイルは控えめで全体に判りやすい棒、各動機を丁寧に刻み込む堅実な音作り、アルマのA音が叫ぶ阿鼻叫喚のffはやや柔らかめ、第3楽章後に音合わせを挟んだ中間楽章では、第2楽章最後の少し前での急激な加速と、第4楽章から終楽章へ移行する部分でのスローダウンが印象的。オケでは木管陣の思い切りのいい吹きっぷりが出色、Tpトップは(最後にちょっと落ちましたが)難所を無難にこなし、充実のHrトップは終楽章後半など泣かせる節回しで、5本のHrは全体でも密度の高い鳴り、また消防士の太鼓は乾いた音でなかなかの迫力、いつ音を止めればいいのか判らない振り方で最後の1音が消えた後、緊張を解くまで40秒弱の黙祷、隣の男性は涙を拭き拭き拍手してました。

 第1楽章終盤の弱音部でどこからかモーター音っぽい地鳴りの様な低音がしばらく響いていたのが演奏者には可哀想でした。

 このコンビのチクルス中、震災直後だった6番を来年再演するそうです。

 深夜家に戻ると、何故かメルクル&N響のFM生中継が留守録されておらず、実は先週のウルフ&N響も留守録が作動しておらず失敗(涙)、その時はタイマーセット後電源の落とし忘れ(逃し)かな、と思っていただけに、今日はその点もしっかり確認済、帰宅後すぐ動作検証すべくその場でタイマー時刻を再設定して留守録作動を確認したので、タイマー若しくはDATデッキの録音スタート機構の不具合でも無さそう、またも原因不明の混迷へ…。

2013年2月11日月曜日

建国記念の日に珍曲とバルトーク - 佐々木新平&豊島区管弦楽団のブルッフ2番、オケコン

 今日気になったニュース: 口内炎の薬に痩身効果? ネズミで確認、年内にも治験へ
問題の成分は"アンレキサノクス"とのこと、自分が持ってる薬の主成分トリアムシノロンアセトニドじゃなくて残念。

 連日の冬晴れ、朝マイナス4.4度とここ数日で一番の冷え込み、日中はかろうじて10度に届いて高めながら風が強くポカポカ感は無し、テニス予定無く朝寝&午前中は留守録でフィギュアの4大陸選手権を半分程視聴。

 録画した範囲ではアイスダンスの中継が無かったのは残念、ただ女子シングルでは李子君(可愛い!)、ケイトリン・オズモンドなど(あとゴールドも)既に自国のトップでもあるジュニア世代が何人も来ていたのが嬉しいところ。

 昼少し前におっとり東京に出て午後はコンサート、アマオケは自由席が個人的希望なんですが今日は当日指定(芸劇側のポリシーかも)、引き換え時刻の開演1時間前に会場入りすると既に長蛇の列、しかも列がハケるのにかなりの時間が、と言うのも残り席から場所が選べるシステム、ならば時間が掛かっても大歓迎、苦手な席位置を渡されると悲しいので。

 それでも開演まで40分を残して2階前方をGET、残った時間で営業昼のみ&休日はほぼ休み、というなかなか縁の無いラーメン店を訪問、営業中かつ空いていてラッキー!

 濃い系ラーメンを味わってホールに戻ったのが開演5分前、すると用意した枚数が尽きたとのことでパンフレット無し!(涙) 入場してみれば3階席はまだガラガラ、満席でもないのにパンフ切れとは何たる計画性の無さ。

2月11日(月・祝) 芸術劇場
 佐々木新平指揮豊島区管弦楽団 ワーグナー リエンツィ、ブルッフ Sym2番、バルトーク オケコン
 まずはワーグナー、TpとTbがまずまず鳴ってました。次は珍曲ブルッフの2番、ざっくり急緩急の3楽章構成で2-3楽章を続けて演奏、と協奏曲っぽい面も、曲調はブラームスの様式感を減らして少しロマンチックに劇的にした感じ、2管編成なのにHrが6本もいたのが印象的。後半のバルトークは破綻無く全体にメリハリある表現、終楽章の難所では短い管に持ち替えていたTpトップもクライマックスのハイトーンは通常の管でバッチリと決め、迫力ある大団円、アンコールにはハンガリー舞曲?の聴いたことのないやつ。

 終演後、客席の床に捨てられていたパンフを拾ってきました(笑)。

 夜メールチェックを兼ねて職場に寄ると、朝は置いてなかったマカデミアナッツ入りホワイトチョコが! 開封済みだったこともあり、誰かのお土産か、と1粒つまんで食べたところ、噛めば噛むほど変な味、おえっ!と吐き出した頃には半分嚥下済、箱を確認すると未開封時賞味期限は去年の12月! おいおい誰だ、こんな腐ってる(っぽい)もの置いたのは!(←食い意地汚い自分が悪い(笑))

2013年2月10日日曜日

夢の世界と一輪車 - ソラオの世界

 芸劇でフィルハーモニア管、それからサントリーでロッテルダムフィルとハシゴし、再び芸劇に戻って観た舞台から、いつも通り奇特な方からの頂き物で、演出・キャストを変えて何度も再演されている評判の舞台、ってことでの参戦です。

 芸劇はコンサートホール以外に入った経験無く、シアターウエストってどこ?とエスカレーターを上がろうと思ったら実は地下、地下鉄から地下道沿いに芸劇に来る際通る地下広場の奥にシアターイースト/ウエストが!ここだったのか。

2月10日(日) 芸術劇場シアターウエスト
 ソラオの世界
バンドで有名になる夢を持つ青年が、人体実験のバイト中のトラブルで自分の夢の世界に迷い込んでしまうアドベンチャー、ベースは「不思議の国のアリス」か、ヒロインはアコムの小野真弓、もっとシュールでナンセンスな内容かと思ったらかなり普通の展開(同じ「ソラオ」でも演出家によって全く違う物語になっているのでは)、そのせいか休憩無し2時間強はちょっと長く感じました、が要所で入る歌がいいアクセント、そして何よりある女優さんによる1輪車が凄かったです!(←寺田伽藍さんというその道ではトップアスリートとのこと)

 帰り道、池袋駅山手線ホームにいつの間にかホーム柵が出来ていてビックリ!車両の新旧で扉の位置(や数)が違うと思うんですが、大丈夫なんでしょうか?
(↑調べてみると実際他の路線では、ホーム柵の位置に合わるため新型車両の乗り入れをやめたり設計しなおしたりする事例があるとのこと。)

ネゼ=セガン&ロッテルダムフィルのラフマニノフ2番

 サロネン&フィルハーモニア管を1曲目だけ聴いて芸劇の3階席最後方席を立ったのが2時20分頃、池袋駅23分発の有楽町線を捕まえられれば余裕でサントリー3時前に着ける、と下方へと階段&エスカレーターダッシュ、しかし、ホームに着いた時には電車は出た後(涙)。

 次の策は29分発に乗り飯田橋駅着38分、乗り換えを2分未満に収め40分発の南北線をキャッチすればさっきの失敗は挽回可能、前日に乗り換えの予行演習を済ませていたため、正しい位置取りと階段ダッシュでホーム間移動は1分弱、無事サントリーには2時55分頃到着。

 そこにいた知人によると期待通りソリストのアンコールがあり、後半開始は3時5分とのこと、ダッシュしなくても大丈夫だったか…。

 って訳で聴いたのはネゼ=セガン&ロッテルダムフィル、このコンビ前回来日時のショスタコ5番はかなりいじる面白い演奏だったのでラフマニノフも期待です。

2月10日(日) サントリーホール
 ヤニク・ネゼ=セガン指揮ロッテルダム・フィル ラフマニノフ Sym2番
オケは対向配置で弦バスが最後方横1列にずらり、何とネゼ=セガン体調不良につき、前半はソリストリシエツキの弾き振りおよびコンミスのアシストでやったとのこと、よって登場時もやや弱々しく、楽章間にはペットボトル(たぶんサントリー"ダカラ"(笑))から水分補給。それでも緩急の差を大きめに取り、各所でタメ、そして内声重視でこれまで埋もれていたパッセージが浮き上がる、とまずまず個性的ながら、ただショスタコ5番の時から想像した程の粘りと煽りは無かった印象、あと速い部分でのサウンドのキレは今一つ、第3楽章頂点でぐんぐんテンポアップして壮大に盛り上がったのが白眉か、ただその後再現部でHrソロが途中で調子が狂って少し落ちたのがちと残念、しかも第3楽章後にはパラパラ拍手が!この箇所では初めて(笑)、オケでは5本のHrがいい鳴りでしたがTp、Tbは終楽章の最後まで抑えめ、ただその分ラストの爆発はカタルシスを感じる演出、アンコールには定番ヴォカリーズをこれも予想よりは甘くない表現で。

 フィルハーモニア管とロッテルダムフィルの同日聴き比べ、オケの鳴りはフィルハーモニア管の方がよかった感があり、それだけに「春の祭典」を聴けなかった(聴かなかった)のが残念です。

 この後また池袋に戻り、芸劇で観劇、それはまた別の記事で。

サロネン&フィルハーモニア管のシベリウス少々

 数日振りに風も落ちて心地よい冬晴れ、朝マイナス2度台、日中10度台と平年やや高め、午前テニス、午後コンサートと典型的休日ながら、午後のコンサートはやや無理のあるハシゴ、しかも夜に観劇、と大忙しの1日。

 午前中まったりとなごなごテニスを楽しんだ後、まず芸劇へ、聴いたのはサロネン&フィルハーモニア管の第2弾、メインはハルサイ。

 しかし!何たる配慮の無さか、全く同じ時間帯(開演午後2時)にネゼ=セガン&ロッテルダムフィルがサントリーで、メインはラフマニノフ2番とこっちも是非聴きたいところ。

 しかも!何たるボケ老人か、その2つの公演が重なっているとも知らず、双方のチケットをうっかり発売日に入手済(涙)。

 どっちにするか迷ったのですが、サロネンの前プロが興味津々シベリウス(ポヒョラの娘、Vn協)、一方ネゼ=セガンの前プロは興味ゼロのベートーヴェンPf協、しかも後者にアンコールがあれば後半開始は午後3時頃、芸劇→サントリー間の移動を30分でこなせば、ポヒョラ→ラフ2と聴くことは可能、とやや無理のあるハシゴを決意。

 でまず聴いたのは芸劇の「ポヒョラの娘」、ただいつの間にかこの曲、「ポホヨラの娘」という名前に変わってます。

2月10日(日) 芸術劇場
 エサ=ペッカ・サロネン指揮フィルハーモニア管 シベリウス ポヒョラの娘
"ポホヨラの娘"の実演は初めて、ブラスは先日同様いい鳴り、弦は一昨日よりふくよかな印象、消えそうなppから分厚いffまで振幅大きな音場を満喫しました。

 芸劇の3階最後列は、最近何度か座った3階最前列や3階中央通路前後と比べて舞台から遠いのに反射の関係で響きがいいのか、弦がより届く感じで、知人に尋ねてみると「えっ、勿論そうですよ!」との返事、今後は最後列を取ることにします。

 そう言えば過去に芸劇で印象が良かった数少ないケースって(例えばスクロヴァ&読響のブルックナー9番)、最後列に座っていた気がします。

 まだポヒョラの拍手が続く中ダッシュで芸劇を脱出してサントリーへ、ネゼ=セガンのラフマニノフ、更に芸劇に戻って観劇、と続くのですが、その感想はまた別の記事で。

2013年2月9日土曜日

コバケン&ハイソオケの熱い幻想 - 小林研一郎&フィルハーモニックアンサンブル管

 午後練馬で珍曲を聴いた後、サントリーへ移動し夜に聴いたのは立教大オケOBが母体でセミプロっぽい人も交じる上手なオケ、ただチケット価格もお高いため余り縁が無く、前回と同様心優しい知人の奢りで2度目の参戦となった次第。

 前回このオケでマーラー3番を聴いた時は「上手いオケなのに物足りない」という印象でしたが、昨年プラハへと演奏旅行(!)にも帯同している気心知れたコバケンゆえ、もっとオケのよさを引き出してくれそう。

2月9日(土) サントリーホール
 小林研一郎指揮フィルハーモニックアンサンブル管弦楽団 ベートーヴェン Pf,VnとVcのための協奏曲、ベルリオーズ 幻想Sym
 前半ベートーヴェンのソリストは小林亜矢乃(コバケンのお嬢さん!)、コンマス村上和邦(元N響)、そして藤森亮一(N響)、苦手科目40分超は自分にはキツかったです(笑)。後半お目当てベルリオーズ、コバケンは遅めのテンポをベースとして弦中心に色んなパッセージをこまめに強調、上手なオケがそれにしっかり応えてました。特に第2楽章、最初にフィクス・イデーが出る部分における弦バスの合いの手のデカさが印象的、第3楽章草笛は2階の何処か(いつものLB、LCには発見出来ず、RD辺りとの証言あり)、第4、5楽章はブラスもまずまず吼えて盛り上がっての大団円、その後は花束投げ、口上、ラスト数10秒のアンコールとコバケンのフルコース。

 このオケ、次回は7番、その次が5番とマーラーが続くので要ケアです。

ロシア語名珍曲オケ初体験 - 渡辺新&オーケストラ・ナデージダ、ラーション2番など

 冬晴れ、朝の冷え込みはマイナス2度強とやや甘めかほぼ平年、日中は余り上がらず9度弱とやや低め、昨日同様風も強く寒さは続きます。

 早起きして東京に出て、午前テニス、午後アマオケ、と典型的休日パターン、それに加えて夜にもう1つアマオケ、と盛り沢山でした。

 震災時に曲がった天辺のアンテナがいつの間にか新しくなっていた東京タワー、そのふもとでテニスした後、練馬に移動して聴いたのは初めて参戦するオケで、この10年程どんどん出来たロシア語名を関する団体の1つ、そのコンセプトはロシア・北欧の知られざる名曲の発掘とのこと。

 その余りにマニアックな選曲のためこれまで縁が無かったのですが、今回は夜の予定まで午後たっぷり暇になり初挑戦となった次第、メインは聴いたこともないスウェーデン20世紀の作曲家、ラーション(1908-1986)の交響曲第2番です。

2月19日(土) 練馬文化センター
 渡辺新指揮オーケストラ・ナデージダ R=コルサコフ "プスコフの娘"序曲、ガルータ Pf協、ラーション Sym2番
 最初はR=コルサコフの未知の曲、まずステージを見て仰天、何と3rdTpにあのトカレフさん(旧レニングラードフィル元首席)が! ただ彼は控えめな吹きっぷり(そりゃそうでしょう、とその時は思った…)、一方1st、2ndはしっかり吹いてTbと併せブラスはなかなかの迫力、続いてガルータ(1902-1977)なるラトヴィアの作曲家の協奏曲、2管編成でトカレフさんは退場、ソリストはこのオケと共演が多いらしい石岡千弘さん、作曲年代の割にロマンティックな曲想でした。後半のラーションは3管位の編成(←2日経ったら忘れました)、3楽章形式で曲調はシベリウスをチャイコフスキー寄りにやや古くしてニールセンっぽい響きを加えた感じ、そしてトカレフさん再登場、と言うかトップに座ってガンガン吹いてます!(終楽章にはピッコロまで使用)そのTp中心にブラスが鳴っての大団円、そしてアンコールはグラズノフのしみじみ盛り上がる曲でした。

 その後サントリーへ移動してアマオケ夜の部へ、ただ明日もサロネン&フィルハーモニアとネゼ=セガン&ロッテルダムフィルのハシゴ、しかも芸劇からサントリーへと今日より時間的余裕の無い移動、その準備を兼ね、池袋から有楽町線で飯田橋→南北線に乗り換えて六本木一丁目、というルートを予行演習、乗り換えの位置などをチェックしました。

 でサントリーで聴いたのはコバケン振る幻想、ですがこの感想は次の記事で。

2013年2月8日金曜日

サロネン&フィルハーモニア管の時々ケレン味マーラー1番

 午前中は曇りで冷え込み甘く朝は零度前後、よく晴れた午後は気温上がらず最高6度強と低め、北風が強く寒かった1日。

 一時は12-3度まで上がっていた自室の温度も、また10度を割るようになってきました(涙)。

 夜はサントリーへ、サロネン&フィルハーモニア管の第1弾にしてマーラー、このコンビは前回の来日時特にシベリウスが最高だったので期待大、しかもサロネンのマーラーは初めてです。

2月8日(金) サントリーホール
 エサ=ペッカ・サロネン指揮フィルハーモニア管 ベートーヴェン シュテファン王、PC4番、マーラー Sym1番
 前半はベートーヴェン2曲、最初の序曲はHrが5本もいてビックリ、その隣のTpがバルブ無しの古楽器で2度ビックリ! 続く(自分には長かった)協奏曲でもTpはその楽器のまま、ソリストはコロコロした音のレイフ・オヴェ・アンスネス、アンコールにはベートーヴェンの指くるくる系を。
 後半お目当てマーラー、最初のフラジオが極限のpppで驚き(と言うか奏者可哀想)、ただ全体的には流れる様な棒でテンポは動かしつつもアク少なめのすっきり系、そこへ時々個性的な表現、タメ、パウゼなどでケレン味のスパイスが加わる感じ、終楽章2度目の緩徐部が情緒たっぷりだったのが印象的、オケは弦の鳴りが少し悪い印象でしたが、ブラスが全体にソリッドで颯爽とした鳴り、特にHrはトップ、2ndが女性で色気の無い吹き方ながら堅実な上手さ(そのトップ女史にサロネンはカーテンコール時真っ先にハグ!)、終楽章ミュート着脱ファンファーレはTp,Tb共にアシと分業、TbアシはクライマックスではHr補助を兼業、彼は起立せずHrの起立は2クールめからで、最後はブラスのキレよく爽快にフィニッシュ。アンコールは前回もやった悲しきワルツをまたppp強調でケレン味多めに。

2013年2月6日水曜日

心に刻まれるクリスマスストーリー - キャロル・オコンネル「クリスマスに少女は還る」

 昨夜の「百識王」のネタは錯覚、初めて見る内容もあり非常に面白かったです。特に頻繁に入れ替わる人の顔が視点をずらすだけで変容する錯覚。

 番組で紹介されていた「錯覚美術館」にもいつか行ってみたいです。

 深夜1時に6度近くあった気温は朝になっても下がり続け、お昼の12時頃の0.6度を底として日中はほぼ1-2度、それと共に朝からの雨は雪まじりになりましたが積もる程にはならず、夜には上がる予定。

 本日は先日読了した本から、著者の日本でのブレイク作にして、東西ミステリーベスト100平成版にランクイン(58位)したことで既に現代の古典との評価を得ている作品と知り、以前100円入手してあったのを発掘して手に取りました。

クリスマスに少女は還る キャロル・オコンネル
 地方都市で起きた少女2人の拉致事件に、15年前に同種の事件で妹を喪った警官を中心とした濃いめのキャラクター達による捜査活動が、少女らのサバイバルサスペンスを交えつつ描かれ、一種感動的な結末へと収束、登場人物が多くてボケ老人脳には読みづらく、犯人探しの部分も微妙な感はありますが、終段明らかになる仕掛けには感嘆(賛否両論ありそうですが…)、邦題もなかなかですが原題"Judas Child"が鮮烈に心に響きます。

 このミスで第1位(2009年版)に輝いた著者の「愛しき骨」より、第6位(1999年版)だった本作の方が東西ミステリーベスト100平成版で高く評価されたのも納得です。

2013年2月3日日曜日

マーラーフィル、旗揚げの9番 - 金山隆夫&マーラーフィルハーモニー管弦楽団のマーラー9番

 合宿2日目は晴れ、「冬の寒さが戻る」との予報程寒くはならず、最低1度台、最高13度台とかなり高め、この時期にしては全く凍えること無く終日テニスを満喫し、昼飯代わりに今年最初のシャビ乳を楽しみました。

 夕方5時まで練習し、ひと風呂浴びてから千葉の合宿所から渋谷でのアマオケ公演へ、ただ開演が夜8時と長距離移動しても時間的には余裕、聴いたのは"マーラーフィルハーモニー管弦楽団"なる素晴らしい名称のオケの旗揚げ公演の9番、知人からこの公演を教わり慌てての参戦です。

 ただ新オケの第1回公演、とは言っても母体は過去何度も聴いているモーニングフィル、マーラーを演奏するべく結成されてもう3年、主要作品をほぼ演奏し終わり2ローテめに入る状況で、しかもGWに予定される次回は「英雄の生涯」&「ローマの松」と遂に非マーラー作品! それに伴ってかマーラー専業として新しくマーラーフィルが派生した模様、元よりモーニングフィルからは2管編成用のニカン部門(ニカンフィル?)、そして昨秋はブルックナーフィルが派生しており、3団体めのスピンオフとなります。

 初めて訪れた渋谷区文化総合センター大和田さくらホール、セルリアンタワーのほぼ隣で立地よく、中に入ると綺麗なホール、宣伝していないにも拘らずモーニングフィルよりお客さん多めな感じでちょっと驚き。

2月3日(日) 渋谷区文化総合センター大和田 さくらホール
 金山隆夫指揮マーラーフィルハーモニー管弦楽団 マーラー Sym9番
オケの服装はモーニングフィルと同様、普段着からウケ狙い?のチャイナドレスまで色々、弦は通常配置、木管はフル編成、ブラスは最小本数、管は前回のモーニングフィル(7番)とかなり共通している印象、金山氏の落ち着いた棒(と言うか気が付けば指揮棒を使ってません)の下、特に木管がいい響き、ホールが小さめなこともありTpとHrを中心にブラスも豊満で特に終楽章のHrが豪快、ただ弦が過去のモーニングフィルと比べてかなり不安定、Vlaトップなど謎、最後の1音が消えてから緊張を解くまで10秒未満、更に拍手が始まるまで10秒弱。

 チェロトップの楽器?に何かトラブルがあり、第2楽章後に退席し、その間にチューニング、件の奏者は第3楽章後に復帰合流していました。 

 モーニングフィル旗揚げ公演での9番の感動再び、と臨んだのですが、やや期待外れの感がありました。

2013年2月2日土曜日

春季 ロイヤルSCオープン 2013

 懸念された雨は茨城では降らず朝は曇りで最低3度台と高め、早起きしてまず埼玉に行き試合、会場付近にはまだ雪が残っていてビックリ!

 エントリー少なく初戦が予選決勝、インカレ選手に0-6,0-6と瞬殺終了。

 続いて合宿のため千葉へ、武蔵野線から総武線に乗り継ぐに従い、かなり雨の降った形跡が、ただコートに到着した午後以降は晴れ間が出る程、気温も予報通りどんどん上昇して20度近くに、勿論今年のぶっちぎり最高値、風も強く"春一番"的陽気になりました。

 本日貰ったアドバイス:
ロブでもいいから相手コートに返すべし。