2012年9月28日金曜日

舞台版「キャッツ・アイ」は非レオタード

 昨夜は「夜遊び三姉妹」を見ていて意識喪失、ただ虫の報せ(報らせ?知らせ?)か、4時台に目が覚め、ふとTVを見るとTBSで東レパンパシフィックのシャラポワの試合が!

 放送は準決勝からでは? 成る程! シャラポワが準決勝まで残らない場合へのTBSの配慮か、しかし(たぶん)殆ど負けたことの無いストーサーに負けるとは…(涙)。

 台風18号の歩み遅く、今日も昨日と同じく風強めで、雨が降ったりやんだり、最低は16度台とやや持ち直しましたが最高23度強と今日も低め、部屋の温度も遂に24度、秋の日と室温はつるべ落としか。

 例によって奇特な方から招待券を頂き、午後は仕事を早退けして東京で観劇、この1年よくチケットが回ってくるハロプロ系アイドルをフィーチャーした舞台です。

 今回は「キャッツ・アイ」、泥棒側から描くAパターンと探偵側から描くBパターン、配役も演出・脚本も違う2パターンがあり、迷わずレオタードの多そうなAパターンを選択、ただA/Bお互いの主要キャストが他方にゲスト出演しています。

 サンシャイン劇場を訪れるのは初めて、池袋側からサンシャインシティに入ってから遠いのにまず驚き、あと早めに着いたのでサンシャインシティ入り口辺りにあったマックで無線LANを、と思ったら店が無くなっていてまた驚き、その代わり劇場側にありました。

 受付で頂いたお席は11列目で真ん中寄り、とまずまずの位置、いつも有難うございます。

9月28日(金) 池袋サンシャイン劇場
 劇団ゲキハロ第12回公演 「CAT'S EYE」
何とキャッツのコスチュームはレオタードじゃなくてレザーのトップとボトムでした、微妙。ミステリー的なヒネリは無く、泥棒と刑事、禁じられた恋のジレンマを軸とした脚本で、休憩無しの2時間を無難にまとめてました。主人公の次女役矢島舞美(℃-ute、「数学女子学園」の渋谷警備隊長)が観客には見えない暗闇のシーンなのに涙を流していた(双眼鏡で判った)のが印象的、近くで見ると3女役萩原舞(℃-ute、舞台「ストロンガー」主演)は思ったより小さく、長女役須藤茉麻(Berryz工房、「数学女子学園」のおかみさん)は重量感有り過ぎ、そしてゲスト熊井友理奈(Berryz工房、映画「王様ゲーム」主役)は想像以上にデカかったです。閉幕後にトークショーもあり。

 探偵側から描くBパターン(メインは熊井友理奈、中島早貴、菅谷梨沙子)の方が原作に縛られない分、プロットにヒネリがありそうです。

 夜になると風も落ち、薄いうろこ雲の向こうに見えるお月さんは満月に近くなってます。台風18号の影響はもう無さそう、その代わり17号が接近中らしいです。

2012年9月27日木曜日

台風接近する夜の家庭Sym - 寺岡清高&早稲田大学交響楽団


 朝の最低は連日の15度、出勤時に軽い雨、もう台風18号の影響か、と思いましたがその後日中は殆ど降らず、晴れ間もぼちぼち、気温は最高23度台とやや低め。

 昼過ぎから風はどんどん強くなってゆき、台風の接近を感じる中、夜は東京に出てコンサート、聴いたのは早稲田のオケ、実はワセオケセを聴くのは初めてです。

 学生時代から意識はしてましたが、ン10年前当時からお値段高く、「プロ(職業)はお金を貰ってするもの、アマ(趣味)はお金を払ってするもの」と思っている自分には縁がありませんでした。

 ただ、一生聴かないのも、と思っていた矢先、創立100周年企画のチラシを目にし、大好物の家庭Symを2度もやることを知り、何事にも最初があるならこの曲で、と参戦を決意した次第。

 あとこの秋在京メジャーがこの曲を相次いで採り上げるので、その前祝の意味もあります。

 とは言え最安で1500円、来週同会場で開かれるアジア・オーケストラ・ウィーク(最安1000円)より高いのか、と疑問に思いつつオペラシティへ。

9月27日(木) オペラシティ
 寺岡清高指揮早稲田大学交響楽団 シューベルト 未完成、サン=サーンス チェロ協1番、R.シュトラウス 家庭Sym
 最初のシューベルト、第1楽章結尾はディミヌェンド解釈、思ったより不安定なパート多し、あと女性1stTpが素敵、続くサン=サーンスでは管は殆ど入れ替わり、弦もかなり入れ替わっているかも、少し弦にキレが出た印象、ソリストは何と自前。後半はお目当てR.シュトラウス、見えた範囲ではSax群は割愛、最近このパターンが多くて嘆かわしいです。寺岡氏のすっきり系の棒の下、更に安定した演奏、夜の"絶頂"部でメリハリを付けダンゴにならない表現が印象的、前半はいなかった(か後ろにいた)コンマスが美音、Hrが12人いた割には鳴ってない気はしましたが、元々ブラスの鳴りをほどほどに抑えている感もありまとまり重視か、アンコールは無し。

 後でメンバー表を見ると弦を含めオケを3-4つ作れる程(例えばVn102人、Hr27人、Tp17人、Tb17人)の大所帯、道理で入れ替えが多い訳です。

 会場を出ても降った気配無し、このまま降らないのか? と深夜地元に着くと同時に降り出し、ギリギリセーフで昨夜の洗濯物を取り込みました。

2012年9月26日水曜日

2012グリーンカップ首都圏オープン9月大会


 朝の最低遂に15度、部屋の温度も25度を割りそうです。早朝から埼玉に出て試合、半袖半ズボンで出掛けると少々寒いです。

 本選1回戦の相手はWC、何と中学生! なのにスピードに付いてゆけず0-6,0-6で瞬殺、一応全中東京優勝、全国8とのことですが、しかしねぇ…、情け無い…。

 本日のお小遣いは2180円、前回から銀行振り込みになった、と思ったらまた小切手に逆戻り、不便なことこの上無し。

 今日貰ったアドバイス:
球が浅くならないこと

2012年9月25日火曜日

セミジュヴナイル本格? - 島田荘司「透明人間の納屋」


 昨夜激しい閃光、そして地響きと共に雷鳴の轟音、こりゃ近くに落ちたんじゃ、と思っていたら、同僚の住むビルに落ちたとのこと。

 朝から10度台と寒々、深夜から早朝に降ったらしくそこら中濡れてます。ただ日中は曇り、気温は余り上がらず最高21度台、セミの声もツクツクボウシだけになってきました。

 観たいと以前日記に書いた「灰の迷宮」のドラマ版が先日再放送されており、6年越しに念願の視聴、ミステリー的内容は完全に忘れているのですが、ラーメンの挿話だけは記憶に残っている作品、案の定、ラーメンネタを膨らまして前面に出した演出になってました(笑)。あとドラマ中で鹿児島ラーメンの代表として「三平ラーメン」が出てきてました。

 で本日はその島田御大の作品、先日文庫化されているのを発見し、即買即読です。

透明人間の納屋 島田荘司
 時代は昭和、日本海側の小都市を舞台に少年の視点で青年との交流が語られ、そこに密室からの人間消失が絡みます。一応はジュヴナイルとして書かれたようですが、それにしては挿画が怖いし、筆致もそれ程子供向けでは無く、かつテーマもやや大人向け、ともあれ、パッとしない密室トリックながらそれと有機的に結び付いて絵柄を一変させる"透明人間"の正体が素晴らしいです。

 「松下謙三」によるルポ部分、高木彬光の文体模写をしている様には感じられませんでしたが、実際どうなんでしょう?

2012年9月22日土曜日

スラットキン&N響の端然ショスタコーヴィチ7番


 今週のBS-TBSドラマ再放送枠で観た「銭形海」(人形劇の回)でマーラー4番第1楽章が使われてました。

 昨夜半に轟音と共に激しい雨、それと前後して気温が降下し19度台に、実は20度を割ったのは夏以降初めて、9月下旬ってのは多分異例に遅いです。

 その豪雨はすぐにおさまりましたが、朝から間断無く雨、木曜には「明日は洗濯日和」と言って金曜は雨、金曜には「明日秋分の日は行楽日和」と言っててこれ、予報はどうなってるんでしょう。

 午後の最高も低く23度台、夏日に届かなかったのも(2度目の)梅雨明け以降初めてです。

 午前中の練習はキャンセルとなり朝寝してから昼に東京へ、午後コンサート、夜テニスと通常と逆順序、電車に乗って南に移動するにつれ天気は好転、東京は晴れ基調で路面も完全に乾いてました。

 午後に聴いたのはN響、会場は苦手ゆえ避けているNHKホールですが、知人のご馳走だったのでいそいそと参戦、しかも誘導されたのは初めて足を踏み入れる2階R前方、いつもの3階外野席と違って音に少し臨場感がありました。

 指揮するは多分久々に聴くスラットキン、彼に関しては80年代セントルイス響との初来日、しかもメインの「巨人」じゃなくてアンコールのバーバー「弦楽のためのアダージョ」が強く印象に残っています。

9月22日(土) NHKホール
 レナード・スラットキン指揮NHK響 リャードフ 8つのロシア民謡、ショスタコーヴィチ Sym7番
 前半は各曲1-2分で終わる聴きやすい曲、スラットキンを棒を使わず、第1曲の終音ファゴットのpppが見事(「悲愴」第1楽章ではそれが困難なためバスクラ代用する程)。後半はお待ちかねショスタコ、バンダはパーカッションの後方最後列に左からHr4,Tp3,Tb3がズラリ(本隊はHr5,Tp3,Tb3かな?)、ここでは棒を手にしたスラットキンは標準的なテンポ、一部弦にポルタメントっぽい表現もありましたが基本的には粘らず端然とした進行、オケでは第3楽章の弦の鳴りがなかなか、全体のブラスの鳴りはぼちぼち程度で、終楽章ラストなどはもうひと押し・ふた押しすればいいのに、と感じる程あっさり、それでもオケの地力でトータルなかなかの音響でした、がいつもの3階外野席なら不満だったかも。

 終演後はダッシュで武蔵小杉に向かいナイターテニス、その後現地で飲んでいたら終電に遅れそうに、ギリギリ間に合って1時前に戻った頃はまた雨。

2012年9月15日土曜日

シナイスキー&東響の豪快かつ表情豊かなショスタコーヴィチ4番

 在京メジャー2公演ハシゴの後半は、シナイスキー指揮するショスタコ4番です。彼の指揮は昨年冬にN響とのマーラーを聴いてますが、余り印象に残ってません、たぶんこっち(ショスタコ)が本業と思われ。

9月15日(土) サントリーホール
 ワシリー・シナイスキー指揮東響 モーツァルト PC27番、ショスタコーヴィチ Sym4番
前半はモーツァルト、4時間前のベートーヴェン同様半睡状態、銀髪のソリスト、デジュ・ラーンキはアンコールにモーツァルトをもう1曲。後半お目当てのショスタコ4番、棒を使わないシナイスキーは曲が完全に手の内に入っている感のある細かい指示、しかも第1楽章の如き鋼の曲想でも表情たっぷり、高速フーガも少し緩急あり、オケの鳴りは出だしは迫力不足かも、と感じたんですが、徐々にパワーアップ、第1楽章や第3楽章中盤はかなり激しい音の塊を満喫、特にハミル率いる9本のHrが豪快でした。この曲の実演はまだ10回に満たず、曲が凄いのか演奏が凄いのか判然としないことが多いのですが、今夜は演奏もなかなか凄かった気がします。

 サントリホールのカラヤン広場から通りに降りる階段の手前に黄色の彼岸花、季節がまだ少し早いのは勿論、黄色を見たのは初めてで少し驚き。

インバル&都響の予想よりあっさり1番

 午前中は練習、午後はコンサート2連荘、まずインバル&都響でマーラー1番を聴いてきたところ、ぼちぼちでした。

 現在サントリーホール近くのセブンイレブン7SPOTで接続中、これからシナイスキー&東響でショスタコ4番、まずは記事のみにて。今夜から明日にかけて慌ただしいので、続きはまた来週。

<続き>
 学会より戻った翌週にこれを書いてます。この日はそこそこの晴れ、ながら不安定で時々雨、気温はイマイチで最高30度台、早起きして都心に出て午前中はきっちり練習、その後にオケをハシゴしました。

 まず午後に聴いたのはインバル&都響の何度目かになるマーラー・ツィクルス(最近はチクルスって言わないんだ…)の第1回公演、今回は順番通りなのか1番から、インバルの振る1番はここ数年だとベルリン響、フィルハーモニア管で聴いてますが、国内オケで聴くのは初めてな気がします。

9月15日(土) 芸術劇場
 エリアフ・インバル指揮都響 ベートーヴェン PC2番、マーラー Sym1番
前半はベートーヴェン、定期ならともかくマーラーチクルスで何故?と激しく疑問、ソリスト上原彩子は赤いドレス、半分睡眠しました。後半マーラーはやや速めのテンポ、クセのある表現を交えつつもインバルにしてはあっさりという気も、第1-2楽章を続けて演奏した点、カッコウのフレーズが一貫して間隔短めだった点、そして第2楽章中間部でのポルタメントを強調した表現が印象的、全体的にブラスの爆発度も低めながら、Hr8、補助のTb,Tp各1が起立した終楽章クライマックスのみ開放的に鳴らしており、弦もかなり頑張ってました、が苦手な芸劇外野席ゆえ、その迫力を満喫するには至らず、この後続く他ホール公演だと印象は変わるかも(行きませんが)。

 日記を読み返してみると、1-2楽章を続ける点、およびTp,Tbをクライマックスまでやや抑えめにやる点は過去のベルリン響、フィルハーモニア管との演奏でもそうだったようです。

 個人的注目の終楽章ミュート早業ファンファーレ、Tpは素早くこなし、Tbはミュート後半を2ndに任せる作戦でした。

2012年9月9日日曜日

心地よい残暑に熱いマーラー - 曽我大介&アマデウス・ソサイエティー管の2番

 昨日よりすっきり晴れて、気温も最高33度弱と久々に納得の残暑、残念ながら練習予定無く、午前中は朝寝坊&職場で残務、正午前におっとりと東京に出てアマオケのマーラーへ。

 本日のオケを聴くのは久し振り、確か10年程前にVnの奥村愛さんを迎えてマーラー5番(前半コンチェルトをやった奥村さんは後半マーラーでも下のプルトに入ってました!)をやり、なかなか上手なオケでワグネルOBと聞き成程と思ったこと、そして当時は名前がアマデウス・ソサイエティー"室内管"で「室内管が5番?」と思ったことを覚えています。

 今回の演目は2番、この2週間で何と3度目です。

9月9日(日) 新宿文化センター
 曽我大介指揮アマデウス・ソサイエティー管絃楽団 R.シュトラウス 最後の4つの歌、マーラー Sym2番
席は当日指定で1階10列右側、自分には視覚的にも音響的にもやや前過ぎるのと、パイプオルガンが目の前でこれが鳴るとオケがマスクされた(涙)のが難点。前半のR.シュトラウス歌曲はかなり意識が飛んでました(済みません)が、オケが安定していました。それが終わり「休憩で目覚まし」と思ったら黙々と人が入れ替わり次のマーラーへ、あれ?今日は休憩無し、あ、それとも!
 そうです。第1楽章後の「少なくとも5分は空けること」という指示を休憩でやっちゃう作戦、つまり第1楽章後に15分休憩でした。今日もホール内の冷房が寒過ぎ、休憩時はホール外に出てしばし日向ぼっこ。
 曽我氏の指揮は激しめ、標準かやや速めのテンポでグイグイ、マーラーらしさより各部分の熱っぽい表現が特徴、オケもそれに応えてました。休憩後に合唱(概算75名)がオケ後方ひな壇に着席し、終楽章最初のパートは着席で歌い、2度目の出番の少し前に立つ趣向、楽しげで優美な表現が印象的だった第2楽章の後、ソリスト2名が入場(ソプラノ市原愛は前半と違うドレス)、バンダは皆舞台裏で、そこからHr4本、Tp4本が本隊に合流して共に(推定)10本前後になったクライマックスのテンポはかなり速め、なかなかの音響で盛り上がりました(前述の通りオルガンにマスクされたので半分推定)。オケでは高弦の美しい響きとティンパニとシンバルの要所での思い切りいい叩きっぷりが印象的。

 この8日間で「復活」を3度聴きましたが、今日が1番満足度が高かったです、期待値との兼ね合いもありますが。

 もう何日も無いと思われるちゃんとした残暑を愉しむべく、終演後は新宿の街をぶらぶら散策しました。

2012年9月4日火曜日

クリスティー風からややクイーン風へ - D.M.ディヴァイン「三本の緑の小壜」


 ブエルタ山岳3連戦第3ラウンドは最も過酷なステージ、深夜の公園でのネット観戦も3連戦、傾斜が20%を超えると仕掛けるコンタ、その全てにすいすい付いて来るばかりか、最後は差してボーナスタイムを持ってゆくプリート、この2強に絞られつつも、これまでの勢いからはホアキンの優勝が見えてきたかも。

 ただ、そのバトルが佳境に入った時に激しいにわか雨(スペインじゃなくて茨城)、四阿で屋根がある場所だったとは言え、かなり濡れました(涙)。

 本日もそこここに積乱雲の散らばる青空、気温はまたも予報程は上がらず最高32度弱、と普通の真夏日、夕方同僚との週一テニスの際、北からどんどん黒雲と雷が攻めてきて日没前に真っ暗、仕方なく早めに上がった直後に降り出しました。

 今クールのドラマ「浪花少年探偵団」と「東野圭吾ミステリーズ」は原作未読ゆえ録るだけで観てません。が、後者の先週放送分「小さな故意の物語」はたまたま先日アンソロジーで読んでいたためスポット視聴、小説なら筆力でカバー出来るけれど実写だとリアリティの面で難しいプロットを、ストーリー改変と演出の妙で巧みにまとめてました。あと個人的注目の三吉彩花(「高校生レストラン」「理想の息子」)の出演が嬉しかったです。

 ミステリーつながりで、先日読んだ本から、「昨年の本格物の注目作」企画第2弾は、「このミス」ランクインは逃しましたが、同年の「本格ミステリベスト10」では「ブラッド・ブラザー」を抑えて第1位に輝いた作品です。

三本の緑の小壜 D.M.ディヴァイン
 海辺の町で起こる少女の連続殺人を巡るフーダニットとファイダニット、「災厄の紳士」と同様著者後期の作とのことで初期作には無かった1人称多視点の趣向、それとともに視点人物の主観を読者に植え付けるクリスティー的ミスディレクションがやや減少、その分サプライズも減じる反面、ロジックの比重が増すこっちの作風の方が好きかも、御大クイーンの某有名作を想起する人も多いでしょう。

 表題の「三本の緑の小壜」は「10人の小さなインディアン」の如く、"次々と消えてゆく"内容の有名な童謡(マザーグース?)のことらしいのですが、それに不案内な我が国の読者(自分です)に向け、歌詞を訳注にでも記して欲しかったところ。

2012年9月3日月曜日

大磯オープン 秋 2012


 ぼちぼちの晴れ、ただ気温は予報ほど上がらずギリギリ30度に届いた程度、早起きして大磯OPへ、茨城からの長旅ゆえ18切符を活用、本選1回戦、小技も巧い若者に4-6,2-6で敗退、あと5度気温が高いと違ったかも、本日のお小遣いは2100円。

 今日貰ったアドバイス:
相手にネットに出られた時の対応を落ち着いて、ロブをもっと。

 これで夏の連戦は終了、夏男の癖に1勝も出来なかったので秋以降エントリーするかは要再考、ただラケット変更に合わせて変えたフォアハンドがちょっとだけ板についてきた気も(多分気のせい)。

 何より悲しいのは、今日は1回戦突破する気満々だったため、明日の2回戦のために青春18切符(トータル5日分)をあと1日分残してあったこと、思いっきり無駄になりました(涙)。

2012年9月2日日曜日

にわか雨で真夏日の途切れた日のマーラー - 末廣誠&都民交響楽団の2番


 昨夜はブエルタ山岳3連戦第1ラウンドを深夜の公園でネット観戦、4強の抜きつ抜かれつの攻防に興奮しました、しかも今夜はコバドンガ頂上ゴール!逃せません。

 予報通り関東では大気が終日不安定、晴れたと思ったらにわか雨、降ったと思えばまた陽射し、の繰り返し、気温も全く上がらず、19日振りに30度に届きませんでした。

 午前中は青葉台まで行き教え子の対抗戦の応援、何度も雨中断して大変そう、それを昼過ぎには中座して上野へ、2日連続しての「復活」、演奏するは首都圏トップの歴史と実力を誇るアマオケです。このオケでマーラーを聴くのは一昨年の5番以来2度目か。

 チケットは指定席、現地開演前に招待葉書との引き換え制(原則選択権無し)、早めに行って1階舞台そば、とかなるリスクを犯すより、開演直前に行けば4-5階席になるだろう、と読んで開演5分前に窓口へ、予想に反し渡されたのは1階9列中央右寄り、これはこれでいい席なんでしょうけれど、個人的には文化会館の1階席は15列より後ろじゃないと響きが好みじゃないのでガッカリ、しかも舞台上も弦前方しか見えないのでブラスの本数や動きは全て推定です。

9月2日(日) 東京文化会館
 末廣誠指揮都民交響楽団 マーラー Sym2番
昨日と同様、合唱(概算120名)がまず入場してオケ後方のひな壇に着席、彼らは終楽章前半クライマックスfffのドサクサに起立します。末廣氏は標準(か緩徐部ではやや遅め)のテンポ、時にマーラーっぽいアクセントを強調したり、タメを作ったりはしますが、全体的にはアク薄めの音作り、ただ5番の時もそう思いましたが、巧いオケなので安定した演奏、という以上に+αが欲しい感あり。第1楽章後の「間」には楽員のローテ、音合わせ、ソリストが入場して指揮台両脇へ、と時間をたっぷり掛けても2分ぴったり、荒野の呼び声などバンダ群は通常通り舞台裏、パーカッションとTpは舞台上から何人か移動していた模様、オケではTpのハイトーン系がばっちり、バンダが合流するクライマックスではTp、Hrとも10本位になり、そこそこの響きだったとは思いますが、1階前方だと弦の音を始めかなり頭上を抜けて行く印象で、トータルの響きの豊満さは感じず、ただTpはパート全体でよく鳴っていました。

 相変わらず指揮者自ら筆を執るパンフの曲目"快"説は快調でした。

 この「復活」2連戦、昨日はかなり、本日は少し、個人的な期待値には届きませんでした。あと昨日の芸劇3階席程ではありませんでしたが、文化会館の1階席も空調の風が辛かったです。

2012年9月1日土曜日

芸劇リニューアル「復活」 - 下野&読響の2番


 残念! 9月に入った途端、楽しい残暑も一休み、昨日と同じく朝からちょこちょこした入道雲多く、時間と共に青空の部分が減少、東京に出てテニスを始めた10時台にはプレー中断を余儀無くされる程の通り雨、雨上がっても気温上がらず、最高31度強と弱々しい真夏日。

 これで33度以上の残暑は13日連続(うち猛暑日1回)で途絶、残念ながらちょっと厳しい残暑、って程度でした。

 因みに(特に残暑が)記録的な猛暑だった一昨年(2010年)の同時期はと言うと、17日連続33度以上(2010/8/22-9/7)、うち猛暑日13回(5日連続、6日連続を含む)と別格の破壊力、いい夏だったなぁ…。

 テニスの後はコート近くの後輩女子を呼び出して(テニスは男だけだったので…)昼飯、そこから自分だけ先に抜けてコンサートへ、震災以降閉館していた芸劇のリニューアルオープン記念コンサート、それに相応しく曲は「復活」です。

 まず芸劇に着いて驚いたのは名物"高所恐怖症殺し"の長ーいエスカレーターが外されて、L字型に2分割されていたこと。それから3階席に行くのに「エレベーターを使って」と強く勧められたこと、使わなかったけど(笑)。

9月1日(土) 芸術劇場
 下野竜也指揮読響 マーラー Sym2番
オケ後方ひな壇に概算150名の合唱がオケに先んじて入場し着席、パーカッションは通常並びのオケの両脇に分かれて配置、下野は中庸かやや速めのテンポでアクも粘りも色気も無い表現で、メリハリ感もぼちぼち程度、かなり前に同じコンビで1番を聴いた時にも感じたんですが、どんなマーラーをやりたいかが余り伝わらず。合唱は歌い出しなど静かな部分は座ったままで途中から立つ趣向、荒野の呼び声等のバンダは舞台裏、そこからHr4本が終楽章に何度も、Tp4本は最後のみ、オルガン(←使ってない)の両脇バルコニーに立って合流、さすがにTp11本、Hr11本となったクライマックスはそれなりに分厚い響きでした。
 第1楽章後は愚直にもかっきり5分間、間を取ったんですが、その過程が:
指揮台でじっと佇む(1-2分)→6、7本目のTpやオルガン奏者(パイプオルガンのリモート使用、じゃなくて(たぶん)電子オルガン!)など数名の奏者が合流(数10秒)→音合わせを始め、そのドサクサにソリストが入場してオケの最後列(TpとTbの間)へ(約1分)→またも指揮台上で静かに佇む(1-2分)
という内訳、これじゃあ、マーラーの指示を知らない人にとっては、意味不明のシンドイ5分間だったと思います。

 改装して良かったと感じた点は、3階中央の張り出しが廊下の部分まで削られ、左右の移動が出来るようになったこと、ただ音響に関しては3階外野席に限れば前との違いは感じませんでした。(少し弦の聞こえが良くなり、木管の飛び出しが減ったかも、って気のせいか…)

 あともう一つ、以前もそうだったのかは忘れましたが、3階外野席(通路の後ろあたり)は空調の冷風がガンガン吹いてきてクソ寒かったです(涙)。

 また終演後、エスカレーターはレーン数は前と同じ2本で場所が壁寄りに少し移動して2分割されただけなのに、何故か経験したことの無い大渋滞がもぎりからエスカレーター乗り口までの間に発生、降りるのにエライ時間が掛かりました。もしかして、昔のエスカレーターは怖くて帰りは乗らない、って人が多かったからなのか?

 明日も「復活」、都内1、2の実力を誇るアマオケによる演奏です。

 その前に今夜からブエルタは山岳3連戦全て頂上ゴール、ここで誰が強いのか明白になるでしょう。