2005年1月30日日曜日

リッツィ&読響のローマ3部作

1月30日(日) 東京芸術劇場
 カルロ・リッツィ指揮読響 ローマの謝肉祭、ローマ3部作
リッツィにはリズム感の鋭さと弱音への(少しだけ)こだわりを感じました。「松」など迫力は今ひとつでしたが、「祭」はリズムのキレでそれを補っている印象。個人的には「噴水」中盤の壮大な盛り上がりが白眉でした。

2005年1月29日土曜日

メユール的「展覧会の絵」

 縁あって、茨城のひたちなかまで行き、ラ・メユール・ブラストリオのニューイヤーコンサートを聴く機会に恵まれました。ピアノ、トランペット、トロンボーンと一風変わった編成のトリオです。

1月29日 ひたちなか市 けやきホール
 ラ・メユール ブラストリオ
大きめの客間といった感じの空間で、いろいろなお話を交えながら、お客さんと同じ目線で演奏が進みます。奏者との距離の近さと体温を感じ(物理的にも精神的にも)、温かい気持ちになれる演奏会でした。バロックからビートルズまで、様々な曲が演奏されましたが、メンバー自身の編曲による「展覧会の絵」が印象に残りました。今回は抜粋でしたが、秋にはアレンジを変えて全曲を披露してくれるとのこと。今から楽しみですが、全曲通すのはトランペットあたりキツイのでは、と心配してしまいます。金管経験者なので。

2005年1月27日木曜日

爆笑パフォーマンス - コバケン&日フィルの1番

1月27日(木) サントリーホール
 小林研一郎指揮日フィル マーラー Sym1番
コバケン独特のノリに日フィルはかなり応えていましたが、応えきれない箇所もちらほら。終楽章のクライマックス、指定の場所でホルンが立たず「あれ?」と思っていると、何とその直後のコーダで金管全員が起立!唖然としているうちに朗々と鳴り響いて大団円。ブラス好きなので面白かったですが、眉を顰める方もいらっしゃるのでは。いずれにせよ、他では聴けない壮大な響きではありました。

 明日は下野竜也&都響で「ローマの松」です。

2005年1月21日金曜日

小泉&都響の家庭Sym、フルネ&都響のダフクロ

これがフルネを聴く最初で最後の機会となってしまいました。

1月21日(金) 東京文化会館
 小泉和裕&都響 家庭Sym
 ジャン・フルネ指揮都響 ペリのファンファーレ、魔法使いの弟子、ダフニスとクロエ組曲第2番
フルネは日本のオケではなかなか聴けない(と思われる)柔らかい響きを都響から引き出していました。でも個人的には小泉指揮するダイナミックなR.シュトラウスの方がより印象に残りました。

2005年1月16日日曜日

小松&新交響楽団のローマ3部作

1月16日(日) 池袋芸術劇場
 小松一彦指揮新交響楽団 ローマ3部作
さすがアマオケの老舗、繊細さと豪快さを兼ね備えた演奏でした。2階席後方のバンダがよく鳴っていて、「松」のラストもほぼ満足の音響です。

2005年1月9日日曜日

森山&高田馬場管のシベリウス

1月9日(日) 太田区民ホール アプリコ
 森山崇指揮高田馬場管絃楽団 シベリウス カレリア、Sym2番
TpやTbがよく鳴っていて、最後のコラールはほぼ満足の響きでした。

2005年1月8日土曜日

チョン&東フィルの3番

1月8日(土) 文京シビックホール
 チョン・ミュンフン指揮東フィル マーラー Sym3番
両端楽章には随所に唸らせる響きはあったけれど、中間楽章をはじめ、全体としてはチョンの意図が半分も音になっていない印象でした。リハ不足でしょうか?翌日のオーチャードはもう少しよくなったのではないかと思います。