2005年8月18日木曜日

フラメンコのサロメ - サロメ

今日はギリギリ真夏日といった程度の陽気でしたが、夜の空気感は真夏のそれに近いものがあり、むっとする感覚が少し嬉しいです。空には満月に近いお月様が晧々と輝いています。

 満月と言えば、「サロメ」はある意味月が狂気を呼び起こす物語です。先年日本公演もあった、アイーダ・ゴメス率いるスペイン舞踏団のフラメンコをベースとした「サロメ」、その演出はスペイン映画界の巨匠カルロス・サウラが担当し、並行して同名の映画も撮っています。先日の帰省時に実家の衛星放送で観ました。

サロメ <'02 スペイン>
 C.サウラ監督、前半が舞台のメイキング映像風で、後半が実際の舞台、という二部構成になっています。しかし、前半のドキュメンタリー風の部分は俳優が演じているそうで、虚実ないまぜの内容となっているようです。(確かにエンドロールに「監督役:だれそれ」とありました。) 主役のアイーダ・ゴメスは「伝説の舞踏家」と言われるだけあってサロメ役としてはややトウが立ってはいましたが、7つのベールの踊りとその後の部分の緊張感はただならぬものがあり、ゾクッとしました。また映像ではそれほど感じませんが、フラメンコでは足踏みの音などが重要な要素でしょうから、生の舞台はさぞかし迫力があったことと思います。来日公演に行っておけば良かったなあ、と今更ながらに感じました。

 阪神も少し復調ぎみ。何より前節連敗してあげた甲斐あって、巨人が援護射撃してくれたのが嬉しいところです。

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