週末を過ごした千葉は検見川にある合宿所では、駅への途中にあるインド料理屋さんにいたという美人の店員さんの話題で持ちきり。アマオケを聴くためテニスをお昼で切り上げて駅へ行く道すがら、その店に寄るのを楽しみにしてましたが、時間的余裕が無く断念、痛恨です。
本日聴くオーケストラ・ダスビダーニャはショスタコーヴィチを演奏するために結成されたアマオケ。タコヲタならぬタコオケと言ったところでしょうか。毎年、レアな曲と熱い演奏を聴かせてくれるので楽しみです。しかも今年は8番、チョン・ミュンフン&東フィルのマーラー9番を切ってこちらを選んだくらいに期待して臨みます。奇しくも同じ芸劇でふた月連続してアマオケの8番を聴くことに(2006/1/22参照)。
2月19日(日) 東京芸術劇場
長田雅人指揮オーケストラ・ダスビダーニャ ショスタコーヴィチ 劇音楽「ハムレット」から、PC2番、Sym8番
例年通り、8番の前にこんなにやってもいいのか?というくらい重量級のプロ。最初の30分近くかかる組曲は予備知識無しに聴けばハムレットというより戦争の曲のよう。オケは最初から全開です。TpとFlのソロが見事でした。一方PC2番はショスタコーヴィチにしてはロマンティックで普通っぽい曲。拍手に応えソリストのミハイル・カンディンスキーはアンコールを一つ。ショスタコだったかどうか確認するのを失念しました。
そして後半の8番、期待通り金管の凄絶な響きが聴けました。特に第1楽章と終楽章に訪れるカタストロフィのようなクライマックスでのTpとTbの吹きっぷりは恐怖感すら感じるほど。やはり8番はこれくらいやってくれなきゃと思います。静寂に包まれた終演時、開演から2時間半以上経っており、曲想との兼ね合いもあるのか今年はアンコール無し。
アマオケによる8番対決、ピッチなど演奏精度では先月の新響がずっと上でしたが、個人的には金管の響きの凄絶さでダスビに軍配を上げます。と言うより、その点の凄みでは、ロストロ&ロンドン響の来日公演(これも芸劇)よりも上でした。
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