2009年1月26日月曜日

と静香は言った - 桜庭一樹「少女には向かない職業」

朝はマイナス5度とやや低めでしたが日中は平年並み、冬型の晴れの筈ですが何故か午後になって雲が出てきました。

 ここ数年注目されている桜庭一樹、着手するとしたらまず「砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない」から、と思っていたのですが、何せ当時のジャンルはライトノベル、古本屋でもライトノベルの棚はアウェーのため探し方も分かりません。

 だんだんガマン出来なくなり、ずっと前に入手済みだったこの作品を手に取ることに、創元から一般ミステリーとして刊行された作品ですが、分量的にも内容的にもライトノベル的?だったせいか、土曜の東京への往復で一気に読めました。

 タイトルは勿論P.D.ジェイムズ「女には向かない職業」へのオマージュですが、それと内容的には関係は無いのでそっちが未読でも大丈夫、因みに「一樹」は男性っぽい名前ですが、女性とのこと。

少女には向かない職業 桜庭一樹
 苛烈な運命に悩む(ちょっと大袈裟?)二人の少女が出会い、やがて殺人を犯すことになる物語が、夏から冬にかけて島の自然と共に描かれます。ミステリーと思って読むとやや肩透かしを食らいますが、ミステリーへの愛に満ちたジュヴナイルか青春小説と思った方がいいでしょう。章題が素敵です。

 Gyaoでドラマ化されてるようですね。

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