2011年4月16日土曜日

夏日のシベリウス - 中島章博&東京海洋大・共立薬科大管

 朝の15度台は6月並み、予報ほど崩れずほぼ晴れていた日中もグングン上昇して26.7度、今年最初の夏日です! 午前テニス、午後コンサートと典型的休日、冬のオーバーを羽織って出たら汗だくになり途中で脱ぐ羽目に。

 震災による電力不足により、この夏は夢にまで見た"冷房の無い夏"を迎えられる、いや、夢なんて大袈裟ですね、自分が子供の頃はそれが当たり前でしたから、ま、ともあれ冷房の無くなる夏が楽しみ、今からウキウキしてました。

 しかーし! 何たることか、今日乗った電車のうち、TXとJRには冷房が!! 嘆かわしい…、と言うか、電力不足とは無関係に、4月に冷房するセンスが理解不能、世間のスタンダードと自分の感覚との乖離に愕然としてます。

 その点京王は「空調はしていませんので、暑い場合には窓をお開け下さい」と車内放送、素晴らしい!

 午前の練習中に地震が、都心は震度3位だったので、テニスしてると気付かず、周りに言われて何となく、という程度だったのですが、コートにいた20数名のうち、1人だけ怯えてうずくまってしまっています。どうやら、ややPTSDっぽい症状らしく、被災地じゃなくてもこんな影響が出ているのを知ってビックリでした。

 あと家に帰ったらまた少し部屋が崩れていたので、茨城は震度4は軽くあったっぽいです。

 午後聴いたのは東京海洋大学と共立薬科大学の合同オケ、通常なら聴くかどうか迷う演目ながら、震災以降コンサートに飢えているので敢えて突撃、生まれて初めて東京海洋大のキャンパスへ、品川から歩ける場所で少し驚き。

 会場は大学の講堂、舞台がありその正面は平土間、その後方はゆるい階段状になってます。オケを乗せるには舞台が狭く、この場合舞台を背にして平土間の舞台寄りにオケを並べ、残った平土間の後ろ半分および階段状の部分に椅子を並べて客席とするのが普通だと思います。

 ところが何故か講堂のど真ん中にオケが、つまり平土間の後ろ半分および階段部の前半分に位置しており、客席用の椅子はそれを挟んで前後に置かれています。しかもよく見ると弦セクションが平土間、管楽器が階段部、つまりオケは舞台を向いてます! で平土間の舞台寄りに置かれた100席余の客席は舞台を背にしてオケの正面、そして階段部後方に置かれた60席程の椅子はオケの後方、つまりPブロックの趣、丁度(地震で壊れた)ミューザの狭い1階席+Pブロック、って感じの状況です。

4月16日(土) 東京海洋大学中部講堂
 中島章博指揮東京海洋大・共立薬科大管弦楽団 シベリウス フィンランディア、シューベルト 未完成、シベリウス Sym2番
 最初のフィンランディアはブラス朗々、続く未完成第1楽章最後の音はアクセント解釈、そして後半のシベリウス2番、オケは発展途上ながら最後まで頑張って熱気溢れる盛り上がりでした。アンコールはお約束のカレリア、ではなくてハンガリー舞曲(スラブ舞曲?区別付いて無い…)の有名なやつ。

 まだ昼の暖気の残る夜空には殆ど円くなったお月さんが浮かんでいますが、予報によると一晩で20度近く下がるそうです。明日もアマオケ、マーラー9番です!

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