2005年6月2日木曜日

3次元音響 - 沼尻&日フィル 火の鳥

 交流戦はオイシイですが、ダイエーとはやりたくありません。日本シリーズで負けたのがトラウマになってるし。あ、今は違う名前でしたっけ。

 学会からの帰り道、抽選で当たったコンサートに行ってきました。

6月2日(木) サントリーホール
 沼尻竜典指揮日フィル 火の鳥<全曲版>など
火の鳥の組曲版はよく聴きますが、全曲版を実演で聴くのは初めてです。「組曲版より、やはり編成の大きな原曲版」とよく耳にしますが、ことディスクで聴く限り一長一短という印象です。例えばクライマックス、全曲版はTpのハイトーンがあるけれど、Hrのグリッサンドが無いのは淋しいなあ、って感じです。正直、迫力の面で差を感じたことは無かったです。初めて目にする全曲版の編成は、まず3台のハープに視覚的に圧倒されました。また、2階席のいろんな場所に出没するバンダ(Tpとワーグナーチューバ)の効果は絶大で、3次元的な音場を実現していました。(最後のハイトーンはバンダだったんですね。) 沼尻氏は速めのテンポでどんどん進み、表現に関してはあまり細かく指示をせず奏者に任せている感じで、もっと色気が欲しい気もしましたが、日フィルの奏者はそれぞれに達者な演奏ぶりでしたので、平板な印象はありませんでした。一方、強音部でのメリハリはきっちりつけるので、カスチェイの踊りや大団円はしっかりと盛り上がり、まずは満足の演奏でした。マーラーの8番と同様、原典版には実演で初めて実感できるスケールの大きさがあるんですね。

 昨日から毎日TV東京で放送の全仏オープン、連日深夜かと思っていたら、初日だけ昼の1時半だったんですね。昨夜やってないのでアレ?とは思ったのですが。肝心のシャラポワを見逃してしまいました、痛恨です…。

0 件のコメント:

コメントを投稿