2005年7月9日土曜日

当日券と八面六臂 - 毛利沙織さんのハープ

 本日は雨、7月に入ってからは通常の梅雨より雨が多い気がします。今日はテニスの予定が無く、2つの演奏会を聴く積もりで東京へ。

 まずは渋谷タワーレコードでインストアイベント。毛利沙織さんのハープです。自作のクラシカルポップを中心としたCDを数枚リリースしているとのこと。スレンダーで優しそうな方で、自作のメロディにもその優しい雰囲気が出ている気がしました。2種類のハープを使用して、自作を数曲とポップス・クラシック双方から有名曲を2,3曲披露してくれました。自作の曲ではアレンジによっていろいろな音が出てくる都合上、録音した音声とマイク・アンプを使用してのパフォーマンスとなりましたが、純粋にアコースティックな演奏も聴いてみたかったです。

 ステージの前に音合わせを兼ねてリハーサルをやっており、そこではほぼ通しで3,4曲、しかも本番ではやらなかった曲ばかりを聴けて嬉しかったです。ミーハーなのでハープと云えば竹松舞さんですが、ハーピストは見目麗しい方が多いようです。また特筆すべきは共演のフルート奏者の渥美敏行さん。フルート、ピッコロ、2種のリコーダーを持ち替えて演奏するのみならず、サウンドエンジニアにカメラマンまで担当するという八面六臂の大活躍でした。
<追記> 毛利沙織さんのブログを見ていたら、この日の演奏会風景の写真に観客の一員としてうっかり入ってしまっていました。背中だけとはいえ、とても綺麗で楽しいブログに参加できて光栄です。

 上記のイベントの後、飯森範親&東響のマーラー9番を聴きにサントリーホールへ。この組み合わせの5番はダイナミックな箇所で本領を発揮する演奏でしたし、個人的に9番は繊細で神経質な演奏より、ダイナミックな演奏(特に終楽章)が好みなので、そうなるかも、と期待しての当日券狙いです。9番なら売り切れは無い筈ですし。開演よりだいぶ前に会場に着きましたが、当日券はもともと5000円以上しか出ておらずNG。余った券を持っていそうな方に声を掛けて(貰って)交渉するも4000円までしか見つけられず、国内オケに4000円以上は出さないポリシーなので、これも断念。9番にしては珍しく前プロのコンチェルトがあり、途中休憩時にディスカウントされる(だろう)当日券を買う作戦に切り替えました。

 しかーし、開演と共に当日券売り場が閉まったまま、2度と開くことはありませんでした。勿論未だ残券はかなりあったのですが…。コンサート後半からの入場者には残券を割引して販売する、という方式はまだ一般的ではなかったんですね。いくつかのオケはやっていると思いますが。という訳でスゴスゴと手ぶらで帰ってきた次第です。

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