2006年9月11日月曜日
冤罪、死刑制度、ラーメン - 島田荘司「光る鶴」
あーあ、シャラポワ勝っちゃったじゃないですかあ。彼女の全米初優勝を放送しないなんで殆ど犯罪です。まあ、昨年のアガシの決勝進出無放送に比べれば、犯罪度は少し低いですけれど。
あと昨夜のモンツァ、シューはやっぱり引退しちゃうんですね。またBMVザウバーの速さには驚き。
早朝の雨をついて、試合で大磯ロングビーチへ、現地の天気は何とか持ちましたが、散々待たされた挙句、相手が現れず不戦勝。また明日も早起き&長旅です。
待ち時間で本が1冊読めました。島田大先生の文庫新刊です。
光る鶴 島田荘司
吉敷竹史ものが3編。表題作は長めの中篇、著者が力を入れている冤罪&死刑制度もので、「秋好事件」「天に昇った男」に続き、実際の事件を題材にすること3度目、少しくどいかも。あとの2つは吉敷の若い頃のエピソードを綴った掌編と、「灰の迷宮」に出てきた人物を主人公とする番外編。氏の作品を続けて読んでいる人には感慨深い反面、予備知識の無い人には全く薦められません。
「灰の迷宮」の内容はすっかり忘れてしまいましたが、九州ラーメンに関するエピソードに泣いた記憶だけ残ってます。「光る鶴」巻末解説(光文社文庫)によると、「灰の迷宮」は今年ドラマ化され、星野真里が好演だったとのこと。是非観てみたいものです。
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