昨夜は零時過ぎから気温が上がり始めて日の出頃にはもう6度超、そこそこ晴れた日中も12度超と高め、ややゆっくりして昼少し前から大先輩とのテニス、3時には終了し明るい内から飲み始めて酔っ払いの出る中帰り着いたのは11時過ぎでした。
帰り道の空にはほぼ満月になったお月さん、昨夜その傍でかすんでいた火星も少し距離が離れてまた存在感が戻りました。
本日はその往き帰りに読んだ本から、先日40代にして逝った著者への追悼の意味を込め、読書中の本を中断し、積ん読本の山から発掘した1999年の日本推理作家協会賞受賞作、薄めなのですぐ読めました。
花の下にて春死なむ 北森鴻
大人の隠れ家的な路地裏のバーに常連客が持ち込む謎をマスターが控えめに解決する安楽椅子探偵物の連作短編臭、殺人の絡む話が半分ある割に印象としては「日常の謎」系作品、オチや真相に若干無理矢理感があったりしますが、読みやすい語り口がそれを緩和しています。
酒にも食べ物にも興味の無い自分にはよく判らないのですが、作中で供される食べ物の数々も魅力のひとつらしいです。
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