2023年3月31日金曜日

自分探し、ならぬ自分殺し犯人捜し - 秋吉理香子 「放課後に死者は戻る」

 晴れ時々曇り、最高20度台と1週間ぶりに20度超でポカポカ陽気。昨日同様非勤務日ながら年度内に終えたい雑用があり午後職場へ。

 研究所へ向かう道中の歩道は桜吹雪でピンクの絨毯、構内ではシモクレンの紫の花、そして帰り道通った公園ではもうツツジの花が!

 本日は先週末に読んだ本から、秋吉作品まとめ読み第2弾にして第2作、文庫版カバー絵が前作「暗黒女子」とセットになっているのがお洒落。

放課後に死者は戻る 秋吉理香子
 崖から突き落とされた陰キャの少年が気が付くと意識がイケメン男子の身体に入っており、犯人捜しを始める青春ミステリー、成程と感じる伏線のみならず無理を感じる点もありましたが、前作より面白い仕掛けがあって楽しめました。

2023年3月30日木曜日

公開収録は"リバオケ"プロ - 横山奏&読響&荒井里桜

 晴れ時々曇り、最高19度弱とやや高め。非勤務日なれど雑用をしに職場に出てコーヒーを1杯。の後は東京に出て読響の公開収録へ。

 1月に飯守&シティフィルのシベリウスを聴きに行った際、ソリストVn荒井里桜が「美人で音がデカかった」と昔のブラス仲間に伝えたところ「有名だ、そして嫁が彼女のファンだ」とのこと。3月の読響の公開収録で彼女がチャイコンを弾くとの情報を得て、「当たれば彼が喜ぶだろう」と観覧抽選に申し込み見事当選!

 しかし!開演が午後6時と早く、健全な社会人(らしい)件の友人は参戦NG、でもテニス仲間にも荒井里桜のファンがいたので声を掛けると二つ返事で仕事早抜けして合流。

 オペラシティの3階正面でプロオケを聴けるのは久し振り。初めて聴く指揮の横山氏はやや独特の経歴の持ち主。

3月30日(木) オペラシティ
 横山奏&読響 ロッシーニ ウィリアムテル、チャイコフスキー VnC、ビゼー アルルの女、カルメン、エルガー 威風堂々第1番
演目はドラマ「リバーサル・オーケストラ」に因んだもの、最初のロッシーニはHr4,Tp4,Tb3、まずまずのキレと迫力、続いて男子アナと赤いドレスの荒井里桜が登場してトーク、の後のチャイコンは相変わらず凛々しい音、そしてアンコールにこれもドラマがらみでエルガー"愛の挨拶"。後半まずアルルの女はHr5,Tp4,Tb3とブラス多めでサウンドも重厚、続くカルメンではHr4,Tp3にやや縮小、エルガーでHr5,Tp4に戻り、パイプオルガンも加わり壮大な大団円、アンコールはニムロッド、じゃなくてラデツキー行進曲。  

2023年3月29日水曜日

女子高生の毒入りチョコレート - 秋吉理香子 「暗黒女子」

 晴れ時々曇り、最高17度台とここ数日より暖かめ、昼休みは4月から大学に移る同僚と最後の週一テニス、桜舞い散るコートが風情たっぷり。

 本日は先週読んだ本から、「自殺予定日」で初めて接した秋吉作品、初期作の方がずっと本領発揮、との評判ゆえ100円棚を眺めていると初期3作が揃っていたので即購入、まずは映像化もされている第1作。

暗黒女子 秋吉理香子
 女子高の文芸部長の"死"の謎を各部員が小説形式で考察する「毒チョコ」的展開、小説ゆえの虚実が入り交じるため多重解決の妙味は薄め、オチも想定内でぼちぼち。ただ映像化には向いてます。

2023年3月28日火曜日

ベトナム戦争物の古典 - プラトーン <'86 米>

 雨のち曇り、最高13度台とかなり低め、桜がかなり散ったかも。

 本日は先週末に観たGyao駆け込み視聴の13本目、最後の2本は有名だけど未見だった作品をチョイス。まずはこれ。

プラトーン <1986 米>  インテリ新兵の目を通してベトナム戦争の悲惨さを描く「ソルジャーブルー」「ディアハンター」の系譜に連なる戦争映画、O.ストーン監督の実体験に基づく内容とのこと、動的なカメラワークが印象的。ジョニー・デップが出ていて驚き。

2023年3月27日月曜日

今度こそ完結?のシリーズ第4作 - 東川篤哉 「魔法使いと最後の事件」

 曇り時々晴れ、最高15度台とほぼ平年ながら何となく寒々とした感じ。

 東大で研究会があり半年振りの背広、会場内が寒く指先がシビれたので、本郷通り沿いの新店を訪問した昼休みの後、午後のセッションはこっそり暖房をON。

 本日は先週読んだ本から。著者の数あるシリーズものの一つ、前作「さらば愛しき魔法使い」でマリィが姿を消してシリーズ完結!かと思いきやまさかのシリーズ第4作、今度こそ本当に最終作か。

魔法使いと最後の事件 東川篤哉
 これまでと同様倒叙物の短編4つ、トリックにキレを感じるものは無し(敢えて言えば「魔法使いと五本の傘」)、幕切れはどちらかと言うと前作の方がラストに相応しかった気がします。

2023年3月26日日曜日

アクション重視の映画版 - 彼岸島 デラックス <'16>

 連日の雨でテニスはまた中止(涙)、気温は最高13度台と昨日同様低め、コンサートや観劇予定無く、今年に入って初めて東京に出ない休日。

 ってことで暇になりまとめてGyao駆け込み視聴で映画鑑賞数本、まず12本目は10-11本目に続いて深夜ドラマの続編的映画、当然ドラマ版の内容はほぼ覚えてません。

彼岸島 デラックス <2016 日>
 冒頭ナレーションによるドラマ版(第1シーズン?)の要約があってからのスタート、連ドラ版よりアクションとCGに重点がある印象、ただ途中まではドラマで観た内容だった気も(第2シーズン?)、覚えてないけど。で、おい!ここで終わりかよ、って終わり方(笑)。

桜井美南は「なぞの転校生」からこの頃までよく見かけたのに今は何をしてるのでしょうか。

2023年3月25日土曜日

全裸の巨人 - 吉祥寺ダンスリライト vol.3

 雨の土曜日、錦糸町で上岡&新日のブルックナー8番を聴いた後、吉祥寺に移動してコンテ鑑賞、自分のB列が最前列でした。

3月25日(土) 吉祥寺シアター
 吉祥寺ダンスリライト vol.3
約30分×3演目、2演目後に休憩あり。
田村興一郎 「ENDLESS」
 公募ダンサーによる演目、4つのバケツに女3、男1のダンス、その中心に全裸の巨躯男、そこへ女2のダンスも加わる。
tantan 「Q&A」
 女2、例によって会話をバックに着替えながら踊り狂う。
大森瑤子 「おざなりちゃん」
 女6、前半3名怪しい被り物、最初のキレキレのソロが振付担当か。

上岡&新日、お別れのブルックナー8番

 朝からガチ降りで午前中のテニスは中止(涙)、2度寝してから雨の残る昼過ぎ東京に出て午後コンサート、夜コンテ。気温は昨日より10度下がって日中はほぼ9度台。

 午後まず聴いたのは上岡敏之の新日フィルサヨナラ公演、演目はアンケートで決定の由、マーラー7番に投票したのですがブルックナー8番に負けてしまいました。

3月25日(土) すみだトリフォニー
 上岡敏之&新日フィル ブルックナー Sym8番
Hr8(2列目に外人女性、ワーグナーチューバ持ち替え4名),Tp3,Tb4、弦はVn筆頭に気合が入っている印象、ワーグナーチューバトップがいい吹きっぷり、Hrトップは安定、Hrは全体でもなかなかの鳴り、Tpは終楽章ラストはもっと吹いて欲しかったところ。上岡は弱音を強調する音作り、遅めテンポながら約88分と予想の90分超えにはならず。起伏の大きかった第3楽章は要所で長めのパウゼ。終楽章は緩急の切り替えが明確。

 とても喧嘩別れ(?)したとは思えない程オケも熱がこもっていた感じ。このコンビ、マーラーは怪演、ブルックナーは少しだけ個性的、R.シュトラウスは普通、という印象があるので、やはりマーラーを全曲聴きたかったところです。

 この後は吉祥寺に移動してコンテ鑑賞、それはまた次の記事で。

2023年3月24日金曜日

キックボードOLと大人しめの緊縛 - 開座アトリエ公演 「湯守」

 曇りのち雨、気温高く最高22度弱、非勤務日を利して朝から東京へ。

 最寄り駅へ向かう際、目前には何故かキックボードで通勤する制服OLが、しかもそのスピードはこちら自転車とほぼ同じ。ま、近所の不動産屋の駐車場は社屋から500mも離れてるので気持ちはよく分かります。

 電車の中は冷房始めのダクトを通ったかび臭、および除菌に失敗した服が湿気を帯びて発する生乾き臭が混然一体と渦巻いておりオエッ。

 新宿の地下劇場で目の保養をしてから森下へ、時々訪れる舞踏公演です。

3月24日(金) 森下アトリエ
 開座アトリエ公演 「湯守」
女性2、男1の舞踏に加えて緊縛師、そして音楽は弦バスの約1時間20分、エロ度は今一つ。

2023年3月23日木曜日

リアル不二子は今 - 人狼ゲーム インフェルノ <'18>

 本日終了「しょうもない僕らの恋愛論」、中田青渚が絶妙な按配で可愛くてつい完投。「ここは今から倫理です。」「私のシてくれないフェロモン彼氏」の時は全くそう思わなかったのに。

 曇りのち雨、最高20度弱と気温は高め、Gyao駆け込み視聴11本目は前回に続き千葉テレで観ていたドラマの続編としての映画、今回は「人狼ゲーム ロストエデン」の続編です。

人狼ゲーム インフェルノ <2018 日>
 ドラマのダイレクトな続編で、これまでのあらすじも無し、特にヒネリも無く淡々と人狼ゲームが進む1時間35分、と短いのがいいところ。映画ゆえか描写もドラマよりやや過激になっています。

 本作の頃は色々と出ていたのに今は干されてしまった?小倉優香をまたどこかで見たいものです。