このところホントに寒いです。先週前半は半袖半ズボンで大丈夫、各所で冷房が入るくらいでしたが、本日はマフラーをしてる人もいて、夕方の電車には(有難い事に)暖房まで入るほどです。ほぼひと月ぶりにコンサートに行ってきました。
5月13日(金) 芸術劇場
下野竜也指揮読売日響 モーツァルトSym29番、マーラーSym1番
前半のモーツァルトではよくコントロールされ、メリハリのある澄んだ響きが聴けましたが、マーラーでは特に叙情的なパートで指揮者の意図が演奏に十分に反映されていない、もどかしくも散漫な響きになってしまった部分が多かったです。そのせいでどんなマーラーをやりたいかが伝わってこない演奏になってしまいました。指揮棒と視線だけで初対面の奏者から自由自在に望みの音を引き出す、といったいわゆる天才系の指揮者とは対極の、職人肌を感じさせるタイプのように見えますので、リハ不足だとこうなってしまうのでしょうか。ただ、奏者に気持ちよく演奏させる、という才には長けている感じで、テンポのいい部分やクライマックスなどは、上手く盛り上がります。そのため、終楽章はまずまずの大団円でした。オケでは、分厚い響きのTbと切れ味の鋭さと柔らかさを併せ持った1stTpが見事でした。
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