2005年9月20日火曜日

メータ&バイエルン国立管 ドン・ファン、ティル、英雄の生涯

 阪神連敗しちゃいました。マジックは8のまま。この2日間の試合内容は本日の気温と同様お寒いもの、そのせいか風邪をひいてしまい、喉が痛いです。家では下着一丁でごろごろして、気が付いたら朝になっているという自堕落な生活をしていますが、それでも夏場に風邪をひいたなんて記憶に有りません。今朝かなり冷え込んだんでしょうか。

 ほぼひと月半ぶりに海外オケを聴いてきました。メータ指揮するオールR.シュトラウスプロ。メータのR.シュトラウスと言うと、ロスフィルとの「英雄の生涯」での伸びやかで豪快な表現が、デッカ特有の強調気味の重低音と相俟って強い印象があります。ただCD化されてすっかり音が変わってしまい残念です。

9月20日(火) サントリーホール
 ズービン・メータ指揮バイエルン国立管 ドン・ファン、ティル、英雄の生涯
オケはあまり上手くないと思うのですが、管はそれぞれに味があるし、弦はよくまとまっていて、全体として統一感があります。そのため、散見するミスも余り気になりません。メータの指揮は余り細かい指示はせず流れを大切にする感じで、ある程度オケの自発性にゆだねつつ、要所で見得を切る、といったスタイルで、それがこのオケとよくマッチしていました。全体としてロスフィルとの頃とは別の意味での伸びやかさを感じました。ドン・ファンでは芝居っ気は少なめな気がしましたが、ティル、英雄の生涯と、どんどんその度合いは増えて、なかなか効果的でした。アンコールは何とJ.シュトラウスの「こうもり」。普通の人には最高のアンコールですけれど、個人的にはサロメか薔薇の騎士あたりを期待していただけに、ちょっと残念。

 メータを聴くのは5度目くらいですが、初めて納得の行く演奏会でした。やはり来週のマーラー3番も聴きたくなってきました。

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