2006年7月21日金曜日

プチ科学ミステリー - 東野圭吾「探偵ガレリオ」

 本日も雨がちで終日20度前後、真夏日が当然の季節にこの気温は寒いです。

 今日も最近読んだ本から。東野圭吾の「容疑者xの献身」が昨年度のベストミステリーとの評価を得、それを読む時に備え、シリーズ第1作を古本屋で見つけ次第購入しておいたもの。

探偵ガレリオ 東野圭吾
 天才科学者(?)湯川が、友人の持ち込む数々の難事件に挑む連作短編集でその後シリーズ化。中には巧みなミスディレクションのある作もありますが、基本的には事件ごとの科学的な種明かしがポイントで、それにほほう、と感心するか否かで評価が違いそう。研究者サイドから見ると肝心の科学ネタに不正確なものもあり、著者の水準作より落ちると感じました。

 主人公湯川のモデルとされる佐野史郎が巻末解説を書いてる(文春文庫版)のが気が利いてます。確か「秘密」でも主人公を演じた広末涼子が書いていたような。

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