2006年11月2日木曜日

ルイージの編曲マーラー - ルイージ&ウィーン響の1番

今日は曇りがち、気温も最高18度弱と低め。今夜はルイージ&ウィーン響のマーラー。ライブ演奏のディスクを聴く限りクセのある解釈なので期待。帰りが遅くなるので記事のみ作成。

 戻りました、期待通りクセのある解釈で楽しみました。

11月2日(木) 東京芸術劇場
 ファビオ・ルイージ指揮ウィーン響 モ-ツァルト フィガロ、PC22番、マーラー Sym1番
前半の2曲は守備範囲外、ただ初めて聴くウィーン響は弦が美しく、木管は味がありました。拍手に応え、ソリストの上原彩子はラフマニノフを1曲。そして後半のマーラー、パーカッションを左脇に追いやり、弦バスが最後列にずらっと並ぶ配置(他の弦は普通の並び)、たしかアバド&BPOの9番の弦バスもこの並びでした。ルイージはマーラー特有の対位法、かけ合いを強調する音作り。ただ第1楽章などテンポの揺らしは少なめで、予想より大人しいなあ、と思っていたら第2、第3楽章ではかなり派手に動かしてました。しかも第3楽章冒頭のCbソロをミュート付きの全員Cbユニゾンに編曲!ビックリです。全体として弦主体のサウンド作りで、終楽章の緩徐部では非常に表情豊かな反面、ブラスを派手に鳴らさないためffでの迫力はいま一つ。芸劇の3階で音が飛んでこないのも災いしてます。Hrの起立は無し。アンコールはウィンナワルツでした、たぶん。

<追記>
 第3楽章冒頭を弦バスソロではなくてユニゾンでやるのは新しい版の楽譜がそうなってるそうです。

 明日はアーノンクール&VPOのブルックナーです、と言いたいところですが、最安券入手難につき断念。口惜しいので爆演期待でモスクワフィルにでも行こうかと思ってます。

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