2008年4月14日月曜日

ナガノ&モントリオールの着実アルプスSym

 昨夜のK1、テシェイラは藤本のボディーに前蹴りかミドルをぶち込んですぐ勝つと予想してましたが、意外と顔面有りは甘くない様で。またこれまで評価してなかったバダ・ハリも、(セフォーの衰えのせいかもしれませんが)今回は認めざるを得ない結果でした。

 1寒1温(?)で今日は18度超の陽気、今週はナガノ&モントリオール響週間で、今夜はまずアルプスSym、今東京へ向かうTX車中です。

 ケント・ナガノはベルリン・ドイツ響との来日公演でマーラー3番と「英雄の生涯」を聴いてますが、ソツ無くまとまってはいるけどインパクトは薄めの印象、そういった場合従来なら1公演しか行かないのですが、最安席9,000円以上と庶民イジメの価格設定がはびこるご時勢、5,000円以下で聴ける外来オケはなるべく行っておかないと、そのうち行く公演が無くなりそうなので。

 帰りが遅くなるので、まずは記事のみにて。

<続き>
 戻りました。ナガノの印象は前と変わりませんでした。またデュトワ以外でモントリオール響を聴くのは初めてな気がします。

4月14日(月) サントリーホール
 ケント・ナガノ指揮モントリオール響 ドビュッシー 牧神の午後への前奏曲、海、R.シュトラウス アルプスSym
 牧神ではFlソロ(ハッチンズ?)とHrが存在感たっぷり、海はまずまずの迫力と起伏、両曲とも色彩感は薄めできっちり演奏してる感じでした。後半のアルプスSymも中庸のテンポでかっちりとした演奏、もう少し見得を切ってもいいんじゃないの、とも思いましたが、8本のHr(うちワーグナーチューバ持ち替え4人)やハイトーンもほぼ完璧だったTpなどブラスがよく鳴っており、またドビュッシーでは弱いと感じた弦もそこそこ鳴って、頂上でのクライマックスはかなり壮大な響きでした。また最後の一音は異例に長く、その後の静寂は例によって気の早い拍手で破られていました。
 アンコールは何と3曲、まずしみじみとロザムンデ間奏曲(地味な割に長い)、次に日本向けの「さくら」変奏曲(短め)、そして定番「アルルの女」のファランドール、もう会場は大興奮です。

 どこか特別に良かった訳では無いのですが、ブラスの鳴りを評価するとこれまで聴いたアルプスSymの中では一、二を争う出来だった気がします。同曲で感動するレベルの演奏に出会ったことが無いせいもありますけれど。

 明後日の公演(トリスタン、ボレロ、幻想)も楽しみです。

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