2009年2月19日木曜日

幽霊が解く謎 - 有栖川有栖「幽霊刑事」

 昨夜、紙で指を切ってしまいました、しかも鮮やかに。血が流れるくらいに切ったのは久し振り。

 本日も冬晴れ、気温も平年かやや低め、切ったのが利き手である右手人差し指の内側だったので、壁打ちはお休み。

 因みに「ひとさしゆび」を最初「人指し指」って書いたんですが、「指」の字が重なって変な気がして「人差し指」に変えました。人を指で選んで「さす」時は「差す」より「指す」の方がしっくり来ますが、「ゆびさす」と書くとなると確かに「指差す」とは書いても「指指す」とは書かないですもんねえ…。

 本日は先週末読んだ本から。新本格の雄の非シリーズ長編で、舞台劇として書いたものを小説化したとのこと。

幽霊刑事 有栖川有栖
 殺された刑事が幽霊となって自分自身の殺人犯とその黒幕を探る、という展開の本格物、ミスディレクションも巧妙で、犯人を特定する論理などなかなか鮮やか(ただ材料が出揃うのがかなり終盤)、それだけに途中を(わざと?)冗長に書いているのが勿体無い気がします。切ない系ロマンス的要素もあり。

0 件のコメント:

コメントを投稿