2010年9月1日水曜日

ゴシックロマン風桜宮サーガ番外編 - 海堂尊「螺鈿迷宮」

 久々の聖地復帰で首位堅持、これも横浜さんのお蔭です。あ、ブエルタもいつの間にか始まってます…、しかもまだ3、4日目なのにもう山岳ステージが。

 今日から9月、それでも今年の素敵な夏は昨日に続く猛暑日、9月に35度を超えるのは珍しいのでは、昨日のガス使用量は0.092m3と最低記録を更新、それでも夕方になると、セミの鳴き声は前より少しトーンダウン、代わりに虫の鳴き声がパワーアップした気がします。

 8月上旬気になったニュース:「Aiを前向きに推進」で一致 - 厚労省検討会
勿論Ai学会などその方面からの働きかけもあるのでしょうが、海堂尊が「チーム・バチスタの栄光」に始まる諸作でAi(オートプシー・イメージング、死亡時画像診断)の重要性を繰り返し主張したことがきっかけとなったのは間違い無いと思われ、ペン1本の力で行政を動かしてしまった訳で、ホント凄いことです。

 本日はお盆に読んだ彼の本から、氏の一連の作品は舞台・人物が共通しており"桜宮サーガ"と呼ばれてますが、本作はその番外編的ストーリー、時系列的には「ジェネラル・ルージュの凱旋」の少し後あたりでしょうか。

螺鈿迷宮 海堂尊
 ある医大生が失踪者を探すべくお化け屋敷的存在の古い病院に潜入調査するお話がゴシックロマン風に描かれます。白鳥などお馴染みのメンバーと共に、正編で脇役(若しくは名のみ登場)だった人達が活躍、終盤も冒険小説風です。

 トータル400頁程の本を上下分冊にする宝島社の悪質商法が、版元が変わって(角川)も引き継がれているのはやや納得が行かないところ。

 因みに「ジェネラル・ルージュの凱旋」を読了後、録画してあったドラマ版を追っかけ視聴しましたが、原作とは僅かの共通点しか無い、全く別のお話になってました。

0 件のコメント:

コメントを投稿