夜明け前轟然と降っていた雨は朝には上がり、午後には陽光も、昨夜来の熱気は続き朝の最低気温9度は10月並み、午後は16度まで上がり完全冬装備で出掛けた外勤先の横浜では汗だくになりました。
「月9」を連発しつつ劇場版を示唆して終了した「SPEC」、元々は実現しなかった企画「ケイゾク」シーズン弐の10年越しのリバイバル、そこで以前ネットで拾っておいた「ケイゾク」映画版を観ることにしました。
ただ、その前に先日の再放送を機に発掘した「ケイゾク」を本編&特別編共に観直し、西荻弓絵とは思えない前半の巧妙なミステリー部分と、「24」も真っ青の終盤の絶体絶命度を改めて満喫するとともに、その後の「トリック」の元ネタとなる登場人物、例えば山田奈穂子(1字違い?)や矢部謙三の原型が出ていたことなど、新しい発見もありました。
で、評判の悪い映画版です。
ケイゾク/映画 Beautiful Dreamer <'00 日>
特別編からダイレクトに続く内容から始まり、中盤は孤島の連続殺人、という黄金プロット、そして終盤は謎の展開へ、TV版に親しんでいない人(親しんでいる人でも?)には理解不能でしょう。キャスティングが映画っぽくない(つまり余り豪華ではない)のがいい感じ(笑)、中では小雪の胸元と(近年とんと見かけなくなった)大河内奈々子がGOOD、確かにミステリー部分や話のまとめ方は微妙でした。幻の企画となったシーズン弐の宣伝もしています。
ただ、野々村係長に関する謎は深まるばかり、本編では"バツイチ独身"とされ、雅(みやび)ちゃんとの婚姻届を捨てられたりしていたのに、何故か映画版では妻との離婚が成立してません。また特別編と映画版で出てきた雅は高校生くらい、よって10年後の「SPEC」で顔出ししていた雅とは別人と思われますが、一方「SPEC」では雅に離婚を迫られていたので、「ケイゾク」の雅と無事結婚したと推定され、「SPEC」最終回でその通りであることが示唆されてました。
もしかしたら、"雅ちゃん"は3人かそれ以上いるのかも、某驚愕ミステリー(ネタバレになるので言えませんが)の様に。
明日はアマオケでマーラーです!
<追記>
「ケイゾク」シーズン壱および映画版のノベライズ本に載っていたシーズン弐の企画書を見る限り、シーズン弐の基本プロットは仲間由紀恵が出ていた「アンタッチャブル 事件記者・鳴海遼子」で使われてしまったようです。
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