2013年8月24日土曜日

長旅の後、ちょっと感動ラフマニノフ2番 - 松岡究&合奏団ZERO

 よく分からんけど、阪神頑張ってるらしい。今夜はスポーツニュース要チェック。

 北陸や関西の集中豪雨の影響で電車が遅れ、夜行電車に乗れず大垣駅で夜を過ごし、朝5時過ぎの始発から東海道線を乗り継いで、午後12時半頃に新宿に到着、実家を出てから17時間半経っていて、青春18切符の帰省では最長だったかも、ま、ここから家まではまだ1時間以上掛かりますが(笑)。

 木・金と職場に置いてきた仕事をやらなきゃいけないんですが、途中駅で何度も足止めを食らったり、自分の乗った電車は接続待ちをしてるのに、到着駅ではことごとく接続待ちしてくれた電車がいなかったなど、色んなイライラを我慢した自分へのご褒美に、中央線に乗り換えてアマオケへ。

 小編成ゆえ初めて聴く団体、ブラス・パーカッション中心にアシをいっぱい呼んで大編成曲に挑戦、団の名称からすると会場はなかのZERO、と思いきや、杉並公会堂。

8月24日(土) 杉並公会堂
 松岡究指揮合奏団ZERO R.シュトラウス 4つの最後の歌、ラフマニノフ Sym2番
 前半R.シュトラウスのソリストは松尾香世子 弦がまずまずの響き、(たぶんこの曲を聴く度に思ってるんでしょうけれど)終曲で「死と変容」が出てきてビックリ。後半のラフマニノフ、管は賛助でギリギリの本数揃ってます。第1楽章がかなり遅いテンポで埋もれていたフレーズもよく聴こえたのが印象的、そして白眉は再度音合わせの後の第3楽章、まずClソロがストレートな吹きっぷり、なのにプロを含めても屈指の訴求力、Fl、Ob、アングレなど他のソロも素晴らしく、弦もなかなか、松岡氏は標準的なテンポで特に粘らず全体に一筆書きの表情付け、なのに一音一音に気がこもっている感じでちょっと感動しました。そう感じた人が他にもいたのか、第3楽章後にパラパラと拍手が。ブラスは第1楽章では要所で厚みある響きでしたが、終楽章クライマックスは弦とのバランスを取ったかやや抑えめの大団円、アンコールは無し。

 表情こってり、ってタイプではない第3楽章でこんなに感動したのは初めてです。

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