2013年8月11日日曜日

3連続猛暑日の珍曲レスピーギとラフマニノフ、珍アンコール - 金子建志&千葉フィル

 全国的に記録的な猛暑、とのニュースを見て、いても立ってもいられなくなり、冗談の様に涼しい合宿地の尾瀬を朝脱出、予定より半日早く抜け出したのは、猛暑を満喫したい、ってのもありましたが、午後のアマオケが気になっていたから。

 往きに使った高速バスは午前発のものがないため、沼田まではローカルバス、その後は青春18切符で鈍行を乗り継ぎ帰京の旅、沼田で既にいい感じの、そして高崎では十分満足の熱気でした。

 午後1時半には津田沼到着、ギリギリ金子&千葉フィルに間に合いました。メインはラフ2、実は同じ時間帯にやはりメインがラフマニノフ交響的舞曲、しかも爆演系オケ、ってのがあり迷ったんですが、そちらの前プロはカリンニコフ1番、一方こちらはレスピーギの珍曲、しかも吹奏楽界ではちょっと前の「シバの女王ベルキス」的な流行りとの噂の曲、ってことでこっちを選択した次第。

8月11日(日) 習志野文化ホール
 金子建志指揮千葉フィル チャイコフスキー イタリア奇想曲、レスピーギ 地の精のバラード、ラフマニノフ Sym2番
 最初のチャイコフスキーはまず冒頭ファンファーレでのTbの鮮烈な響きに撃たれました。金子氏はケレン味たっぷりの濃い表現、本曲が如何に節操の無い曲(いい意味で)なのかを思い知らされました。続くは興味津々レスピーギの珍曲、確かにブラス活躍の場が多く楽しめましたが、びっくりする程の激しさや大音響は無し。後半ラフマニノフは思った程濃いめの表現ではなく、標準的な解釈の感、それでも終楽章クライマックス、ブラスのコラールでぐっとテンポを落としたのが効果的、そしてアンコールは予想通りラフマニノフ"ヴォカリーズ"、ただ予想に反し通常の編曲版ではなくて、最初のソロはClでなくHrが担当し、頂点部ではブラスも厚めに重ねて節操無く盛り上がる版、確かスヴェトラーノフ盤はこんな感じのド派手編曲でした。

 期待通りの熱気の中、家に帰ると合宿に出掛ける前は30度前後だった部屋の温度も32度、今年初めて満足出来るレベルになってます。

 調べてみればここ南茨城でも朝の最低27度台と当地にしてはかなり高く、日中の最高も36.8度と今年の最高値を更新、3日連続の猛暑日でした。

 このまま徹夜して明日の早朝は青春18切符による帰省の旅です!

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