あーあ、阪神余りに景気よく負け続けるもんで昨夜はスポーツニュース後に意気消沈し意識喪失、翌朝6時半に目覚ましで起きれども再度ふて寝、お蔭で久々に夢をたっぷり見ました。
今日から8月、予報は連日好い方に外れて曇りのち晴れで降雨ゼロ、ただ気温は最低21度弱、最高27度と低め、すっかりチェックするの忘れてましたが、職場構内の百日紅もとっくにピンクの花を付けています。
本日は週末読了本から、かねてから読みたかった著者で、先日やっと100円棚で発見し狂喜、ちょうど最近読んだ2冊「悪の教典」「写楽 閉じた国の幻」と同年、このミスで第5位にランクインした作品、ってことでその流れで手に取りました。
奇しくも読了したのはアマオケで(マーラーのついでに)シューマンを聴いた日でした。
因みに片山杜秀氏の巻末解説(講談社文庫版)はバリバリのネタバレなので要注意です。
シューマンの指 奥泉光
ある天才少年ピアニストとの出会いと別れが1人称で語られる、ミステリーテイストのある青春小説風、その実ほぼシューマン論、やや美文調は鼻に付きましたが、シューマンにもピアノにも興味の無い自分ですら音楽談義はゾクゾクする面白さ、一般のクラシック愛好家なら間違いなくウケると思われ、後段起きる事件すら不要と思える程でした。勿論ミステリー的仕掛けもありますが、この部分は評価が分かれそう。
<< 以下ネタバレに付き未読の方は飛ばして下さい。 >>
単なる偶然ですが、本作の前に読んだ「悪の教典」と同じ設定があって笑ってしまいました。
本作を読むまで、これまでの題材から(特に根拠も無く)著者は男性かと思ってましたが、読んでみると女性の筆致に思えました、でも調べてみると「本名 奥泉康弘」、やっぱ男性か…。
明日はアルミンク&新日のマーラー3番です!
0 件のコメント:
コメントを投稿