2018年4月14日土曜日

ノット&東響のマーラー10番、ブルックナー9番

 この日は教え子の応援、セクシー系インストアイベントを経てサントリーへ、聴いたのはノット&東響によるマーラー10番&ブルックナー9番、このコンビは外れが無い印象なので期待。

4月14日(土) サントリーホール
 ジョナサン・ノット&東響 マーラー Sym10番第1楽章、ブルックナー Sym9番
 オケは対向配置で弦バスは左奥、前半マーラーはHr4,Tp4,Tb3、冒頭Vlaがノンヴィブラートっぽい音なのに軽いポルタメント、全体的にはテンポ中庸で各パート明瞭なサウンド、不協和音のクライマックスの凄味は今一つ、ややテンポを落とし、惜しむようにしみじみ進行した結尾が印象的、音が消えた後の黙祷は10秒程。
後半ブルックナーはHr9(うち4名ワーグナーチューバ持ち替え),Tp3,Tb3、ノットは細かく強弱を付けて明瞭な隈取り、ブラスの吹きっぷりもなかなかで冒頭から壮大な音場、第2楽章の荒々しい表現も印象的、終楽章弦の聴かせ所は抑えめ、一方不協和音のクライマックスはかなりの迫力、最後の1音が消えてからの黙祷は12,3秒。

 マーラーは期待値を下回りましたが、ブルックナーはまずまずの印象。

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