さっきの有馬記念、ジェンティルドンナの激走には感動しました。応援するゴールドシップじゃなかったけど、みんなが「ジェンティルは右回り、中山はダメ」って言うから、4-5番手に考えていたのに、やっぱ歴史に残る名馬です。
朝の最低マイナス6.9度!と今季最低、そこそこの冬晴れなのにまたも練習相手おらず、職場に出て終日仕事、をした自分へのご褒美に夜はアマオケへ、と言っても事前に招待券GETするのを忘れ、友人が入手してくれたチケットに寄生しての参戦です。
聴いたのは医科学生オケのコミュニティをベースに結成した新オケ、旗揚げ公演に演奏するはブルックナーの8番、たぶんこれが今年の聴き納めです。
開演前、錦糸町から少し歩いた場所のとんこつラーメンへ、博多とんこつ系では今年2本目のヒットでした!
12月28日(日) すみだトリフォニー
佐藤雄一&交響楽団CTK ブルックナー Sym8番
弦バスが左にくる対向配置の弦は各パート安定、ブラスはTpこそ4本でしたが、Hrが10本(うち4本ワーグナーチューバ持ち替え)、そしてTbが6本!と多く、その本数に相応しい轟然たる鳴り、あと女性のTpトップが存在感たっぷり、第2楽章後に音合わせ、初めて見る指揮の佐藤氏はテンポ遅く、特に第3楽章の遅さと中低弦の動きの強調は「チェリかよ!」と、時折の急テンポアップには「それとも上岡ですか?」と突っ込みたくなる程、で優に90分超コース!その重厚長大な棒に応えての豊満な響きに大満足でした。
チケットやパンフがとってもお洒落でした。
2014年12月28日日曜日
2014年12月27日土曜日
ハイトーンびしりのブルックナー5番 - 冨平恭平&オーケストラ ハモン
冬場れ、朝の最低マイナス4度、テニスの予定無く、ゆっくり東京に出てアマオケのブルックナー5番へ。
開演前に連れと寄ったラーメン屋、店員さんがが可愛いくてGOODでした。
12月27日(土) 芸術劇場
オーケストラ ハモン モーツァルト Sym35番、ブルックナー Sym5番
前半モーツァルトでは対向配置の弦がなかなかの響き、後半お目当てブルックナーは右奥にHr6本、ひな壇後列は右にTp4,左にTb4、Tuba(女性!)と左右逆の配置、その前のFgとClも左右逆、第1楽章はブラスやや抑えめ、テンポが速かった第2楽章後に音合わせ、終楽章はTpトップ(1箇所凄いハイトーンあり!)を筆頭にブラスが朗々とした鳴り、ただ指定席で芸劇外野席だった分、迫力はぼちぼち、アンコールは無し。
明日もアマオケのブルックナー、次は8番です!
開演前に連れと寄ったラーメン屋、店員さんがが可愛いくてGOODでした。
12月27日(土) 芸術劇場
オーケストラ ハモン モーツァルト Sym35番、ブルックナー Sym5番
前半モーツァルトでは対向配置の弦がなかなかの響き、後半お目当てブルックナーは右奥にHr6本、ひな壇後列は右にTp4,左にTb4、Tuba(女性!)と左右逆の配置、その前のFgとClも左右逆、第1楽章はブラスやや抑えめ、テンポが速かった第2楽章後に音合わせ、終楽章はTpトップ(1箇所凄いハイトーンあり!)を筆頭にブラスが朗々とした鳴り、ただ指定席で芸劇外野席だった分、迫力はぼちぼち、アンコールは無し。
明日もアマオケのブルックナー、次は8番です!
2014年12月25日木曜日
脚本の妙味やや低下の映画版 - 映画 鈴木先生
「怪奇大作戦」のリメイク版をNHKで深夜やっていて数話観ましたが、完全新作なのかオリジナルをなぞっているのかが興味あるところ、また懐かしいオリジナルでは何と言っても「散歩する生首」が怖かったこと、あと「10人のインディアン」の子守唄版「10人の娘が旅をした♪」の陰鬱なメロディが子供心に強烈な印象でした。
(↑その後調べたところ、「散歩する生首」ではなくて「散歩する首」、そして子守唄のエピソードは「死神の子守歌」、しかも冒頭の歌詞は「十人の娘が旅に出た」で9人め以降が「旅をした」となるらしい。)
本日はこの日記の日付の数日後(27日?)、年末年始に一挙に放送された際に観た映画から、テレ東の名作ドラマ「鈴木先生」の映画版です。
映画 鈴木先生 <'12 日>
生徒会選挙を巡る騒動と学校で起こった立てこもり事件が描かれます。ドラマ版と比べてアクション・サスペンスを高めた分、本来の良さであるディスカッションの魅力は減った印象、いずれにせよ、元のドラマ版に馴染みがある人向き。
(↑その後調べたところ、「散歩する生首」ではなくて「散歩する首」、そして子守唄のエピソードは「死神の子守歌」、しかも冒頭の歌詞は「十人の娘が旅に出た」で9人め以降が「旅をした」となるらしい。)
本日はこの日記の日付の数日後(27日?)、年末年始に一挙に放送された際に観た映画から、テレ東の名作ドラマ「鈴木先生」の映画版です。
映画 鈴木先生 <'12 日>
生徒会選挙を巡る騒動と学校で起こった立てこもり事件が描かれます。ドラマ版と比べてアクション・サスペンスを高めた分、本来の良さであるディスカッションの魅力は減った印象、いずれにせよ、元のドラマ版に馴染みがある人向き。
2014年12月22日月曜日
ミステリー度低くリンク度高い若葉の夏 - 森博嗣「四季 夏」
実家から戻り録画で「ウィニング競馬」を見て植田萌子アナが次回で卒業、と知り大ショック!
本日はこの帰省時に読んだ本から、四季シリーズ第2作です。
四季 夏 森博嗣
「春」に次いで描かれるは真賀田四季13歳の頃、一つのハウダニットを除きミステリー度は低めながら、レギュラメンバとの更なる関わりと、「すべてがFになる」の背景がダイレクトに語られます。
犀川&西之園シリーズおよび紅子シリーズを読んでいないと、半分は意味不明ではないかと思われます。
本日はこの帰省時に読んだ本から、四季シリーズ第2作です。
四季 夏 森博嗣
「春」に次いで描かれるは真賀田四季13歳の頃、一つのハウダニットを除きミステリー度は低めながら、レギュラメンバとの更なる関わりと、「すべてがFになる」の背景がダイレクトに語られます。
犀川&西之園シリーズおよび紅子シリーズを読んでいないと、半分は意味不明ではないかと思われます。
2014年12月21日日曜日
指揮者名を関したオケのシベリウス2番 - 金山隆夫&ゴルトベルク・フィルハーモニカー
大雨だった北陸から上信越に入ると雪に変わる中、夜行バスは無事新宿着、さすがに表日本はそこそこの好天。
昼過ぎまで無線LANの入るマックで時間をつぶし、午後はアマオケのシベリウスへ、上智大オケ出身者を中心に構成された楽団とのことで、その名前は常任指揮者に因んでます。
12月21日(日) めぐろパーシモン
金山隆夫&ゴルトベルク・フィルハーモニカー ウェーバー 魔弾の射手、リスト ハンガリー狂詩曲第2番、シベリウス Sym2番
前半はHr4,Tp2,Tb3、最初のウェ-バーではTpがナチュラルTpみたいな長くてバルブの無い楽器でビックリ!続くリストは弦の鳴りとClソロがまずまず、ラストの1発がビシッ。後半シベリウスはHrとTpが1本ずつ増えて5本と3本に、金山氏は基本穏健な棒、と思ったら第3楽章などかなりのスピード、時に躓きながらも最後はブラスがそこそこ鳴っての大団円、アンコールはクリスマスっぽくL.アンダーソン、"舞踏会の美女"を楽しく。
休憩時、ホットの缶コーヒーが飲みたくなれど、パーシモン館内の自販機には飲みたい銘柄無く、公園敷地を出た所の自販機へ、4台並ぶマシンのうち、100円提供格安マシンに飲みたいものを発見、買ってみると(ホット表示なのに)つ、冷たい! 口惜しかったので、同じマシンで別の並びにあった第2希望の銘柄を購入(勿論ホット表記)、また冷たい! 意地になって3本目にトライ、しようと思っても、もうそのマシンに飲みたい銘柄無く、他のマシンにあった第3希望(但し110円)にトライ、漸くホット缶をGET、しかし、かなーり納得行きません。
コンサート後はさっさと帰って大フィルのエアチェック、続いてもう年末恒例バイロイト、例年より放送開始が早い気がします。
昼過ぎまで無線LANの入るマックで時間をつぶし、午後はアマオケのシベリウスへ、上智大オケ出身者を中心に構成された楽団とのことで、その名前は常任指揮者に因んでます。
12月21日(日) めぐろパーシモン
金山隆夫&ゴルトベルク・フィルハーモニカー ウェーバー 魔弾の射手、リスト ハンガリー狂詩曲第2番、シベリウス Sym2番
前半はHr4,Tp2,Tb3、最初のウェ-バーではTpがナチュラルTpみたいな長くてバルブの無い楽器でビックリ!続くリストは弦の鳴りとClソロがまずまず、ラストの1発がビシッ。後半シベリウスはHrとTpが1本ずつ増えて5本と3本に、金山氏は基本穏健な棒、と思ったら第3楽章などかなりのスピード、時に躓きながらも最後はブラスがそこそこ鳴っての大団円、アンコールはクリスマスっぽくL.アンダーソン、"舞踏会の美女"を楽しく。
休憩時、ホットの缶コーヒーが飲みたくなれど、パーシモン館内の自販機には飲みたい銘柄無く、公園敷地を出た所の自販機へ、4台並ぶマシンのうち、100円提供格安マシンに飲みたいものを発見、買ってみると(ホット表示なのに)つ、冷たい! 口惜しかったので、同じマシンで別の並びにあった第2希望の銘柄を購入(勿論ホット表記)、また冷たい! 意地になって3本目にトライ、しようと思っても、もうそのマシンに飲みたい銘柄無く、他のマシンにあった第3希望(但し110円)にトライ、漸くホット缶をGET、しかし、かなーり納得行きません。
コンサート後はさっさと帰って大フィルのエアチェック、続いてもう年末恒例バイロイト、例年より放送開始が早い気がします。
2014年12月20日土曜日
真打登場、「栴檀は双葉より…」の幼少時 - 森博嗣「四季 春」
雪は雨に転じ、積もる心配がなくなったので雪かき帰省は終了、これから夜行バスで関東復帰予定。
本日はこの帰省時読んだ本から、秋の課題図書の流れで同著者の四季シリーズへ突入、犀川&西之園シリーズの陰の主役であり、紅子シリーズにすらその影を落としていたあの方が、遂に表舞台に立ちます。
実は本作、「F」のドラマ版で真賀田四季を描く際にその内容がバラされちゃうかも、との懸念でVシリーズより先に読み始めたところ、(自分には)初見の人物が次々と意味ありげに登場するため、危険を感じて中断、発表順を確認し、先に書かれたVシリーズに着手した次第、いやぁ、そうしてよかったです、と言うか、そうしないと感興半減です。
四季 春 森博嗣
真賀田四季の8歳頃が描かれます。殺人事件や透明人間などそこそこ謎はあり、ミステリー的語法で解き明かしてはくれますが、何より登場人物や話の流れがVシリーズ最終巻から直接繋がっていることが最大の驚きです。
と言う訳でこのシリーズ、S&MシリーズおよびVシリーズを未読の人は読まない方が身のためです。
本日はこの帰省時読んだ本から、秋の課題図書の流れで同著者の四季シリーズへ突入、犀川&西之園シリーズの陰の主役であり、紅子シリーズにすらその影を落としていたあの方が、遂に表舞台に立ちます。
実は本作、「F」のドラマ版で真賀田四季を描く際にその内容がバラされちゃうかも、との懸念でVシリーズより先に読み始めたところ、(自分には)初見の人物が次々と意味ありげに登場するため、危険を感じて中断、発表順を確認し、先に書かれたVシリーズに着手した次第、いやぁ、そうしてよかったです、と言うか、そうしないと感興半減です。
四季 春 森博嗣
真賀田四季の8歳頃が描かれます。殺人事件や透明人間などそこそこ謎はあり、ミステリー的語法で解き明かしてはくれますが、何より登場人物や話の流れがVシリーズ最終巻から直接繋がっていることが最大の驚きです。
と言う訳でこのシリーズ、S&MシリーズおよびVシリーズを未読の人は読まない方が身のためです。
2014年12月19日金曜日
環が閉じるシリーズ最終作、種明かしは7-8割 - 森博嗣「赤緑黒白」
大雪で予定の夜行バス運行停止、に見舞われながらも別のバスを直前に見つけて帰省、小松の雪は15cm程度と大したこと無し、とは言え午前中は雪かきに忙殺、それでも前回で身体が慣れたのか手にマメはできず。
そこそこ晴れていて日中は3-6度と前回帰省時よりはやや暖かめ、ただ冬晴れの南茨城では最低マイナス4度台とのこと、自転車で移動して諸々の用事を首尾よく終了。
本日はその帰省の往き返りで読んだ秋の課題図書、漸く第10作めにしてシリーズ最終作です。
赤緑黒白 森博嗣
殺した上で現場を1色にペイントする謎の連続殺人に挑む紅子達の面々、ゾクゾクする設定の割にはファイダニット、ミッシングリンク的要素やトリックの妙味は希薄ですが、シリーズ全体を通しての謎に対する解答が8割方提示され、密接に関連する第1作を再読したくなります(ネタバレの項参照)。あとタイトルの意味(理系サイドの方)が明らかにされた瞬間の(小さな)カタルシスは「すべてがFになる」の時と同種の理系的興趣があります。
<< 以下本作および犀川&西之園シリーズのネタバレに付き未読の方は飛ばして下さい!! >>
「黒猫の三角」(ここで紅子は「名前は林、変わっているでしょ?」と言ってるらしい…)の主要人物が再登場するので、少なくともそれは読んでおかないと感興は激減、その意味犀川&西之園シリーズの第1作&最終作の図式と通ずるものがあります。
本作では新たな展開も暗示されており、次は四季シリーズへと続きます。
そこそこ晴れていて日中は3-6度と前回帰省時よりはやや暖かめ、ただ冬晴れの南茨城では最低マイナス4度台とのこと、自転車で移動して諸々の用事を首尾よく終了。
本日はその帰省の往き返りで読んだ秋の課題図書、漸く第10作めにしてシリーズ最終作です。
赤緑黒白 森博嗣
殺した上で現場を1色にペイントする謎の連続殺人に挑む紅子達の面々、ゾクゾクする設定の割にはファイダニット、ミッシングリンク的要素やトリックの妙味は希薄ですが、シリーズ全体を通しての謎に対する解答が8割方提示され、密接に関連する第1作を再読したくなります(ネタバレの項参照)。あとタイトルの意味(理系サイドの方)が明らかにされた瞬間の(小さな)カタルシスは「すべてがFになる」の時と同種の理系的興趣があります。
<< 以下本作および犀川&西之園シリーズのネタバレに付き未読の方は飛ばして下さい!! >>
「黒猫の三角」(ここで紅子は「名前は林、変わっているでしょ?」と言ってるらしい…)の主要人物が再登場するので、少なくともそれは読んでおかないと感興は激減、その意味犀川&西之園シリーズの第1作&最終作の図式と通ずるものがあります。
本作では新たな展開も暗示されており、次は四季シリーズへと続きます。
2014年12月18日木曜日
シリーズ第9作で徐々に種明かし - 森博嗣「朽ちる散る落ちる」
フジ深夜で秘宝館のドキュメンタリーを見て、秘宝館の歴史が1972年からと新しくてビックリ! 我が地元のハニベ岩窟院は秘宝館じゃないのね。
地元と言えば、北陸秘宝館の設立が歴史上重要だった、との事実も驚き、自分が石川を出た頃に出来たらしいのでその存在すら知らず。
今日も冬晴れで朝は連日のマイナス、秋の課題図書もあと2冊、Vシリーズ第9作は番外編の第8作を挟み、第7作から直接話は繋がっており、舞台も同じ研究所です。
朽ちる散る落ちる 森博嗣
研究所の地下にあった完全な密室で発見された死体の謎、そこにスペースシャトルでの殺人?なる宇宙密室の謎も絡みます。ただ後者は真剣に取り組まない方がいいかも。メイントリックは好みが分かれそうだし、終盤の小ネタもやや不発気味とミステリーとしては小味、ですがスペースシャトルの立ち位置やその他諸々のヒントによりシリーズ全体の仕掛けである作中年代や人間関係が本作で徐々に明かされます。
夜行バスでスポット帰省、の筈が上信越の大雪で運行中止(涙)、それでも動いている便を直前にGET、予定通り帰省の旅へ。
地元と言えば、北陸秘宝館の設立が歴史上重要だった、との事実も驚き、自分が石川を出た頃に出来たらしいのでその存在すら知らず。
今日も冬晴れで朝は連日のマイナス、秋の課題図書もあと2冊、Vシリーズ第9作は番外編の第8作を挟み、第7作から直接話は繋がっており、舞台も同じ研究所です。
朽ちる散る落ちる 森博嗣
研究所の地下にあった完全な密室で発見された死体の謎、そこにスペースシャトルでの殺人?なる宇宙密室の謎も絡みます。ただ後者は真剣に取り組まない方がいいかも。メイントリックは好みが分かれそうだし、終盤の小ネタもやや不発気味とミステリーとしては小味、ですがスペースシャトルの立ち位置やその他諸々のヒントによりシリーズ全体の仕掛けである作中年代や人間関係が本作で徐々に明かされます。
夜行バスでスポット帰省、の筈が上信越の大雪で運行中止(涙)、それでも動いている便を直前にGET、予定通り帰省の旅へ。
2014年12月16日火曜日
シリーズ第8作は夢の共演、たぶん牽制球 - 森博嗣「捩れ屋敷の利鈍」
予報通り午後からはかなりの風雨、向かい風の帰り道、傘さし自転車ではずぶ濡れ(涙)。
本日も秋の課題図書、Vシリーズ第8作、何と本シリーズのキャラと犀川&西之園がクロスオーバーします!
何故か本作から組版(活字の段組)が粗くなってます(41字×27行から38字×26行へ、初版第1刷なので間違い無いところ、)。本作だけ枚数が少ない(笑)せい? それともたまたま講談社文庫がこの時期から組版を改めただけ?
捩れ屋敷の利鈍 森博嗣
本シリーズで何度か問題になっていた秘宝を巡って起きた2つの(準)密室殺人に、レギュラメンバ保呂草と西之園萌絵が推理合戦を繰り広げる、ある意味番外編的な内容、コテージの密室のアイデアはなかなか独創的ながら、秘宝消失の謎は割れやすい、と読んでかまたまた蛇足的なオチも。
<< 以下ネタバレに付き未読の方は飛ばして下さい!! >>
このあたりまでくると大概の読者が本シリーズの登場人物と犀川&西之園シリーズの登場人物との関連についてある推測をすると思われるため、それに対する牽制球を投げたものと解釈出来ます。しかしビートル長持ちし過ぎ、それとも同じ車種に乗り換えてるのか?
本日も秋の課題図書、Vシリーズ第8作、何と本シリーズのキャラと犀川&西之園がクロスオーバーします!
何故か本作から組版(活字の段組)が粗くなってます(41字×27行から38字×26行へ、初版第1刷なので間違い無いところ、)。本作だけ枚数が少ない(笑)せい? それともたまたま講談社文庫がこの時期から組版を改めただけ?
捩れ屋敷の利鈍 森博嗣
本シリーズで何度か問題になっていた秘宝を巡って起きた2つの(準)密室殺人に、レギュラメンバ保呂草と西之園萌絵が推理合戦を繰り広げる、ある意味番外編的な内容、コテージの密室のアイデアはなかなか独創的ながら、秘宝消失の謎は割れやすい、と読んでかまたまた蛇足的なオチも。
<< 以下ネタバレに付き未読の方は飛ばして下さい!! >>
このあたりまでくると大概の読者が本シリーズの登場人物と犀川&西之園シリーズの登場人物との関連についてある推測をすると思われるため、それに対する牽制球を投げたものと解釈出来ます。しかしビートル長持ちし過ぎ、それとも同じ車種に乗り換えてるのか?
2014年12月15日月曜日
シリーズ第7作はクローズドサークル、画期的な見取り図付き - 森博嗣「六人の超音波科学」
昨夜のフジ、F1ダイジェストの第3回、最初にマーラー5番の冒頭が!
最低-5.5度と今季初のマイナス5度割れ、霜柱ザックザク。
本日も秋の課題図書、Vシリーズ第7作です。
六人の超音波科学者 森博嗣
いつもの面々は怪しげな研究所を訪問、途中の橋が落ちて文字通り"嵐の山荘"的クローズドサークルとなる中で起きる殺人、加えてこれまでに無かった危機的状況も。やや無理がある部分もありますが、ファイダニットも兼ねたミステリー度もなかなか。
なにより注目すべきは見取り図が付いた点、森作品では初めてなのでは? これまで氏の作品では舞台がイメージできず何度もイライラさせられてきただけに画期的! ま、見取り図の存在そのものが作者の罠、という説もありますが(笑)。
最低-5.5度と今季初のマイナス5度割れ、霜柱ザックザク。
本日も秋の課題図書、Vシリーズ第7作です。
六人の超音波科学者 森博嗣
いつもの面々は怪しげな研究所を訪問、途中の橋が落ちて文字通り"嵐の山荘"的クローズドサークルとなる中で起きる殺人、加えてこれまでに無かった危機的状況も。やや無理がある部分もありますが、ファイダニットも兼ねたミステリー度もなかなか。
なにより注目すべきは見取り図が付いた点、森作品では初めてなのでは? これまで氏の作品では舞台がイメージできず何度もイライラさせられてきただけに画期的! ま、見取り図の存在そのものが作者の罠、という説もありますが(笑)。