2006年4月8日土曜日

ハーディング&東フィルのマーラー2番

 昨夜「Happy」ドラマ版を観て、これがテニスの話だということを初めて知りました。絵はよく見かけてはいたんですが。

 この週末、ここ南茨城は昨日の花冷え(終日10度以下)が効いて桜は大分残ってますが、都心はかなり散ってます。その桜吹雪が舞い散る中、午前中はテニス、そして午後はコンサートといつもの休日。ハーディングの指揮を実演で聴くのは初めてです。

4月8日(土) 文京シビックセンター
 ダニエル・ハーディング指揮東フィル マーラー Sym2番
所によっては妙に粘ったりもしますが、全体としてはやや速めのテンポでメリハリのはっきりした演奏。特に驚いたのは、それ程細かく棒で指示している感じでも無いのに、各声部がとても明晰に、しかもそれぞれが主張を持って響くところ。その意味室内楽的な透明感を感じました。また第1楽章や終楽章の金管を中心とした鳴りも迫力十分で、まずは満足の演奏でした。一番印象的だったのは第2楽章、棒を拍ごとでは無くてフレーズごとに振っており、そのせいでテンポは非常に速い割に旋律は起伏に富み、東フィルの弦から聴いたことの無い様な瀟洒な表情を引き出していました。

 まだ30歳くらいとのこと、恐ろしい才能です。

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