日曜の午後、アマオケのマーラー5番の後、西村由紀江さんのピアノを経由して期待のヴァンスカ&ラハティ響へ。
初来日の際のシベリウス交響曲全曲チクルス以来、ピアニシモへの拘りと精緻で時に豪快なヴァンスカの音作りに魅せられています。
10月8日(日) サントリーホール
オスモ・ヴァンスカ指揮ラハティ交響楽団 シベリウス タピオラ、グリーグ PC、シベリウス Sym5番
タピオラの実演は初めてで曲想すら記憶にありませんでしたが、一音一音に漲る緊張感とダイナミクスの広さは相変わらずのヴァンスカ節。グリーグ(何故?)ではオケの均質な音色が印象的。ソロのポホヨネン(子供にしか見えませんでしたが一応20代)は拍手に応えてグリーグを更に2曲アンコール演奏。
かなり空席が目立ったので、後半はRAからLDへ移動(ごめんなさい)。これが大失敗で、音が飛んでこないし、解像度も悪くなった印象で、5番はややシャープさに欠ける演奏に感じました。それでもラストの金管の咆哮する高揚感はこのコンビならではの壮大さでしたけれど。盛大な拍手に応えてのアンコールは何と4曲! いつもの通り、「悲しきワルツ」以外はマイナーなシベリウス作品ばかりでした。
まあ、アンコールの多さで納得はしましたが、期待程では無かった感じです。前回来日の2番といい、今回の5番といい、初来日時の演奏よりは落ちる気がしたのは、こっちの期待感のせい? でも明日の東京文化公演も、安い席が残ってたら行こうかな。(←結局自重しました。)
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