2007年12月19日水曜日

インバル&都響の明快6番

 このところ夜空に一際輝いている火星、今夜が最接近とのことです。

 朝はマイナス3度(と言っても平年がマイナス2度)、曇りがちで日中も7、8度と寒めの一日。

 今夜はインバル&都響の6番、6番と言えば、自分にとっては30年程前にFMオンエアされたインバル&フランクフルト放響の本拠地でのライブがこの曲の原点で、第3楽章の美しさと終楽章前半の緊張感が最高でした。今日はどうでしょう。

12月19日(水) サントリーホール
 エリアフ・インバル指揮都響 マーラー Sym6番
(1階最前列で真ん前がチェロ、という席だったため音のバランスが悪く、感想はいつも以上に当てになりません。)
 曲順は従来型でアンダンテは第3楽章、インバルは1-2楽章と3-4楽章をそれぞれほぼ続けて演奏しました。気心知れているオケのせいか、最初の2楽章は強引な表情付けは少なめでオケ任せの部分も多く、アクもほどほど、第1楽章コーダでの緩急の激しさがやや印象的。第3楽章では表情付けが一段細やかで、木管の美しさと矢部達哉率いる弦のチャーミングさもあってここが白眉か。終楽章はやや速めのテンポでメリハリくっきりの音作り。Hrは全体を通じてよく鳴ってましたがTp,Tbにより一層の迫力が欲しかった感じです。

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