2009年7月1日水曜日

飯森&東響の8番

 あっという間にもう7月、この日も時たま小雨の交じる梅雨空で気温は終日ほぼ20度台前半、昨日より痛みが倍加した左脚を引き摺りつつ参戦した2回戦、瞬殺されてお小遣いは3,700円。

 歩くのがかなりシンドイ状態ながら夜はミューザへ遠征して「千人」、杮落としで秋山&東響の同曲を聴いてからもう5年も経つとは、トシを取ると月日の経過が速い(早い?)です。

 皇室の誰かが来ていたらしく、かなり物々しい警備、まずホール入口のもぎりに着く前に何と所持品検査&金属探知機が! ホール内も末席に至るまで全セクションにSPが配されてます。コンサートで皇室メンバーや首相と一緒になることはままありますが、こんなことは初めて。

7月1日(水) ミューザ川崎
 飯森範親指揮東響 マーラー Sym8番
対向配置のオケの背後に独唱陣と少年少女合唱、その上のPブロックおよびその両隣のブロックに合唱を配し、バンダはオルガン前(オルガン脇の席だったので残念!)。冒頭からそうでしたがおおむね強奏部はやや速めのテンポでどんどん進み、緩徐部は少し遅めで弦が歌う部分中心にやや粘る感じ、ただ後半で4本のハープが流れる中、弦がppで歌いだす部分はあっさり。木管陣は時に思いっきりいい吹きっぷり。栄光の聖母による澄んで通る歌声が3階LAバルコニーから降ってきて始まるクライマックスはややゆったりテンポでなかなか重厚な音響、ただ個人的には本隊・バンダともブラスはもうひと吹きして欲しかった。

 3階右バルコニー奥はほぼオケの後ろ側、8番はPブロックなど後方の席は合唱に使うため、この曲で指揮者を正面から見ることは余り無いため単純比較は出来ませんが、少なくとも自分が歌った時のコシュラーとヤマカズに比べると、飯森氏は合唱に向けてマメにキューを出してくれる分かりやすい指揮でした。

0 件のコメント:

コメントを投稿