2010年3月25日木曜日

インバル&都響のブルックナー8番第1稿


 TBS深夜帯特番の「記憶の海」、主演の娘はぱっとしない印象ですが、昨夜のみ登場した教授の娘役は妙に可愛かったです。

 昨日に続き終日の雨、気温も朝以降少し上がったとは言え4、5度台と低め安定、予報に反し深夜12時を過ぎても降り続いています。

 今日から数日首都圏ではインバル&都響、スクロヴァチェフスキ&読響、そしてティーレマン&ミュンヘンフィルとブルックナー8番のそろい踏み、しかもそれぞれ版が違うらしいです。

 ティーレマンは学会発表と重なり断念(本当はチケット代高過ぎて手が出ず)しましたが、国産オケ2種は何とか入手、まずは今夜のインバル&都響、ノヴァーク番第1稿による演奏とのことです。

3月25日(木) 東京文化会館
 エリアフ・インバル指揮都響 ブルックナー Sym8番
まず目を惹いたのが9本もいたHr族、うち4本のワーグナーチューバはほぼ専業、Hrに持ち替えたのはほんの一時でした。第1楽章にffのコーダがあるなどブルックナー未熟者の自分でもビックリする程聴き慣れた版との違いが多かったです。インバルはリズムパート中心にメリハリある音作り、ブラスの開放度は昨秋同コンビの5番より低めの印象で、強奏部でも柔らかめの響きでした。コーダへ向けてppから盛り上がる部分で、(普通の)チューバが一瞬抜群の存在感を示したところが印象的。

 今日のお客さんもお行儀が良く(笑)、最後の一音の余韻が消えるまで拍手は起きませんでした。

 明日はミスターSと読響の同曲です!

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