2010年3月26日金曜日

ミスターS任期満了、有終のブルックナー8番 - スクロヴァチェフスキ&読響

うーむ、フィギュアの世界選手権男子フリー、ショートを留守録で観た際、「フリーは生放送で」とのコメントがあったのですがTV誌の番組表には無く、昨夜は「24」「マノスパイ」と観たこともあり3時半過ぎまで8chをチェックしたのですが始まる気配無く就寝、その後の早朝ワイドの時間帯に生放送したとは痛恨でした。ま、男子だから残念度は低めですが。

 2日前の夜から雨は予報より遅く夜半まで降り続き、これで(たぶん)50時間以上やまなかった訳で、それなりに珍しいかも。その雨も早朝にはあがりましたが雲が多かった一日、しかも予報に反し夕方にはまたも雨、気温は最高10度と平年より低めながら昨日寒かったせいか暖かく感じました。

 夜は昨日に続きブルックナー8番、今夜は馴染みのある版(ノヴァーク版第2稿?)で、振るのはこの3月で読響を去るスクロヴァチェフスキ、ブル初心者の割にはこのコンビではよく聴いており、7番4番5番9番ときました。

3月26日(金) サントリーホール
 スタニスラフ・スクロヴァチェフスキ指揮読売日響 ブルックナー Sym8番
昨日と同様がHrが9本も!(但し今日は4本のワーグナーチューバはまめにHrに持ち替えてました)、そしてハープも3本!(ただ存在感は2本だった昨日の方があり)、ワーグナーチューバとチューバを並べたせいか、Tbの右にTpがくるVPO風の配置。ミスターSの音作りはこれまでと同様フレーズ毎に強弱を大きめに付け、楽器間のバランスも時に個性的、ブラスの鳴りは9番の時よりは抑え目で5番の時に近い印象、それでも弦と併せ要所では豊麗な響きでした。ほどほどの情感を込めて歌い上げた第3楽章が美しく、息づく様に強弱を繰り返して進む終楽章、fとffを使い分けた感じだったコーダの仕上げ、任期最後のラスト3音「タタタン」がインテンポ?で速かったのにはビックリでした。

 さすがにミスターSお別れ公演ともなると今日のお客さんもお行儀が良く、拍手が起きたのは最後の余韻が完全に消えてからでした。

 ブル8尽くしの仕上げは家に帰ると待っていた、留守録されたネゼ=セガンの同曲でした。

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