昨夜久々に晴れた夜空ではいつの間にか円くなったお月さんが望め、朝は予報通りマイナス3度の冷え込み、久々に霜柱や水溜りの氷を踏み割っての出勤でした。
昼前に会議があって学会と職場片道自転車30分を2往復、道中にいくつかある桜並木、一昨日は気配も無かったのに、よーく見るとこの2日間で僅かに咲き始めています。
日中はよく晴れてギリギリ10度に届きましたが、何となく寒く感じました。学会最終日は早めに終わり明るい内にサントリーホールへ、アーククヒルズ西側にある坂道の桜はもうほぼ満開でした。
聴いたのはインバルの3番、彼の振るマーラーは内外のオケでかなり聴いてますが、3番は初めてなのでとても楽しみ。
3月30日(火) サントリーホール
エリアフ・インバル指揮都響 マーラー Sym3番
Pブロック前2列に少年少女合唱約60人、その後方3列に女声合唱約50人を配置、9本揃えたHrが冒頭から雄渾に咆哮した第1楽章、インバルはたまにしか粘らず全体的にテンポ速めで時にオケが着いて来ない程(特にコンミスソロは本人が弾きたい速度との齟齬大)、弱音部の大太鼓がかなり強め、Tbソロはまずまず、片方のティンパニの音程が悪かったのが残念。第2楽章はやや細かめの表現、第3楽章のポストホルンソロは本当にポストホルンを使った(カーテンコール時に見せてました)のなら見事。
この後(予定通りなのか)インバルは中座してオケはチューニング、3分以上間があってソリスト(児童合唱の真ん中へ)とともにインバルが戻り再開、Obソロがグリッサンドっぽくないスラーだった第4楽章は明るめの響き、第5楽章は女声合唱を上回る児童合唱の声量(普通は負ける)が印象的、そして終楽章、やや速めのテンポながら、弦の旋律を中心にそれまでの不満を払拭するベタな表現、棒が曖昧になって乱れる部分もありましたが、これだけ粘る終楽章を聴くのは久し振り、コーダへ向けてのppの金管コラールで不安定な入りだった割にはハイトーンを柔らかく奏したTpはクライマックスの吹きっぷりもかなりのもの、最強音のスケール感はそこそこ程度でしたが、まずまずの大団円、終わりよければ全てよし?
マーラー慣れ&インバル慣れしている都響にしては完成度が低かった(ブル8と間が狭過ぎ?)ので、明日はもっと良くなると思います。
終演後の帰り道、ANAホテル脇の桜坂?の桜も見事に咲いてました。今夜もお月さんが綺麗なので、そこそこ冷え込みそうです。
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