がーん、フランス出張の間留守録してあった貴重なコンセルトヘボウ管のFMライブ、ハイティンク指揮するブルックナー7番とマゼール指揮するマーラー6番、昨夜確認するとどちらもブームノイズまみれになってます(涙)。ここ数ヶ月は常時出るようになったこのノイズ、未だ原因不明、別電源のアンプやDATのON/OFFを数回すると消える、という対症療法はあるんですが、留守録では如何ともし難く…。
台風接近の影響で風強く、空のあちこちに灰色の積乱雲、それでも日中はたまに降る程度で半分は陽が射しており、最高32度台と残暑を維持、セミの声はますます少なく、一方夕方以降の虫の大合唱はかなりのもの。
早起きして東京に出て午前練習、午後アマオケと典型的休日、聴いたのは大好物のローマ3部作、それに初耳の「教会のステンドグラス」まで、そしてオケはこの2月に素晴らしいマーラー3番を聴かせてくれた団体、期待大です。
9月17日(土) すみだトリフォニー
松元宏康指揮オーケストラ ハモン レスピーギ ローマの噴水、ローマの松、教会のステンドグラス、ローマの祭
オケは弦バスが左奥の対向配置、ただ管楽器は前回と違って普通の並びです。最初は噴水、トレヴィの泉でのブラスが豪快でした。次は松、ジャニコロのClソロは前半同型パッセージを3回繰り返すのですが、2度目をかなりの弱音でやらされてシンドそうでした。アッピアのバンダは3階バルコニー席両翼舞台寄りから舞台に向かって吹く趣向(LにTp2、RにTp2+Tb2、かな?)、1階席中央に座ったのはその効果を味わうためにはやや失敗だったかも、それでも舞台上の本隊、特にTpが豪快な吹きっぷりでかなりの大音響でした。
後半はステンドグラスから、ブラスが暴れた2曲目のラスト1音はドラがジャーン…と30秒近くの余韻、そしてオルガンが大活躍しブラス朗々だった終曲ラスト1音は大見得切って長ーく伸ばす、とケレン味たっぷり。トリは祭、チルチェンセスのバンダTp3本は舞台右袖で豪快な鳴り、十月祭のマンドリンはオルガン脇バルコニーに登場、そして何より凄かったのは本隊の1stTp、トスカニーニ&NBCの名盤を思わせる程の暴れっぷりで、プロアマ通じ同曲で1、2を争う凄絶さでした。豪快なTbや厚みのある弦など全体の音響も本日の白眉でした。アンコールは主権際のクライマックスをもう1度。
祭に関してはアマオケでは過去最高、プロを含めても屈指の演奏でした。ところでチルチェンセスのバンダ3人のうち2名は出番終了とともにハケたんですが、1名はオケの真ん中辺り、弦の後ろか木管の前に加わりました。Tp奏者がTp以外の楽器、それもパーカッション("祭"だけに)以外に入るなんて初めて見た気がします。
明日は雨が降ればアマオケのマーラー9番に行くかも。
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