2011年3月4日金曜日

シャイー&ゲヴァントハウスの劇的ブルックナー8番

昨日同様、風強く気温低めの冬晴れ、ただ寒さも強風も前日よりマシ、その代わり何故か宿舎の室温は昨日より下がって9度とまたも10度割れ(涙)。

 夜は急遽参戦が決まったシャイー&ゲヴァントハウス管、急に決まったのはチケット代が高騰し、入手を躊躇していたから、このコンビ最初の来日だった3年前(結局は中止(2008/1/17))は4000円だった最安席が、円高が進んだこの時節だと言うのに、何とその倍の8000円に設定されてます!

 その招聘元の姿勢に納得行かず、ボイコットだ!と息巻いてました。

 が、自分一人がそう言っても何の意味も無いし…、仕切り直しだった2年前の来日では、オケに火を点けたマーラー1番陽性のブルックナー4番、どちらも良かったし…、ゲヴァントハウス管のブルックナーと言えばブロムシュテットとの7番も最高だったし…、とあっさり志を枉げてヤフオク等で最安席を探索すること2か月、公演前日深夜12時半にようやくGETしたチケットです。

 会場のサントリー、貧民席は9割程度埋まってますが、S-Aなど高そうな席は6-7割の入り、やはり売れ残ったようです、強気の価格設定との関係は不明ですが。

3月4日(金) サントリーホール
 リッカルド・シャイー指揮ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管 ブルックナー Sym8番
オケは対向配置、右端にハープが3台! Hrは9本、うち持ち替えのワーグナーチューバ4本の隣にチューバ、4番の時もそうでしたが、シャイーのスタイルは宗教的な敬虔さとは反対で、よりロマンティックに、より劇的に、という感じ、個性的な強弱もしばしば、濃いめの表情付けで進行した第3楽章、シンバルの入るクライマックス後に弦が残る部分で1音1音見得を切りまくっていたのが特に印象的、オケは弦がさすがの均質な響き、ただ要所ではその音の肌理が荒れる程にシャイーが煽っていて、この老舗オケにここまでやらせるか、って点で凄かったです。ブラスはその弦を消さない8分程度の吹きっぷり、終楽章ではTpが時たま9分程度になってましたが、コーダではほぼ8分程度と弦管のバランス保持、それでもオケ全体では重厚なサウンドを満喫しました。

 シャイーは1-3楽章全て、最後の音が消えてからも数秒棒を上げたまま、なのに棒が下りる前に咳をどんどん始める人が方々にいて、「TV中継も入ってるのに、これじゃあ、終楽章も余韻が残るうちにブラボーや拍手が出ちゃうだろうな」と思っていたらさにあらず、最後だけはお行儀よく、(ほぼ、ですが)棒が下りてからの拍手喝采でした、久々だったかも。