2014年7月17日木曜日

シリーズ第7作、その実別シリーズの第2作 - マイクル・コナリー「夜より暗き闇」

 今日は今週に入って初めて30度に届かず(涙)、今年のセミは例年より1週間程早く鳴き始めましたが、ほぼセミニイニイゼミの声ばかり、アブラゼミすら余り聞こえません、と思っていた昨日、お昼休みにミンミンゼミの、そして夕方にはヒグラシの声も。

 因みに先週京都ではクマゼミがシュワンシュワン言ってました、コイツの声が1番夏っぽい。

 本日は少し前に読んだ本から、ボッシュ・シリーズの第7作にして、「わが心臓の痛み」の主人公マッケレイブの第2作にもなっており、しかも「ザ・ポエット」の主人公マカヴォイまで絡む豪華キャストです。

 講談社文庫版の装丁はプラド美術館のあの絵、これぞボッシュ!

夜より暗き闇 マイクル・コナリー
 マッケレイブが挑む猟奇殺人からは意外な容疑者が浮かび上がり、ボッシュは法廷でハリウッドっぽい殺人犯を追いつめます。ストーリーの軸はマッケレイブ側にあり、第3者から見るボッシュが描かれる点が面白いところ、2つの事件が交叉する妙味はなかなかです。

 実は本作の上巻を手に実家に帰った4月上旬、丁度父が亡くなって、そのドサクサで本を失くしてしまいました。その後いくら探しても見つからず、6月頃諦めて実家小松のブックオフの100円棚で買い直しました。すると案の定、マーフィーの法則?通り、あっさり元のが出てきました(笑)。

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