2014年7月20日日曜日

インバル&都響の10番全曲

 曇り時々雨、今日も真夏日に届かず(涙)、5日後にこれを書いてるのですが、ボケ老人ゆえこの日の午前中何をしてたか思い出せません(涙)。

 午後はアマオケによるマーラー7番、の筈だったんですが明日実家の母の様子を見に行くことになり、そうすると購入済の明日のインバル&都響の10番を聴けなくなる、という悲劇。

 挽回策としてアマオケ7番は断念、心優しい知人にインバル10番のチケットを20日⇔21日で交換して貰って、インバル&都響のチクルスの掉尾を飾る演奏会に無事参戦となった次第。

7月20日(日) サントリーホール
 エリアフ・インバル&都響 マーラー Sym10番 <クック版全曲>
 クック版の旧版と改訂版との折衷版とのこと、弦は音域順、ブラスはHr5,Tp5,Tb4と多め、テンポはほぼ標準、例によって唸り声を上げて弦中心に独特のアクセントを付けつつも、丁寧な音作りで粘りはやや少なめ、第1楽章ではVlaが存在感、両端楽章で現れる全奏不協和音の迫力はまずまず、特にTpハイAの叫びは(たぶん)ここだけ短めの管に持ち替えて安定した吹きっぷり、第2楽章は変拍子の食いつき悪し、その後に恒例のインバル中座を挟み第3楽章以降は続けて演奏、改めて聴くとHrトップが結構な負担、でも見事にこなしてました。終楽章冒頭、黒布を掛けたバスドラムの凄みまずまず、Flソロも適度な痛切さ、ブラスの爆発度は期待より低めながら、終盤に弦が全力で主題を再現する部分は団員の一所懸命さも伝わってなかなかの訴求力、ラスト往生際悪く弦が再度強奏する部分では先日の9番クライマックスと同様、ボウイングを合わせず各自激しく弓を上下させる独特の表現、音が消えてからの黙祷は6-7秒と短め。

 前半いま一つの感はありましたが、終楽章がまずまずだったので「終わりよければ」って感じでした。

 この後一旦家に帰り、留守録を目一杯セットし、再び東京に出て夜行バスで実家石川へ。

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